Friday, July 10, 2015

ノーペインは進化しない


失敗や間違いを投げ出さないこと。その事実を認めること。

なぜ間違えたか、正面から検討する率直さを持つこと。

自分の中に生まれた痛みを受け止めるのは、

きわめて勇気のいることですが、じつはその痛みこそが、

人間を前へ進ませる、ポジティブな力となるのです。

                    ―――by 『叶恭子の知のジュエリー12か月』

私は、『ヴァンサンカン』など女性誌をほとんど読まない人でした・・・だから、叶姉妹が登場した時も、「うーん、サプリのイメージキャラ?」くらいの認識しか持っていなかったのですが、叶恭子さんって、自己啓発書も書いていたんですね~。

自分の中に生まれた痛みとはなんでしょうか? 

 失敗や間違いを認める

ということではないでしょうか?

■ 投げ出す

山では失敗はありきたりです。

ビレイを失敗することは、墜落につながります。墜落は、即、事故や怪我、最悪は死につながります。

看過して良い失敗もあれば、看過することで大事につながる失敗もあります。

看過することで大事につながる失敗の一つは、ビレイです。

ビレイは正しくマスターしましょう。

そういえば、この本には、こんなことも書いてありました。

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当然のことながら、

避妊しないでセックスをすれば妊娠します。

幼い子どもだけでなく、

世の中には信じられないことに

大人でもこの当然の事実をわかっていない人が、たくさんいます。

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さしづめ、こんな感じ・・・

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当然のことながら、

出ているロープの長さが、地面とクライマーの距離よりも長ければ、墜落したら、グランドします。

グランドすれば、怪我をしたり、墜死したりします。

一般登山者だけでなく

世の中には信じられないことに

クライマーでもこの当然の事実を分かっていない人がたくさんいます。
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支点の失敗も同じです。

懸垂下降では、失敗が許されないのも同じ理由から。

支点崩壊という大事につながる前に、支点構築についての心構えは、しっかり身に着けておかなければいけません。

山でもっとも大事なことは、命を守ること。 自分の命を軽んじる人は、人の命も軽んじます。

デスウィッシャーが自分で自分の命を粗末に扱うのは勝手ですが、一緒に登っている仲間の命までをも、自分の軽率さのためにリスクに巻き込むのは、看過されて良いことではありません。




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