Monday, June 30, 2014

小川山レイバックでクラックデビュー

■ クラックデビュー

自然が作った不思議造形 小川山レイバック

今日は、一体どうした運命の巡りあわせか、小川山レイバックに登ることになりました☆

先輩リード中
ほへ~ 私にとっては、どこか遠い世界の、どこか遠い話に聞いたことがあるだけの、小川山レイバック・・・日本で一番有名なクラックルートです。

しっかし、私に小川山レイバックを登る日がくるようなことになろうとは・・・。

人の人生とは、分からないモノですねー。

これはひとえに先輩が、同じ岩場の クレイジージャムに登りたかったから・・・というのが理由ですが、そうは言っても、なんとかトップロープだったら、登れるんじゃないか?と思ってくれなかったら、誘わないはずなので・・・

先輩はクレイジージャム完登! いや~おめでとうございます。






■ ビレイ

私にとっては、初めて、自分の限界グレードをトライしている、真剣勝負のクライミングにおける初ビレイになりました。

真剣勝負のクライミングでは、ビレイも真剣勝負ですから、あんまり信頼ができないと思っている人には頼めないと思うので、大変光栄でした。 もちろん、しっかり、細かくロープ操作してビレイしました。

3ピン目を取るまでは超・真剣。 一応下はハングしていてぶら下がることができる場所でしたが、ランニングがカムなので、衝撃荷重はうれしくない。

ビレイは必ずクライマーの真下に立つことにしています。墜落で私が壁に激突しないためです。 上にジャンプする方角なら、墜落の衝撃の吸収になります。

真下に立つと、先輩が核心部に入ってからは見えないので・・・ロープだけが意思疎通の頼り、となり・・・、なかなか流れないロープ・・・苦労してるんだろうなぁ・・・。苦労が見えた・・・。というかロープから感じた。 

やっと上から「やったぁー!」という声が聞こえてきてからはホッとしました☆ 

しかし、

・クラックデビュー
・限界グレード更新

となり、ホントに良かったです☆

私の軽量シングルはこういうケースには重宝なロープのようです☆ 
小川山レイバックの根元はこんなバルコニーになっています





















 ← これがクレイジージャムの下部・・・すごく不思議な形。

クレイジージャムは小川山レイバックが南面にあるのに対し、北面にあります。


















でっかいカム
■ ダイヤモンドスラブ

私は、小川山レイバックを3回トライし、なんとか、ハンドジャムというものが効くモノだ、ということを理解して、親指岩終了。

その後は、屋根岩2峰に移動して、セレクション下部のダイヤモンドスラブへ行きました。

蜘蛛の糸というクラックがあるからです。

ダイヤモンドスラブは、やっぱり怖かった!したに5.8の短いクラックがあるので、試してみたら・・・
あれ~難しい。

ここので出しから2,3歩目のほうが、小川山レイバックより難しく感じました・・・(汗)

ハンドジャムは効くけど、その次のガバまで遠く、もう一回どこかを持ちたいのですが、持つところがない・・・ハンドジャムはフレアになっていて空間がありすぎて、効かない・・・結構苦労しました。 

ダイヤモンドスラブも苦労しました・・・いや~スタンスもホールドものっぺりしていて、ホントに5.8?!って感じ・・・

テーピングも教わりました。
ちょっと冷や汗をかいた後は、サクッと懸垂2Pで降りて帰ってきました☆





Sunday, June 29, 2014

初心者だけのツルカメスラブ&春のもどり雪

■リスクを取るのがリーダー

今日は仲間3人で、初の ”自立したクライミング”でした☆ 相方は初・マルチリード☆ リーダー誕生です☆

クライミングでは、一番初めに登ることを リード、と言います。英語でLead。

リードは、セカンドとは全く違い、自分の上にはロープがないので、リスクが一気に大きくなります。

リードするということと、トップロープで登ることは、全く別の活動と言っていいくらい、違う活動です。

リードは、命がけ。一か八かと言うところを頑張らないといけません。トップロープはリードと全く同じムーブをやったとしても、所詮安全が担保された中でのことです。一か八かリスクを取る、という要素はありません。

リスクテイキングがあるかないか?で、難易度というのは、2つも3つも違います。

Leadする人のことを、Lead Climber といいますが、Learder、リーダー、 ともいえます。日本語でリーダーと言えば、一般に指導者を指しますが、本来は、先導者、という言葉がより正確なのだと思います。

その先導者は本来は、”上手く行くか行かないか分からないこと”に対して、”自らリスクを取って”、”他の者のため”、先導する者、というのが、正しい意味だったのだ、とクライミングにおけるリードを知って思いました。

昨今の政治リーダーシップには、まったくリスクテイキングが含まれず、つまるところ、まったくリーダーはリードしておらず、単純に前人が行ったことをまるっきり踏襲しているだけです。 リスクを取らないリーダーはリーダーと言えないんですよね・・・

そんなことを考えた今日でした☆

■ ツルカメスラブ

今日は、簡単にトップロープが張れて、スラブの練習ができるところということで、午前中はツルカメスラブに行きました。 

前日がすごい雨だったそうなので、岩が濡れていて、嫌な感じでした。

各自3本づつTR。 その後、台湾の人がやってきて、ここを登らせてくれないか?というので、ロープを貸してあげて、午前中は終わりです。

ここでは面白い出会いがありました。この台湾の人たちは、アジア選手権に出たほどのクライマーの女性と少女でしたが、その人たちの同行者がイカロスという、きっとすごいクライマー集団に違いない、と思わせる、腕の発達した男性クライマーと、台湾語ペラペラの女性のコンビでした。

台湾はお正月に行くと、とっても良いクライミングライフが過ごせるのだそうです。

私たちは、まだまだへっぽこクライマーズですが、頑張って、登っているのを神様が評価してくれたみたいで、ちょっとうれしくなりました☆


■ 春のもどり雪

しかし、アプローチで迷ったり、ロープを貸してあげたりと、贅沢な時間の使い方をしてしまったため、肝心のマルチピッチでのロープワークの時間が押してしまい・・・(^^;)、春のもどり雪についたら、もう1時半! あ”~ です。

春のもどり雪は先客がおり、擬似リードを設定して、リードの練習中でした。最後の一人が終わるのを待って、2時スタート。

途中、晴天なのに雨が降ってきて、また岩が濡れるな~とイヤだな~と思っていましたが、ギリギリでお天気はセーフ。

2P行ったところで15:30となり、もう下山の時間で、降りることにしました。

あと1ピッチあったのですが、大ランナウトだし、3人が各時登攀するのは、結構時間がかかるので・・・。

今日は、相方が初リードで、初のリーダー役。私がラストのクライマーでサブリーダー役です。 

前回は、連れて行ってもらったので、相方はサブリーダー、私がセカンドでした。
一個一個ランキングを上がる感じ(笑)?

■ 今日の課題 ロープワーク

今日の課題はやっぱりロープワークでした。

3人の時のロープワークは、ちょっと考えてやらないといけません・・・ 今日は2本のシングルを持って行ったのですが、1本でビレイし、一本は単純に引いていきました。

が、これだと、3番目の人のロープがどこの中間支点も通らないので、最後の人はクライミングのラインによっては大きく振られることになり、危険です。

これを避けるためには、セカンドの人に要点要点で、ランニングに、3番目の人のロープを通してもらわなくてはならなくなります。

が、セカンドの人は一番弱いからセカンドなので、そのセカンドの負担が増えてしまいます。

この場合は、セカンド・サードの位置を入れ替えるか、最初からリードが3番目の人の登るラインを考えて、中間支点に2本目のロープも通すかしないといけないようです。

また、ロープアップから、ビレイ解除⇒登っていいよ、のコールが聞こえてこないという問題が・・・。誰が何をどうコールすべきかの確認は必要なようです。 コールは余計なことを言わないというのも必要かもしれません。

■ 懸垂支点

今日は念願の?(笑)懸垂支点の写真が撮れました(^^)












































このような懸垂支点です・・・ 残置スリングの束。 

新しいスリングが中に見えますが、これは、この黄色いスリングを置いて行った人も、この擦り切れた残置スリング、なんかヤダ・・・と思ったのでしょう。

この支点の場合、立木が完全に信用できるので、信用できないスリングは、介すほうがリスクが大きくなります。

このようなたくさんの残置スリングの束にかかったリングを懸垂支点としないとならない場合ですが、

1)最初から信頼できる立木にロープを回しかける
2)バックアップを取る

の2つがあります。 

私はシンプルなので 1)が好きですが、ロープが回収しづらくなる、というリスクがあります。ロープと木がこすれてロープも立木も痛みます。(がアルパインでそんなことを言っている人はいなさそうです。シビアな場所では、支点になるものは何でも支点にします。がリングだとロープが扱いやすいです。)

2)の場合ですが、バックアップは、ロープそのものにつけることが大事だと思いました。

また、第三の提案として、

3)回収可能な懸垂支点をバックアップとして使う

のも良い案だと思いました。


全体で、とても楽しいクライミングデーでした☆ S田隊長、おめでとうございます!!




