Tuesday, March 10, 2015

山好きオーナーの店ベルグ

フレンチレストランベルグは、甲府の双葉ICの裏にあるフレンチレストランです。


ベルグのオーナーは、昭和山岳会の出身で、現在は日本山岳会会員。山の本に大変お詳しく、わたしに最初に『北八つ彷徨』を貸してくださった方です。

我が家の最寄高速のICに近いので、山の帰りにちょっと寄って、パンを買って、ついでにオーナーに山の報告をすることが多いですが、山も帰りが遅いと、夫の夕飯に間に合うように帰りたいので、寄らない日もありました。

レストランは、ドイツレストランのルーヴェ、フレンチレストランのベルグ、パン工房のプラテーロの3つ構え。敷地内には大きな欅の木があって、心地よい平和な空気が流れています。

しかし、ちょっと問題が… ベルグでは定期コンサートなどを開催していて、音楽家の卵たちに愛された店でしたが、そうした文化がちょっと下火みたいですね。

世の中の流行が変わり、人々が何に価値を見出し、何にお金を払いたいと思うか、そうしたことがちょっとつかめなくなってきているような感じです。

ときどき、明治〇年開業と言うような老舗のお店もありますが、そうした店は、本当にすごいですね。時代に愛され続ける価値を長らく提供し続けると言うのは、それはもうスゴイ困難なことなのでしょう…

私自身は、山の本に限らず昔から本好きで、次に山小屋に働きに行くときは山書の充実した小屋にしよう!とひそかに思うくらいですが、イマドキ山の本のカフェなんて流行らないんじゃないかと思ったりもします…。儲けにならないんじゃないかしら???

ここはカフェと言ってもあまりカフェっぽくないしなぁ・・・。

図書館に入りびたり、大学時代4年も大学図書館で整理係りをしていたくらいなので、今は山が趣味なことだし、山の本が一堂に集まったカフェがあれば、何時間でも時間がつぶせますが…。

でも、カフェって客が長居することを嫌がる商売なんですよね(^^;)

■ カフェ

でも、山の帰りにはおいしいコーヒーの一杯も飲みたいですね。コンビニじゃ味気ないし。

先日は山の帰りにWorldCafeというカフェに立ち寄りました。

ちょっと家具がちゃちなのは、否めませんでしたが、それなりにインテリアにテーマを設定して頑張っていそうでした。

ただ置いてある本は飾り。

全部本当に読める本だったらいいのに!










■ 山は都会人の趣味

山梨は、気の利いた古書店がないのが残念な点ですが、古書店とかアンティークショップとかって、基本的に都会的なものなので、致し方ありません。

都会的と言えば、登山も実は都会的なもので、田舎の人は、最初から山に囲まれ、山ってものは手を焼かされる対象でしかないので、あんまり山好きはいません。

この方面では、流行は都会からの逆輸入、であり、都会の人を真似する、というのが基本的な流れであると思われます。

ということは、ある意味、都会の流行さえ見ていればいいって意味かもしれませんが・・・。

山書に関しては芦安山岳館と言う隠れお宝スポットがあるのですが、不便な場所にあって、ほとんど利用されないのが残念ですが、それもどうこうしようとしても、詮無いことのような気がします。

山梨にはピオレドール賞を取った人が4人もいて、その上、ガイドをしている人は数人は確実にいるので、それぞれバラバラで協業できないのと物事の根源は一緒のような??

でも、それを考えると、こんな逆境の地で、わたし、良くやってますよね~!

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