Thursday, October 22, 2015

経験を積むにはどうしたらよいか?

■ 幸福を考える

山の師匠について、今日は振り返ります。

実は、望外の幸運に恵まれて、今の私があります。望外の幸運というのは、私はホンモノのベテラン山ヤを見つける才能があるらしい、ということです(笑)。

私が知っている方は皆、実力者揃い!

自分でも驚いているのですが、そのような実力者になぜか導かれ、ここぞというタイミングで出合います・・・きっと目がハートマークになっているに違いありません(笑)。

そうした出会いが、何によってもたらされるのかなぁ・・・と思わないでもなく、ラッキーな人には、それなりの義務があるように感じています。どちらにしても、ともかく感謝しています。

振り返ってみると、知り合った当日から、お慕いしている方に対しては、直感のようなもので、ホンモノだ!と分かっていました。

なんで分かるのか?そこは謎ですが、これまでの出合いをまとめておきます。

■ 成長の軌跡

私は自分に山のスキルが不足していることを自覚しています。

それで、その時その時で不足している技能について、主体的に教えを乞う、ということになるわけです。

大雑把に言って、このような流れで、今まで成長してきています。だいぶ宿題が溜まっているので、宿題消化しないといけないかもしれない。

三上ガイドとの出会い
 ・読図が山の基本であると言うこと 
 ・何はなくともセルフビレイ

師匠
 ・岩の基本 
 ・ルートへ出る基本
 ・アイス基本技術
 ・山では創意工夫が大事であること
 ・登山史の尊重

保科ガイド
 ・アイス入門
 ・アイスクライミングの技術

リーダー講習
 ・夏山机上講習
 ・雪上講習
 ・レスキュー入門
 ・ツエルト泊

無名山塾
 ・雪テント泊
 ・雪中行動

後藤ガイド(沢講習)
 ・沢入門
 ・沢基本

山岳会
 ・スポーツクライミング 
 ・ビレイ
 ・フリークライミング  ちゃんと教わっていない → ちゃんとした講習会に出るべき?

オールラウンドという目で見ると、一通り各科目で、入門は終わり、フリーも岩も沢も経験を積み上げる時期に来ています。雪に関しては、経験はすでに登山年数とのバランス以上にあるようです。

経験を積み上げる時期に入り、困ることは、経験を積むための環境です。私はそれには

 ・自分より上の相手に、技術的に一つ上の課題に連れて行ってもらいつつ
 ・同レベルの相手とレベルにあった場所に行く

の2つのラインが必要だと思っています。

 無雪期 → 困難度を高めた中・上級ルートで限界を伸ばす時期
 雪    → 中級者向けの山で、ステップアップの時期
 岩    → 入門ルートを片っ端から登って経験を積む時期
 フリー  → 右も左も分からない 
 アイス  → 入門ルートを自力で登って経験を積む時期
 沢    → 自力は許されず1級程度の初級ルートを登り込む時期

■ 教えることはできなくても・・・

基本のスタカットなどは、キッカケをもらって以降は、自分で独学して分かるようになりました。

教えてくれる人が、私を特別にたくさん教えたわけではない、と思います。

ラッセルも自分でしたし、読図も自分で覚えたと思います。スタカット(リード・フォロー)もそれだけを考えて、ひと夏過ごしました。

一昔前の、山岳会の新人に、一般的に与えられる教育が10とすれば、私はおそらく、3~4程度しか、受け取っていないと思います。

つまりルーキーとして入社したのではなく、最初から、中途採用です。

習熟させるために何度か同じ手順を練習させる、なんてことは、してもらったことがありません。できていないことをできていないね、と指摘されて後はお終いです。習熟するのは生徒持ちです。

他の山岳会の新人教育の濃さを聞くと、羨ましいなと思います。

新人に必要であろう経験の量的に、私の経験量は、かなり控えめあり、その控えめな中で、高いアウトプットを期待されているような気がしてプレッシャーに感じていることも否めません。

このブログがそう感じさせるのかもしれませんが、専任講師で手取り足取り教えてもらっている、ということではまったくないのです。

むしろ、その逆で、私が教えてもらっている状況は、大概の場合、他の新人さんのついで、程度の扱いです(笑)。

大抵の教える相手にとって、私自身が本命、ではないということです。他の本命新人さんのついで扱い、程度の扱いで教わってきています(笑)。

もし専任講師的な誤解があるとすれば、それは私が、一つの教えを深く掘り下げるから、でしょう。

■ 出会いのまとめ

三つ峠 地図読み
三つ峠追悼登山
楽しいクライミング三つ峠

安全管理が本チャンのキモだということをまなんだ機会

アイスでルートデビュー

本チャンへ行くために何をしたらよいかの検討

いかにして本チャンへ至ったか

御坂山塊の研究

気分が乗らないときは登らないことの重要さ

自分の山を探して研究中
自分の山を探して研究中

■ ワクワクしない活動

 ・自己顕示欲のための登山
 ・山をみない人間中心の登山
 ・人間的堕落を助長するための登山
 ・運よく死ねたらいいなという刹那的登山
 ・愛する人の気を引くためにわざと危険に向かう登山
 ・山の数コレクションのための登山
 ・数値を追う登山
 ・GPSをナビに使う登山
 ・ぺちゃくちゃするための登山
 ・連れション登山
 ・自己陶酔のための登山
 ・山の弱点を突かない登山
 ・人工物を頼りにする登山
 ・腕力さえあれば登れる岩
 ・最初からセンスで勝敗が分かれているようなクライミング
 ・登れっこない場所のクライミング

■ 今の目標

 ・多少空腹でも動けること
 ・多少ストレスがかかった状態でも、適切な判断力を失わないこと
 ・岩登りの基本を身に着けること
 ・適切にプロテクションを設置できるようになること (カム・立木など)
 ・ダブルで適切にロープの流れを作れること
 ・トップロープで登れるところとリードで登れるところの差を埋めること









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