Friday, June 27, 2014

山はサットバ

透明な光・・・
普段は日の出とともに起き、4時半ころに目覚めるのに、今日はなんと夫の「行ってきま~す」で目が覚めました…

やっぱり、沢、それなりに疲れていたんですねぇ…。

沢では小鳥のさえずりで目覚めました。

小鳥のさえずりで目覚めること…それは、人間に与えられた至福の一つではないかと常日頃思っています。

ただ今の家で残念なのは、小鳥だけでなく、すぐ50m位先の旧道の車の騒音が、小鳥のさえずりのバックグランドミュージックなことです(^^;)。 まぁ贅沢は言えませんね。

■小鳥のさえずりで目覚めること

小鳥のさえずりで目覚めることを人の暮らしの理想だと思い始めたのは、20代の前半にアメリカに渡航してからです。

渡航先の家は、家と家の間が、隣が見えないくらい遠く隔たり、バックヤードといえば、日本の水田一田くらいあり、家々は、それぞれ林に囲まれ、フリーウェイから木立の中を縫って、やっと辿りつくのです。スーパーまで徒歩40分。

クリアな空気
そんな場所ですので、電線の上をリスが楽しげに走り、アライグマが小川ならぬ庭先の水で手を洗い、バックヤードにはバンビが人間を偵察に来ます。

ダイニングからは、マウントディアブロが見える。よくコヨーテが出る山でした。(ディアブロというのはスペイン語で悪魔と言う意味です)

その後10年くらいして、カンザスシティに出張でいくことになったのですが、その場所は、日本人の同僚に言わせると”何もない”場所でしたが、やはり小鳥のさえずりで目覚めることができました。

そこは実は全米第三位の高級住宅街でした。”何もない”のではなく、”大気汚染されていない空気”と”木々の緑”、”静寂”、”小鳥のさえずり”、”プライバシー”が”ある”のです。

都会で失われて、高額な対価を支払わないと、手に入らないモノがある…のですが、”何もない”ものの一つに”仕事”も入っているので、なかなかそうした地に住むのは、現代人には難易度が高いことで、やむなく私も町に住まざるをえません(笑)。

これらの経験で、私は2度、アメリカが理想とする”豊かさ”の意味を知ったことになります。

私がアメリカ人に深い共感を覚える時は、こういう価値観を垣間見るときです。彼らは”便利”より、”小鳥のさえずり”に対価を払う。

何を取って何を捨てるか?そこは価値観が現れます。諸外国は、多くの場合、便利を捨て、不便でも、豊かさを取っています。たとえば、原発を捨て、風力エネルギーだとかですね。

が、日本人にとって至上の価値観は、戦後50年間、便利とカネの二本立てしかありませんでした。 

この1か月間のカンザス出張でも、小鳥たちとともに早朝に起きて散策する特権を理解しているのは私だけで、他の同僚はこれ幸いと9時直前まで寝ているのでした…。そして、コンビニがない、ATMがない、休みになっても行くところがないと文句を言うのです。

私は朝は散策し、平日は、元神父の守衛さんと知り合いになり、ランチメイトとし、、ビジネス相手と知己になって、休日には地元を案内してもらい、何もないと感じることはありませんでした。

何もないのではなく、そこにあるものが、めくらになっていて見えないだけなのです、たぶん…。

■ 風を感じて寝る

私は風を感じながら寝るのも、人間に与えられたシンプルで原始的な喜びだと思います。

子供のころから結構夏は、いつも窓を解放して寝ています。

台風の時などは、わざわざ窓辺に寄って、はじけ飛ぶ雨のしぶきをわざわざ浴びに行くような子供でした。

熊本県民は二の丸公園が大好きで、みな休日にはピクニックに出かけます。よくそこでピクニックシートに寝ころんでいる大人を見かけました。 

私は高校時代には、その公園の近くの森に、中に座ることができる、洞がある大木を知っていて、そこで本を読むのが気に入りの過ごし方でした。せいぜい20分程度のことですが、その場所があることが、ホッとする。

熊本では美術館の裏がちょっとした森で、大木が茂り、北岳の広河原のそばに行った時には思い出しました。登山の人は、すぐ山に登ってしまって、ほとんど歩いているところを見たことがない場所です。

私の希望は、沢や山で、こうしたお気に入りの秘密エリアを見つけ、サードプレイス化することです。

■ 空気、水

山の空気は本当においしいですね。 昨日は、沢沿いでは、山椒の枝が多く、藪をかき分けるときに、山椒の香りが立ち込めました。素晴らしい!

沢の水は冷たく、おいしい。コーヒーを入れれば名水コーヒーです。ご飯を炊くとおいしいのも、塩素でない水で炊くごはんだからかもしれません。

現代社会は、価値がおかしな具合に反転しています。

たとえば、家庭生活で塩素を抜こうと思えば、高級な浄水器に投資しなければいけなくなり、キレイな空気を吸おうと思えば、空気清浄機が必要になります。運動したいと思っただけで、外が危険だからという理由で、スポーツジムに通わなければならないので、最低でもコスト年間10万円です。その10万円のために嫌な思いをして働かなくてはいけないのです。

生命の美しさ
これでは人間活動って、ただ存在するだけのことに、お金がかかるってことですね。

実際、まったくその通りで、ただ居る、というそれだけにものすごいお金を払わされています… 家賃がかかる場所に存在することができなくなれば、人間は浮浪者(つまり野良人間さん)にならざるを得ません。

口の悪い友人が、今、若い人に登山が人気があるのは、お金がかからない遊びで、将来浮浪者になるかもしれないリスクに、体よく備えることができるからだ、と言っていました。

でも・・・そ、そうかもしれない・・・(ため息)・・・

実際、山でも山以外でも、本当に世代間ギャップはすさまじく、若者は貧しく、高齢者は豊かですが、そのギャップに団塊の世代以上の高齢者にはまったく気がつく能力が欠如しています。

社会が大きく変わったことに気が付いていないのです。いまだに右肩上がりのバブル気分と言うわけです。それが今、政治家が、箸にも棒にもかからず、使い物にならない理由ですね。拡大するしか作戦を知らないので、やることなすこと、逆効果です。

ちょっと話はずれますが、自民党政権になって以来、甲府ではコンビニや大手外食、スーパーなどの進出が著しく、一見豊かになったように見えます。、本質は逆です。 なぜなら、ビジネスと言うものは、当然ですが、売上が投資を上回らないと進出しません。 つまり、受け入れる側は、投資額以上の売上を差し出す、という意味です。雇用が増えると言っても、その雇用費用は、売上から出されるわけで、100円をもらうのに1000円払うって意味です。 そもそも、消費が拡大するというのは、豊かになるという意味ではなく、貧しくなる、という意味です。豊かになったのは進出した企業側です。みんな誤解しているようですが・・・。

静けさ
まぁ、それはともかくとして、現代では、都会にいれば、ただ存在するだけで、お金がかかるのは真実です。そして、本来は普通にただで得ることのできるはずの喜びが得られない。

たとえば、日向ぼっこするとか、木陰でのんびりするとか、夕陽を眺めるとか・・・です。

日中、会社のオフィスにしばりつけられ、青白い蛍光灯の下で働いているビジネスマンには、休日にならないと得られない幸せです。

それらは、ぜ~んぶ山にあるものです。

■ 自然とお近づきになる

登山というのは、私に言わせれば、私が子供の頃、吹き荒れる風と雨と雷の台風に魅了されて、雨が叩きつけるベランダに突っ立っていたように、自然というものに驚嘆を持って触れる、という活動です。

子供の頃、ベランダに立っていたのは、ベランダは安全だからです。そのベランダに値するのが、山では山小屋です。

清廉
そうした安全地帯を設けないとき、その安全地帯の代わりに、知識…”知恵”と言ってもいいかもしれません…が必要になってきます。

誰でも、一時も姿を変えない、川の流れに魅了されたり、波打ち際で空くことなく、波が寄せては引くのを眺めたことがあると思います。

夕陽が刻々と空の色を変える様子などを時を忘れて眺めたり、などです。

そのための安全地帯、それがシェルター…。

今回はモノポールシェルターを使ったのですが、私はシュラフがしっかりしていたので、タープで寝れると思いました。

去年七倉沢ではブルーシートの下で雨を避けているだけで、下はマットだけでタープの下で寝たから、雨に頬を叩かれなければ寝れるなと思っています。

挑戦

■ 自然の二面性

九州では大雨や台風が大阪や甲府の比ではなく、まさに神の怒りを感じさせるほどに荒れ狂います。

その荒れ狂う様を見ていると、どうしても何がそのように神を怒らせたのか?となんとなく考えずにはいられません。

人間の強欲を思わず思い起こさずにはいられま
せんが、大荒れが収まった後の空は、この上なく美しく、まったく神の表情の二面性に驚くばかりです。

そういう自然がもつ、二面性というものを、登山では感じることができるのが、登山の良いところかもしれません。


自然というのは、恐ろしいもの…恐ろしいというより、畏れるもの… 驚嘆をもって見つめる対象、です。

楽しい仲間
反面、小鳥のさえずりや頬をなでるさわやかな風、塩素の心配のない、清純な水など、この上なく、純粋なもの、ヨガではサットバなもの…をもっています。

■山はサットバ

サットバ、純粋性と訳されますが、ヨガでは他にラジャス(激性)、タマシック(停滞性)と3つに物事の性質を分けます。

分かりやすくするために例を挙げると、

サットバ ⇒ クラシック音楽、赤ちゃん、芽吹いたばかりの木、光、果実などの甘い味のもの、新鮮なもの、神聖なもの

ラジャス ⇒ 競争社会、スパイシーな食べ物、造山活動、ああいえばこういうでキリがないもの、男性と女性のように対比されるもの、音楽ならハードロック

タマシック ⇒ 腐ったもの、腐敗を利用した食品、淀んだ水、皮革、疲れ、闇、匂いが強いもの、死

ヨガをやっている人はタマシックを避けるために、食事も菜食になり、動物質食品とにんにくなどの五葷(ごくん)を避けるようになり、衣食住が質素になります。

命の喜び
人は誰でも3つの性質を持ち、また世界はどのような場合でも3つの性質を持ちますので、ラジャスやタマシックを完全に避けることはできません。

が、必要がないラジャスやタマシックを好まなくなります。

私が思うには、沢ほど、サットバとタマシックが両方の表情を見せる場はありません。

沢の流れは清流です。さわやかでマイナスイオン満点です!

でも、ちょっと行くと汚れた水たまりには蚊が湧いており、ひどい崩落痕がそこかしこにあります…。

今回はシカの死骸をみました。見た目は清流の沢も、よくよく科学的に衛生度を調べると、とてもサットバとは言えず、むしろ沢は山の下水道と言えるような、不潔な場かもしれません。




■ ラジャスな人々

私が嫌いなのは、サットバな山に、ラジャスな価値観を持ち込む人です。

大体の傾向ですが、団塊の世代の人で、社会の成功者と自分を目している人は、ラジャスな人が多いです。

学歴志向、職歴志向、人を品定めする人です。

山の話がどうも、行ったことがある自慢話に陥ることが多い…アルパインをやってきたことがあるくらいの(たぶんちゃんとしたヤマをやってきただろう)人でも、団塊の人はそうです。

若いころは誰でも自分の力を知りたい、挑戦したいという思いがあるのが普通です。

しかし、年を取るにつれ、他人との比較と言う視点を失います。

つまり、自分と山との間に他人が介在しなくなる。

それまでは、自分の能力を知りたいための山です。

そこに他人との競争が入る人も多いです。

それは人間の弱さなので、許されることです。

が、そうした山はラジャスな山で、それに巻き込まれることだけは、避けたいものです。

「こんな山にも行ったことないの?」

とか

「これくらいも知らないの?」

「これくらいも登れないの?」

などと、煽ってくる人は無視しましょう。

山の本当の良さは、山自体が持つ純粋性にあると私は思います。


Thursday, June 26, 2014

沢、継続@秘境 

一泊二日の沢山行から帰ってきました☆

帰ったら、体のあちこちにあざが一杯なのですが…(笑) 自然と大格闘?! いや~今回は雨に振られたりもしたので、一泊二日お腹いっぱいな沢。釜の沢でも一泊二日だったのですが、小さな沢を3つつなげることで山全体の雰囲気の違いを感じることができました。

いや~、沢は楽しいですね!でも課題もいっぱい見えました。 

登山と、沢はまた別物で、別の技術が必要なようです。

岩でも、外岩とインドアのスポーツクライミングは違うし、アイスと岩も違うし、雪稜と夏山も全然違う。 ロープワークも全然違う。

・沢特有の歩き方をマスターすべし!
・内面登攀?
・ザックを軽くすべし!

私は雪稜が一番好きで一番得意です。

雪の急斜面には自分でも強いと思います。

けど、動的な歩きが続く、飛び石歩きが必要な沢は今から身に着ける技術です(^^;)

あとは沢では、地図読み必須。枝沢などの分岐点をよく事前に確認しておく必要があります。地図上に水線がなくても枝沢があることがあります。


■ ザックが重いと振られる

今回は師匠に連れられての、初の本格的な沢で一泊二日です。

これまで、私は、沢やさんはなぜシュラフカバーで寝るんだろう?と思っていました。

が、今回理由が判明。

ザックが重いと振られる…

沢では、当然ですが、歩く場所が飛び石伝いです。

飛び石伝いの歩き方は、尾根でも、岩交じりの登山道で出てきます。あるいは、岩塊斜面などでも出てきます。

基本的にはぴょんぴょんと、ばねを使って、伝うので、動的な歩き方です。

これがザックが重いとしづらいのです。ザックが重いと、基本的に静的な歩き方が合っています。

普通の尾根道でもザックが重いと、小股になり、余り膝を上げないように歩くようになります。上下移動が多いと疲れが倍増するからです。

しかし、飛び石歩行では、上下移動をあまりしないようにしても、前後左右に体の重心を移動させて、飛び石をしないと歩けません。

その時に、普段の体重より重いと、余計に体幹の力が必要になるのです。今回は私はザックを軽量化しないで行ったので(実際全然重いと感じませんでしたが)、沢を歩いていたら体がフラフラ…あらら!って感じです。

全然スピーディに歩けません…(^^;) 困りましたねぇ… 要特訓です(笑)

今日は下山では、普通の登山道を使いましたが、ハッキリ、全くザックの重さが問題ないということを感じました。なので、重さが問題になるのは、沢のような歩き方をする場合です。

■ 沢を歩くとき

沢では、どこを歩いてもいいのですが、私が気を付けているのは

1)できるだけ最初の方で水に浸かって水に慣れる
2)水の中に良いスタンスが隠れている
3)フエルトの沢靴の時は、砂地を歩かない
4)水の際はぬめっていて危ないので歩かない
5)摩擦力をあまり信用しない

です。

1)は、沢に行って水を避ける、という本末転倒を避けるのと、やっぱり水と最初にお友達になるほうが
あとあと良いからです。これは最初に沢に連れて行ってくれた山の先輩の教えです。

2)はゴルジュや淵などのへつりです。大体、横に回って岩を伝うことになり、ボルジムのトラバースの課題と同じムーブになりますが、水の中にいいスタンスがあることが多いです。

小滝も、たいていは滝の中にスタンスがあります。なくても側壁にスメアリングできますし、たいていはチョックストーンが挟まっているので、落ち口にはスタンスやホールドがあります。

なので、大きい滝でなければ大抵は登れます。ただ水量が多いと水圧に押されてしまうので、登るか登らないかの判断は困難さだけでなく、水圧にも寄ります。

3)は、去年、釜の沢で言われて、ホントにそうだと思いました。フエルトの目に砂が詰まると、よく滑るのです。これはアクアステルスを履いている人とは決定的に足を置く場所が違います。 砂が入るとホントにフリクションがなくなり、アブナイです…。

4)水の際にはコケが多いんです。もうひざ下くらいだったら水の中のほうがいいです。水の際で色が茶色く変わっていたら、つるりん!と行くことが多い…ああ~こわい。

5)摩擦力で登るスメアリングですが、あまり信用しない方が身のためです。岩は尖ったところでも、てっぺんの方が滑りません。ともかく力のライン(アクシス)以外には、立たない方がいいです。

私は今日は、クライミングシューズなら絶対に立ち込める小さいスタンスにつま先で立ちこもうとして、滑り、指の爪が折れてしまいました。別の個所ですが、思わず手をついて突き指です… 滑るのでそうなります。クライミングシューズ並みのフリクションはありません・・・

上記以外にも

1)出来るだけ易しいところを歩く
2)浮石は踏まない
3)動かないかどうか確かめて、ホールドをつかむ、スタンスに乗る

などがありますが、これは普通の登山道でも同じです。でもフリーの岩場が長いと、岩=動かない、と思い込んでしまうのかもしれません。

私は岩の経験が浅いので、岩が動かないモノだという信念はまだないので大丈夫ですが、岩歴が長いともろいことに、嫌気がさすかもしれません。

今日は滝を巻くときに私は尾根に乗り上げ、そこがスラブだったのですが、つかんだ木の枝が根っこごと全部はがれて、びっくり・・・足元の岩が落ちそうなときも多々あり、ルンゼを詰めると落石、です。


■内面登攀?

チムニーなどの狭い箇所をスメアで登ることを内面登攀というそうです。 

チムニーと言えば煙突…ということは煙突掃除屋さん? サンタクロース?

ある意味、クラックも体の一部を入れて登るので似ているかもしれません。

身体が小さい人は有利なのかな?

私は背が低いので、よく膝で乗りあがらないといけないので、姿がダサくてイヤですが、フリーのムーブには決して出てこないこのような膝をつかってのマントリングも沢ではしょっちゅう出てきます。

フェイスなどは、外面登攀に入るそうです。ということで、クライミングはクライミングでも、人工壁と外岩が全く違うように、岩と沢でもまた全然違うようです。

■ 良かったこと

良かったのは、宿泊でした。去年の沢泊の経験が生きて、沢での宿泊何にも問題なし!快食、快眠、健康優良児です(笑) やっぱり水たまりで寝る経験と言うのはやっておいてよかったかも(笑)?

雨の中でしたが、特に悲壮感を感じずに、愉しく沢泊できました☆

私はホント沢は寒いという印象でしたが、今回は凍えずに済みました。

シュラフ持って行ったおかげです。でもシュラフがあると、ザックがフラれて歩きが遅くなるので、その辺のバランスをどう取るか・・・

師匠は軽さを取って、寒さを我慢していたので・・・ どういうバランスがベストバランスか?を見つけるにはまだしばらく経験が必要そうです。





Tuesday, June 24, 2014

最近の雑感色々

■ ちょうど良い量のヤマ?

日曜にクライミングに行ったら、またクライミングがへたくそになっていました…(汗)

あれえ…?一緒に行った先輩もビックリ!の「別人みたい…」な調子です。先週は山三昧だったからかなぁ。

登山って不思議な活動です。あんまりたくさんやるとへたくそになるみたい…(笑)?

まぁ、疲れが溜まってしまったということなのでしょう。 

私は特に弱くもありませんが、だからといって、疲れを知らぬタフネス系でもないですし、疲れない体があったらいいな、とは思うけど、タフさへの憧れもありません。

ちょっと振り返ってみます…

一週間で、

 ・三つ峠9時間 (14日)
 ・小川山クライミング7時間 (15日)
 ・小川山散策6時間 (16日)
 ・瑞牆5時間 (17日)
 ・仙丈ヶ岳7時間 (19日)
 ・甲斐駒8時間 (20日)

と一週間に、トータル42時間。 一日6時間? レスト日を取ったつもりでしたが、ちょっと多いみたいですね(笑)

これは反省。 運転が間に入るのもやっぱり疲れると思います。

それにしても、おばちゃんたちはガッツリ系の、金峰山、甲武信に行っています… すごい体力ですよねぇ…。ホントに脱帽。

■ 山が薄まる…

今年は夏山バイトは控えめにすることにしていますが、すでにバイトを入れる余地がないのではないか?くらいのスケジュール混み具合です(汗)

忙しいなぁ…うれしい悲鳴?!

山には行きたいけど、忙しいと嫌なのは、一つ一つの山行の印象が薄くなることです。 

山って不思議なもので、山行前に傾けたエネルギーが大きければ大きいほど、内容が充実します。

それは、たぶん、事前の調査が、実際の山行での観察眼を研ぎ澄ますからだと思います。

観察眼が研ぎ澄まされていることが、山行の面白さを左右するとしたら…

計画を誰かに任せた山行はとっても損ですね~

私は知っている山に行くのも好きですが、知っている山は地図の準備や行動スケジュールを厳密に立てなくて良いので
ちょっと計画が手抜きになります。

すると、傾けるエネルギーが小さいので、山行の印象が薄まるリスクが生まれてしまいます。

これを避けるには、同じ山に行っても、何か新しい要素を付け足す、か、見出すかする、ということが大事です。

これは毎日歩くことにしているトレーニングの裏山でも同じかもしれません。

■ テント泊縦走のススメ

今回、私は自分の母くらいの年齢の人と歩いたのですが、体力がすごいなぁと思うと同時に、もったいないなぁと思いました。

一般ルートのピークハント以外も歩けるからです。

おばちゃんたちは、別に百名山ハンターではなさそうでしたが、縦走できる山で、なおかつ、縦走できる日数で、縦走にならないというのは、山ヤからは「はて?」と思われます。

たとえば、金峰山、瑞垣、甲武信を登ろうと企画していたら、普通の山ヤ的価値観では、富士見平に泊まって、瑞牆で足慣らしをしてから、金峰山から甲武信への縦走を企てたくなります。

それが一個一個のピークハントだというので、ちょっと”?”と思いましたが、今回は、同行して、その理由が分かりました。

テント泊縦走を避けているから、です。

それはなぜか?と思うと

・重いという思い込み
・歩けないという思い込み
・難しすぎるという思い込み

などが思い当りました。でもおばちゃんたちは、若いころから山岳会に参加していたそうなので、とっくにそういう縦走はやってしまい、単純に取捨選択の問題なのかもしれませんが…。というのは、ザック結構重そうだったので。オヤツに重い甘夏やトマトが一玉出てきてビックリ。

私は、日帰りでも、果物など持ちません(笑)おやつは軽いものばかりですし、食事は山では貧相なのが当然と考えて受け入れています。

中高年の方とご一緒すると、オヤツの豪華なことにいつも驚かされますが、同じ重さを入れるなら、テントを入れたいのが山ヤさんです。 

今は、実は、装備は非常に軽いので、テント泊でも装備さえ工夫すれば、10kg前後しか重さはありません。ツエルト泊ができるなら、もっと軽くて済みます。そうすると行動の自由が増えます。

縦走の場合、行動時間を工夫して、ゆっくり稜線をつなげることも可能です。 ピークハントだと絶対にその日中に山を下りないといけない。そういうプレッシャーがない山の方が、本当は肉体的に楽かもしれません。

つまりツエルトを持って、体力的に息詰まったらそこで終わりにする山旅ですね。水さえあればどこでも行動を辞めることができるので、沢はそういう意味ではおススメです。

山行途中で寝る…という選択肢を、最初から捨てているのは、とっても、もったいない選択だと思いました。

実際、後立を4泊5日で縦走して思いましたが、テント泊縦走はラクラク縦走です。今は小屋で軽食を出してくれたり、テント泊の人も夕食を食べれたりするので、小屋がある縦走路なら、ひもじい思いや苦しい思いをすることはほとんどありえません。

中高年の誰にでも彼にでも薦められることではありませんが、健脚の人(60代なのに標準コースタイム以下で歩ける人)は、ぜひテント泊縦走にチャレンジされることをおススメします。予想以上に快適です。

■ 同行者のニーズ

しかし、おばちゃんたちがなぜそうしないのか?と考えると、まぁ色々な方面から中高年登山のプレッシャー(平たく言うと、アブナイアブナイの大合唱の批判)を浴びてきたんだろうなぁ・・・と思います。

というのも、私もそうだったからです。やたら批判される。馬鹿呼ばわりされる…(汗)

でも、これは断言できますが、アブナイ人たちは別の人たちです。

登山計画を立てず、地図も見ない人たちであり、雨の日、雷の日と分かっていて、帰りのスケジュールに間に合すために稜線に突っ込んでいく人たちです。つまりツアー参加者であり、自分で山行計画を立てる人は当てはまりません。小屋もその辺は分かっています。

結果的には、私がウケたアブナイアブナイの大批判は、私を用心深く、さらに強くしたので、良かったのですが、きっと健脚者の女性の中高年の人がさらされる社会からの批判的な眼差しは、30代後半の山初心者として、私が浴びてきた批判よりかなり強いものなんだろうな~と思いました。

そこに年齢が若いガイドの社会的存在意義の一つがあるかもしれません。

つまり、ガイドをつけていたら誰も文句は言わない。

大体、若者、高齢者交じりのパーティになれば、誰だって、若いほうが荷を担ぎ、高齢のほうが陣頭指揮を執ります。

それが役割分担と言うものです。大体、若者は体力余っているんですから、少しくらい背負わせてやったほうが相手のためです(笑)

これは通常ガイド登山で、ガイドがテントを背負ってくれるのと同じです。

テント泊になれば、小屋泊代が浮きますから、浮いた小屋泊代をガイド費用に回すくらいのことは、担がないで済むメリットを考えると誰だって問題なく感じるわけですから、逆に言えば、まぁ浮いた小屋泊代くらいが適正なガイド価格でしょう。

となるわけで、こういう健脚者のためのガイドというのは、社会のゆがんだ視野が生んだニーズって感じです。

一方ガイドができるような力がある、若い人の側から見ても、ピークハントや易しい縦走というような山は、トレーニングに恰好な上、できれば、トレーニングにかかる経費を安く上げたいですから、そういう意味で、ガイドというのは、若くて屈強な男性の山ヤには、うってつけのお小遣い稼ぎというか経費削減策です。

ただ問題はこの二者をつなぐものが何もないことで、一般に高齢者はネットユーザーではなく、大きなマーケットは誰からも取りこぼされていることです。

■ 仲間入りの山

山登りが気に入ると、誰でも一通り、仲間入りを満たすための山に行きたくなります。

その顕著な例が、中高年の皆さんが団体ツアーで行く槍穂です。皆が行っているから、行きたい山です。

山梨だったら、鶏冠山なども含まれるかもしれません。100名山の中で難山という種類の山です。

つまり、その山に登っていることがステータスシンボルになるということ自体が、100名山登山の価値観なわけです。

ステータスシンボルの山を求めているという行為自体が、その人の登山観が、登山という広い世界全体ではなく、百名山登山という限られた一視野での登山、視野狭窄に陥っていることを示します。

登山には、ハイキングもあれば、雪もあり、沢もあり、岩もあり、高所もあり… 色々あるわけなので…。

さらに言ってしまえば、登山の伝統には、「人が行ったことがないところに行きたい」という伝統的価値観があり、それが「皆が行っているから行きたい」という価値観と真っ向から反対…(^^;)

それはともかく、登山ということを考えれば、全体像が見えているほうが、もちろん見えていないより良いわけです。

おそらく、まっとうな登山教育を受けてきた世代の、まっとうな山ヤさんたちが、百名山登山をなんとなく違うよな~と感じるのは、この視野狭窄のためです。 

「山ってそういう話だったっけ?」って思うわけですね。

私は登山の新参者なので、最初の頃はだいぶ百名山的価値観の攻撃(?)を受けました(笑) 

まぁ私の数少ない美点の中に、”人は人、自分は自分”というのがあり、売られた競争は受けて立たない主義です(笑)が、やっぱりいやな人種というのはいます。

たとえば、五竜の山頂にいるのに、山そっちのけで、鶏冠山登山の自慢話ばかりしている、おばちゃん登山者などには閉口させられました・・・。何しに来ているんだろう??? 今山を見ないでいつ山を見るんだろう???

と、まぁ愚痴っぽくなってきたので、今日のところはこの辺で辞めます。

今日はしっかりレストを取って、明日の沢に備えたいと思います(笑)。

明日は丹沢の沢で、初の本格的な沢。

楽しみにしています。


Monday, June 23, 2014

猪熊予報士のお天気講座に出てきました☆

猪熊予報士のお天気講座に出てきました☆

猪熊さんの講座に出るのは2度目です。猪熊予報士は今、一番脂がのっている気象予報士です。山専門のお天気情報会社も立ち上げられ、私も月額324円でいつもヤマテンの天気予報を取っています。 

今年もまた夏山シーズン到来♪ 夏山リスクのリスク管理は、気象から!

猪熊さんは、ここだけは押さえておきたいポイントを教えてくれていたと思うので、それをまとめておきます。

■ 気象遭難を避ける

 ①地上天気予報は風上のエリアを参考にする

 ②風向は天気図から判断する

 風は高気圧から低気圧に流れ、地球の自転により90度右回り。(これは結局、等圧線と並行)

 ③大気の安定度に注目する

 これは山登る人は自然に出来ているかもしれません。朝起きて、空気を感じる時点から山。

 当然ですが、雲海=安定。積乱雲=不安定。見れば分かる。

 ところで、私が小屋で働いていたとき、朝、外に出ないバイトの人がほとんどだったのですが…。どうやってお天気を肌で感じる予定なのだろう?と思いました。小屋泊よりテント泊が良いのは、空気を肌で感じられるからです。

 ④レンズ雲

 強風時に現れる雲 レンズ雲に注目。

■ 気象遭難を知る

夏山の気象遭難は、日本海側の山で、低気圧通過後の大荒れが圧倒的に多い。

要するに、日本海側では、低気圧の通過後に大荒れになることを知らない人が多い、ということです。低気圧の内部に擬似好天があることもあります。

■ 落雷を避ける

1)上層に寒気
2)前線を伴わない低気圧
3)日中に晴れ、気温が上がった時 (熱雷。特に低山)
4)日本海を前線が南下しつつあるとき


■気象遭難につながった実績のある、天気図を覚える。

これは天気図がないとダメですが…、

 1)温帯低気圧が発達しながら日本列島を通過
 2)温帯低気圧が関東沖から三陸海岸に進行
 3)低気圧通過後に等圧線が詰まった立シマ

温帯低気圧が西から東に行けば、晴れますが、南から北に北上すると、荒天が抜けない。

これらもやはり、天気図を見る、という習慣づけが必要かと思います。

■ 感想

お天気とは、とにもかくにも、風と空気の質なんだなと思いました。雲は見えない空気が見える化したもの。空気を表現したら雲になる。

つまりお天気を見るということは、空気を見る、ということなんですね。観る、というほうが良いかも。

見えないモノを見る力が要るということです。

しかし、それにしても、このようなことを都会にいる登山者に期待することは大変難しいのではないか?と思いました。

というのも、私は、甲府に来るまでは、大阪の中央区に住み、地下鉄で通勤する生活をしていましたが、都会では地下鉄だし、会社まで屋根が通路を通るので、会社があるインテリジェントビルに入るまで、雨に振られることもなく、会社についてしまいましたし、日の短い時期は、夜暗くなってから会社を出るので、お天気に気が付かないこともしばしばでした。洗濯物は、乾燥機。主婦も働いていて主婦不在で忙しい上、外の空気は排気ガスで汚染されて悪いので外に干さないこともあるのです。

多くの都会の人はそういう生活だと思いますが、そういう生活だと、お天気と生活が無関係なのです。よほどの大荒れで、地下鉄が止まらないかぎり・・・。

今は甲府住まいになり、転居してきた当初は甲府の天気の良さにあきれました。甲府は本当にお天気が良い土地柄です。が、お天気が良いということは雨が少なく、水が豊かでないということです。甲府は富士川沿いが台風の唯一の台風の通り道で、台風の日にわざわざ夫が中央線を身延線に変更して帰ってきたときには、夫の知性を疑いました(笑)

が、都会人の自然理解度など、その程度かもしれません。

今、登山を始め、自然についての知識が、初級程度とはいえ身につきつつあり、自然の声を聴く、ということはどういうことか分かり始めてきました。

都会人が言う 自然との共生は、単純に緑の木陰でリラックスしたい、という心のニーズです。

正直、都会ではほとんど全員が馬車馬のように働かされて、死にそうです。都会人は、へとへとです。そのような状態で、自然については、ぼんやりとしたイメージを持っているだけで、雑誌の魅力的な写真に吸い寄せられて山にやってくるだけだと思います。自分がそういう状態でしたから、そう思うわけです。

これは、何年山をやっていても、普段の生活スタイルが都会的であれば、それから脱却することはほとんどないのではないか?と思います。

それがどれほど自然と乖離した生活か… 私は都会から転居してやってきている甲府の人間なので、その距離を知る立場にありますが・・・本当にその距離に驚くばかりです。

現代社会、何かおかしいです・・・

≪お天気関連記事≫
岳人で500hPaの天気図の勉強

天気図を書く初めの一歩

夏山の基礎知識

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春山の気象

冬~春山の天気

八ヶ岳のお天気の研究


 

Sunday, June 22, 2014

オリジナルライン、オリジナルムーブ

■ 実力拮抗型のクライミングメイト

昨日はマルチの練習に二人で行って、とても楽しかったです☆

岩登り的には、まったくクライミング力アップとは無縁(笑) 

先輩に連れて行ってもらう岩は、とってもありがたいものですが、やはり、山が自分で歩くのと、知っている人に連れて行ってもらうのとでは大違いなのと同様に、岩も、自分たちで行く、という岩だと同じ岩場でも大違いです。

やっぱり、リードはドキドキ… 昨日は、相方は、初めての十二ヶ岳マルチをオンサイト。オンサイトというのは初見で登りきる、という意味です。

 連れて行ってもらう ⇒ 歩くだけで印象が薄い山
 自分で行く ⇒ 100%自分の山

 連れて行くリーダー ⇒ お任せコース
 実力拮抗型のチーム ⇒ 一緒に作っていく山

昨日は、同じくらいの山スキルのクライミングメイトと一緒だったのが楽しさの要因です。

ちょっと二人ともアプローチでくたびれ、四苦八苦(笑) 岩ではどれを支点に使うか、迷ってドキドキ…

カムを持って行って、岩の隙間に挟んで引っ張ってみる… おお~!噛んでる!おお~ 外れた!いちいちウルサイっちゅーの(笑)!

隣はベテランさんだったので、あきれていたでしょう(笑)

これを繰り返し、習熟して積み上げていけば、時間はかかっても北岳バットレスがやって来る…と、ワクワク感があります。

それが楽しいんですよね♪ これがすぐ行けてしまっては何にもタノシクナイ・・・

だって先輩は、そのために後輩を岩場に連れて行ってくれるんですからね~(^^) !


■ オリジナルライン、オリジナルムーブ

クライミングはやっと面白くなってきた。

 好きなホールドやスタンスを使っていいんだ…

と分かったからです。私は握力、左手18kgしかないので、その握力で繰り出せるムーブを開発しなくちゃ!となります。これは結構楽しいです。だってオリジナル課題ですもんね。

外岩のほうが楽しいのは、インドアのボルジムだと、これを使いなさい、とルートがあらかじめ決められているからです…

外岩はどこを持ってもOK! 上手な人はそれを見つけるのがうまい。しかし、これはなかなか教えられない。

先日は長ーいショートルートに行きましたが(小川山物語)、これ、先輩が見える場所からスタンスを言ってくれている間は登れた(笑) つまり、自分で岩を見れるようになれば登れるかも?というワケ。 

なので、翌日、小川山の無名を含む岩場を散策して、あれなら登れそう、などと夢想するのは大変良いことでした☆

でも、実は先輩が連れて行ってくれた5.8のルート、「リードする~」と言ったものの、結構苦戦したので、自分の岩を見る目は、まだまだ信用ならない感じです(^^;)先輩はそこはさすがで、正確に相手のスキルを見ぬき、クリップ先に掛けてくれました。いや~すみませんねぇ。

やはり、登山の面白さということを考えると、冒険性、そしてそのための

 オリジナルライン

ということが、登山における原始的な面白さの意味だと思います。だから、初登者はエライんですよね。

現代では日本中の山が登り尽くされて、オリジナルなラインというのは見出しづらくなり、困難性に向かった経緯から、どうしても、競争的な価値観が持ち込まれがちです。

が、本来は、登山は誰かよりすごくなることを目的にするものではなく、自分らしさを追求する活動だったのだと思います。行ってみたいという思い。

今はそういう意味では、本当に難しい時代ですね。


■ クライミングデビューはじっくりでいい 

最近、クライミングデビューはじっくりでいいかもしれないな~と最近思っています。

というのは、クライミングはとっても面白いので、一般登山が物足りなくなってくるからです。

一般的には、ハイキング、と言えば、遊歩道的な整備された登山道を3~4時間歩くことですが、クライミングをする人にとってハイキングと言えば、一般登山のピークハントのことです(笑)。

先日は、本社ヶ丸~三つ峠~カチカチ山を縦走しましたが、これは御坂の稜線を歩いてみる、というテーマがあってのことです。これ、結構距離がありますが、分類はもちろん、ハイキングです(^^)

基準が一つ上に上がってしまうんですね。 なので、私も、一泊二日の仙丈ヶ岳&甲斐駒はハイキング・・・。あんまり気合が入る種類の登山には入りません。気合が入るのは、春山合宿とかです。

でも、縦走やピークハントで培う、長時間山を歩く、という体力はとっても重要なスキル。アルパインクライミングには、最低でも標準コースタイムで歩けるくらいの体力は要る…。

山の中で、自分がくたびれないためには、どうしたらいいか?というのは、経験からしか培えないし・・・。くたびれない日数は長ければ長いほどベターなのです・・・

そうしたことを考えると、先にクライミングをしてしまうと、そういう地味な部分を身に着けるのが、億劫になってしまうのです。

どうせ経験が要るなら、楽しく経験したほうがいいし、愉しさの大部分は、知らないところに行く、という
要素が占めると思うので、山登りに慣れないうちから、クライミングへ傾倒してしまうと、必要な体力がつかないかもしれません。

それにクライミングは出来ても、ヘッデンをザックの底にしまってしまう人になってしまうかもしれません・・・ 昨日はクライミングメイトがヘッデンを一瞬で取り出して見せ、安心しました。ホント、こんな些細なことで信頼って培えるのです。ちゃんとしている登山者だな~。 厳冬期の南沢で、クライミング中にヘッデン見つけるだけに30分立っているのは・・・-22度とかでは・・・結構我慢系ですからね(笑)

アルパインクライミングにおけるクライミングはクライミングだけ出来てもダメで、よく言われるように

 総合力

なのですが、その総合力の中身が、これまた分かりづらい。

・瞬発的な体力 (登りとか)
・持久力的な体力 (バテナイとか)
・転ばず歩く力 (集中力とか)
・地図読み力 (知力?)
・ルートファインディング力 (自然を見る観察眼?)
・歩荷力 (うわ~!)
・山での生活能力 (黒部の山賊力? 山姥力?)
・登攀力 (垂直力?)
・危険の判断力  (度胸だけの人はちょっとね~と誰かが言っていたような?)
・お天気の理解力 (猪熊さんLove☆)
・行程の先を見通す力 (このまま行けば温泉に入れない?)

などなど…たくさんありすぎます。 これはいっぱい山に行かないと身につかない。というか、一杯企画しないと身につかない。

私は思うには、たぶん、クライミング力は、のんびりつけたらいいです。 大体、日本中、山だらけだし、日本の山は標高が低くても急なので、歩いていれば、クライミング要素が多少でてきますし…

それより、山ヤ一年生は、

地図読み

をやらないと防御力がつきません。 行きたいところに行くのはいいけど…問題は基本的に行けないことではなく、帰れないことですから(笑) 地図読みは意識的にやらないと身につかないかも?

帰れない理由のNo1は、道迷い…、地図読みができ、自分が迷わない、もしくは迷ってももどれる、という確信があれば、基本的にはどこだって歩いていいことになります。

たぶん、人について歩く人が、ついて歩く理由のNo1は、

 どこを歩いていいか分からないから

ではないかしら? 誰もそうと言わないですけどね・・・ 

みんなが、後ろを歩きたがるのは、実は

どう生きていいか分からないから、

なのかも?

マルチの練習へ 十二ヶ岳の岩場 

撮ってくれた
今日は、相方とふたりで、十二ヶ岳の岩場でマルチの練習に行ってきました。

岩場には、他に1パーティがいるだけ…前回来た時は大混雑だったのに、だいぶ違いますね~ 

今回は、初めての

脱・先輩に連れて行ってもらう岩登り♪

です。

初心者同士のマルチピッチの練習なので、支点がしっかりした岩場ということで、十二ヶ岳の岩場です。

私は、アイゼントレで初めて行き外岩リードを初めてやり、そして、脱・他力本願(笑)な場所です。

十二ヶ岳のマルチは、傾斜が70度くらいと思うのですが、スタンスが一杯あるというか、クライミングシューズなら、岩全体がスタンスみたいな傾斜で足で立てるのです。 そうは言っても、結構高いので、心理的にはドキドキしますし、尻もちでもつこうものなら、落ちます。

ということで、初心者のマルチの練習にピッタリです。他に、このような場所があれば、ぜひ教えてください☆


≪十二ヶ岳の岩場のメリット≫
ビレイしてくれた
・支点がしっかりしている
・マルチの練習ができる
・ショートピッチの壁もある
・結構高くて展望バッチリ


■ シングルかダブルか?それが問題だ

今日の失敗はロープの選択でした。

今日は、シングルロープをダブル使いしたので、ロープが重く、ジャムって大変!!

マルチ=ダブルロープ、です。本チャンはダブルが基本。

しかし、シングル50mを2本も持って行ったため、重かったです。

ビレイされているのか?それとも引っ張られているのか?くらいロープが重かった… 屈曲するルートでシングルは重い。

この重さで、小川山のフリーのように、垂直の壁だと絶対に後ろに引かれるな…というくらいの重さ(^^;)

だから、本チャンはダブルなんだ~と納得。 

私は軽量シングルを持っているので、軽量さを生かすべきでした(笑)。

相方はもったいないと思ってくれたみたいですが、もったいないのは、高級品の軽量シングルをバンバン落ちるようなトップロープで使用することで、マルチでは基本的に墜落荷重をかけないので、もったいなくないですよ~(^^)

参考までに、これまでのロープの組み合わせを書いておきます。

≪ロープの使用例≫
小川山屋根岩2峰セレクション 7ミリ50mダブル ×2    マルチのみの設定
小川山八幡沢春のもどり雪   シングル×1+ダブル×1   マルチ&ショートも遊ぶ設定 
                                        バックロープ

ロープの選択も技術です。 でも、大抵のリーダーは、ロープの選択のところは、あまり説明してくれませんが、やっぱり同行してみていると、選択するときにあらかじめ考えているな~と思います。

春のもどり雪の時は、最初からショートも行こうと思っていたみたいです。何しろマルチ一本では時間が余るので・・・。

ふたりパーティであれば、シングルは基本的に1本しかイラナイ。それ以上合っても使い道がない。

ダブル二本だと、後でフリーのショートピッチで遊びたいとき、ちょっと困ってしまうので(大抵のスポーツルートは支点がシングル前提なので)、そのとき1本を軽量シングルにしていると、遊べます。

ダブルロープでは、一本は常にバックアップの役目をはたしています。そう思うと、スポーツルートはある意味、二本目のロープという、バックアップなしのクライミングなんですね。


■ 確認項目

それ以外では、支点の作成や、セカンドの確保などは、お互いに合格点だったと思います。

≪確認した項目≫

・支点の作成
・セカンドの確保
・互いのセルフビレイ
・中間支点の取り方
・ダブルで使用した時の中間支点の取り方
・懸垂下降のセット

相方は、180cmの長いスリングを固定分散用に買ってきていました。

私は懸垂下降、8環でやりたいと思ってセットしたら、シングル2本なので、ロープが流れず、これは無理って感じでした。

シングルは一本で使うから、シングルなのね~超納得(笑)

ちなみに回収可能なシングル1本での懸垂下降のセットはこのような形です。 今日やればよかった。






なんだか最近、思うのですが、登山という趣味は、いわゆる部活ですね(笑) 学生時代に部活やってた感じです。

大人も部活、大事ですよね~。 最近、皆で部室が欲しいね~なんて言っています(笑)。



Saturday, June 21, 2014

ガチ山おばちゃんの体力に脱帽!

 ■ ガチ山おばちゃんのスゴイ体力

今日は、ガチ山おばちゃん、二人組と甲斐駒に登っていました☆

 楽しい山仲間とはどういうことか? 

それを身を持って学ぶ旅でした☆

これは、瑞牆山に行った時のツーショット!

ふたりはいつも一緒に山に登っているそうです。

広島から! ウッキーさんたちです。

五竜からの遠見尾根の下りで、安曇野まで、クルマで送ってあげたことがご縁で、今回の旅となりました。

ガチ山おばちゃんの凄い体力に脱帽!

結局、

金峰山、甲武信岳、瑞垣山、仙丈ヶ岳、甲斐駒の5座を制覇されました。

 廻り目平近辺の山ではシャクナゲが最盛期でした。

廻り目平に3泊。 

翌日は火曜で私が仕事の日だったので、茅ヶ岳の麓のゲストハウス、空穂宿で、宿泊。

どうも、はねだしのさくらんぼをたんまり食べたらしい(笑)。

翌日は休息日で、観光し、我が家で雑魚寝。 
 県立美術館ではこんな、だまし絵があった。

『花子とアン』の展示をしていたそうです。

ふたりは、山で絵を書くので、美術館で待ち合わせましたが、今回はめぼしい展示がやっていなかった。

ので、甲府駅周辺を散策しました。

My裏山、愛宕山にも登頂。標高423m!

我が家は大体260mですので、200m弱の登りです。

村岡花子が教えた英和中学を見て、ワイナリーのサドヤでランチ。

甲州夢街道や、D&Department、県立図書館の郷土資料、舞鶴城を経由して帰宅。

山より、くたびれたご様子・・・(^^;)
 サドヤは甲府駅から徒歩10分ほどですが、高級フレンチが食べれます。ランチ1260円、コーヒー+220円。

ちょっとおしゃれして出かけないといけないような、フレンチロココな空間で、マリーアントワネットが出てきそうです・・・

山ウエアはちょっと場違いではあるも・・・そこは現代日本。

ふさわしくない装いの客にも丁寧に対応していただきました(笑)

山ヤ・・・とことん、おフレンチと対極(笑)

しかし、山用語にはフランス語が多いですよね!

ピオレドール、とかね!

お土産をいろいろお買い上げ。一升瓶のぶどうジュースなど。
 翌日は、北沢峠へ!

実はこの時期、芦安からは入れないのです。芦安なら、我が家から、40分なんだけどね・・・

2時起き、3時出発、5時半着だったのに、始発6:00のバスは土日しか運航しておらず、8:00のバスを待つ羽目に・・・。

同様の境遇の人多数・・・10人はいたでしょう・・・

これはその皆の衆のザック・・・ああ、せっかく早起きしたのに。

車で寝ましたzzzzz

 8:00のバスで、9:00北沢峠着。

長兵衛荘 → こもれび山荘
北沢駒仙小屋 → 長兵衛荘 

と、ややこしいことになっていました・・・

私は、今回、ツエルト泊です。ツエルトを使う練習。

「張ってから登るので先に登っておいて」と声をかけて、おばちゃん二人組は先発。 私は10時出発。おばちゃんたちは9:30出発。13時登頂。

私は結局追いつけず、仙丈ヶ岳のカールの淵で、13時となり、仙丈ヶ岳の山頂にいるおばちゃんたちに「降りてきて~」と叫びました。 14時以降は雷が怖いので・・・

ちょうど山頂から小仙丈ヶ岳のあたりで、樹林帯にはいるくらいで1時間かかるので、13時下山がいいのです。



 仙丈ヶ岳は雪がたくさん残っていました。

腐ってすべり歩きづらい雪です。
 やはり高山の雰囲気が漂います・・・

ライチョウ君に会ったそうです。
 仙丈ヶ岳はゴールデンウィークの方が登りやすいと思います・・・

ここは真っ白な斜面になります。

おばちゃんたちはアイゼン装着していました。

私はキックステップで。 ココはこけても下まで落ちないので・・・
 一緒にこもれび山荘に下山し、15:30.

おばちゃんたち、健脚です。下山開始は13時です。

こもれび山荘の晩御飯はおいしそうでした☆

私はテント泊(ツエルト)なので・・・すごすご帰ります(笑)

明日は6時出発の待ち合わせ。

この日の出費:

バス代:北沢峠⇔戸台 2680円
テント泊 : 500円
トイレ: 100円
お酒: 600円
コーヒー: 400円
 くやしいので日本酒をゲット。600円。私の夕飯は普通に袋飯の、炊き込みご飯などです。
 ツエルト内部。

しかし、ツエルト泊って、定着には向かない。

だって、ツエルトって、携帯して安心な道具なのです。定着で張ってしまえば、携帯していないので、安心が一つ減る・・・

それに張るのにポールにストックを使ってしまうと山行でストックが使えないし・・・。

それで立木があるところに張りました。

 定着山行 → テント
 ヤドカリ式移動山行 → ツエルト泊

と理解。 この日は夜半に1時間ほど雨が降りました。

雨は全然平気でしたが、雨なのに、ゴアのシュラフカバーがないと不安・・・シュラフがあるより、シュラフカバーがあるほうが安心が増えるという・・・(笑)

 翌朝、テン場から仙丈ヶ岳・・・

朝は自然に4時半起き。

アウトドアで朝食。

6時に甲斐駒に向け出発。
 仙水峠からの駒津峰を上がる道を使います。

仙水小屋前で、オダマキがきれいに咲いていました☆
 すぐに岩ゴロゴロエリアに。 これが甲斐駒の基部です。 ここの右に行くと、栗沢山へ。


 標高を上げると、どんどん仙丈ヶ岳や、北岳が姿を現します。

おばちゃんたちは山の絵を書くのが趣味なので、休憩の10分くらいにささっと書いてしまいます。

上手なんですよ~
 こんな感じ。

私はここぞとばかりに休憩。

おばちゃんたち、60代とは思えない。

まるで疲れを知らないようです・・・(^^;)

歩きはさすがに堂に入っています。

若いころから山岳会に入っていたそうです。
 途中、え~?!という直登コースで、軽い岩登りを経験しながらも、11:00登頂。

12時すぎまで、のんびりし、霧がでてきたので、下山。

霧は予報通りです。

山頂は、携帯が入ります。

 ヤッホー中のおばちゃんたち。

下山は摩利支天側の斜面をトラバースして、六方石へ向かうルートを下山に使います。

直登ルートはホント、ちょっとしたⅢ級くらいの岩登りルートでした・・・(汗)

ロープがあったほうが安全、と思える瞬間がいくつか(汗)。
 雪渓のトラバース中。

「立ち止まって~」と言ったら

「たちどま~れ、ガンダム♪」

と、ガンダムの歌を歌いだすおばちゃん・・・

受けました(笑)

立ち上がってもいいけど、立ち止まったらダメでしょ、ガンダムは(^^)。


 写真の六方石の少し上のところ、に合流しますが・・・すごく分かりづらいです。

こっちに行ってはいけない、という標識に見えてしまうので。

直登ルートは、岩登りです!!!

 でも、もう雲がこんなに・・・

梅雨なので、雨でないだけ、御の字。

帰りはさくっと下山して、14:15下山完了。

15時のバスをゲットして、16時にお別れして帰ってきました。

私は今夜は仕事を変わってもらったし、急ぐことがなくなったので、さくらの湯に入り、さっぱりして、152&20号線で、高速を使わず、帰ってきました。





■ ロープを使う登山を

ロープを使う登山を、本格的過ぎると感じ、敬遠する人も多いと思います・・・

が、本来の意味で、登山、と言えるのはロープを使う登山を始めてから先のことです。 登山道がある山は、例えるなら、トップロープクライミングのようなものです。

 登山道がない山 → リード
 一般道       → TR

一旦、リードの面白さを知ると、もうTRは、単純に、練習になってしまいます。

それと同じで、登山道の無い山を知ると、一般道の山歩きは、トレーニングであり、本番ではなくなってしまいます。

私は、今回、瑞牆山、仙丈ヶ岳、甲斐駒に同行しましたが、おばちゃんたちは、40代の標準的な体力の私を凌駕する健脚でした! 体力に脱帽です!!

しかし、すでに本来の山の愉しみを知っている私にとっては、一般道の山は、どんな高い山であれ、トレーニングに過ぎなくなっていることを感じました。 甲斐駒もです・・・まぁ、裏口入学と言われる、北沢峠からの登頂が、かなり岩登りチックだったのは、想定外でしたが・・・。

富士山に他の方と同行したときも感じましたが、本来の登山の愉しみを発見しないまま、登山者としての歴史が積みあがっていくと、結局は、ルートコレクターになるか、体力を積み上げるか、しかなくなります・・・

そうなると、富士山を100回登りました!とか、300名山行きました!とか、登山が本来のところではない部分で評価されざるを得なくなります。

本来、体力と言うのは、おもしろい登山をするための道具であって、体力が目的ではないのです・・・もちろん、体力増進を目的にする登山が合っても構わないわけですが。

本格的な登山への一歩は地図読みとクライミングです。 本格的・・・というと、やはり敷居が高い印象を受けると思いますが、本格的とはいっても、まぁ日本の野山は歩き尽くされていて、登山道でなくても、どうせ道はあるので、心配無用です・・・(笑)

ただ、それでも、地図やコンパスは、建前だけの技術ではなくなります。ロープワークも必要になります。

それに体力も実はクライミングの方が要らなかったりして・・・ クライミングのゲレンデには若者より、高齢者の方が多いです。特にゲレンデは。

本格的な登山を避ける、となると、結局、日本で一番難しい一般登山道のジャンダルムを最終目的にせざるを得なくなります・・・

それは少し残念なことです。 本来の登山の愉しみは、

 自分のオリジナルラインを描く

ということから、スタートするからです。

ルートファインディングとロープワークは登山の両輪です。

(但し、言っておきますが、私は第二の野×〇代選手も、谷〇ケ×も目指していませんから~!大体、誰かを目指したらオリジナルラインじゃなくなるじゃないか・・・

各自、しょぼくても、オリジナル、を目指しましょう!100人100色の山)

≪去年の仙丈ヶ岳の山行記録≫
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/05/blog-post_5.html

一緒に歩きたくない人VSテントを背負っても歩きたい人