Tuesday, November 25, 2014

ワインと山梨

■ ワイナリー巡り

昨日は、ワイナリー巡りをしていました。

甲府に来てすぐの頃、思いもがけず余暇ができたので、ワイナリー巡りを考えたりもしましたが、車で行くと、テイスティングができないので、挫折しました。

今年は、4回連続講座の山梨ワイン講座というのに出ています。山梨学院大学が会場なので、我が家からは歩いて行けるので。

ワインは、色々と、小難しい食品の一つです・・・ 例えば、クラシック音楽とか、山岳写真とか、単純に「アニメが好き」というのとは、全く違う、なんというか”精神的垣根”がありますよね。

それと同じことがワインについては言え、講座の受講は、精神的垣根を超えるのに、とっても助かっています。

今回は、講座で知り合いになった、ワインに詳しい方に案内してもらいました☆ めったにない機会でうれしいです。

■ 記録

集合は勝沼ぶどう駅です。甲府から、410円。

徒歩で、ぶどうの丘、へ。

ぶどうの丘は、有名すぎますが、

1100円で 多くの品種が一日、試飲ができます。

レストランと入浴施設、併設。

次はバスに乗って、原茂ワインへ。バス代300円(①)。

ここはとても好きなレストランがありますが、
少々高いので、特別な時用です。

 かりんの木。

甲府は今、かりんが結実の時期です。

私も近所の木でとれた実で、かりん酒作っています。

もぎとる人がいなくて、カリンの実は道路へ落ちたり、どぶ川に落ちたりして、もったいない!

かりんは、都会では手に入りづらいもの、のひとつでしたが・・・

こちらでは捨てられるようなもの・・・
 山梨のぶどうは、


  • 生食用
  • ぶどう用


の2種類がありますが、基本的には、
生食用が多い。

ブドウの品種も違います。

ワイン品種で有名なのは

甲州 という名前のぶどう品種です。白です。赤は、ベリーA が代表種です。



この 1、2、3と連なっている、小さな山の連続はなんでしょう?面白いなぁ。 

この道祖神は、まるで月見団子を重ねたような形なのですが、このあたりに特徴的な道祖神なのでしょうか?って、そもそも、道祖神って何なのでしょうか?!

こんな石丸様(いしまろ)のレポートを発見しました!

山梨県の珍百景

石丸様
何やまだろう?

快晴!山に行きたい!!!

 再度バスで移動(②)して、蒼龍さんへ。

ここは初めて来ました。

あじろん初しぼり09年、美味しかったなぁ。

あの味は2度と出ないようで、10年はだめでした。

ワインの味も、一合一会。

あじろん、というのは、山梨だけでしか栽培していない、めずらしいぶどう品種です。


 山梨では、受賞ワインを飲むのが良いと思います。

甲州シュールリーは定番、最近は樽もおいしいです。

なんと、焼き鳥池田のおやじさんが亡くなったというニュースを聞いてショック!


 次は徒歩で、メルシャンさんへ。

カジュアル使いしたいレストランもありました。

ここは大手で資本力がありそうです。
 メニュー1000円からある。

ワインをつけて1300円。

山の帰りに良いかと?
 受賞ワインセット 800円。

飲み比べできます。

パスタセット 1000円。

 奥に展示スペースがあります。

昔はセラーとして使っていたそうです。

今は観光施設化しています。
 ワイン、醸造中なのかな?!

デッカイ、タンク・・・
 バス(③)で、再度、老舗、丸藤へ。

ルバイヤートで有名です。

ここは実力派?

1本5000円以上する、高いのを試飲。500円。

特別なワイン、は、飲んでも価値が分からないので、飲みません(^^;)

お食事には価値が分かるので、5000円あったら、食事に掛けるなー。

ワインはカジュアル派ですが・・・ そんな人にも出せる価格で試飲できるのはありがたいです。

ワインも山も、好きになり、頻度が高くなると、一個一個にはそうそうコストを掛けていられない、という点は似ています。

我が家は毎日、ワインか日本酒を飲むので・・・

ワインは今 スペインの リオハ、テンペラニーニョ種を好んで飲んでいます。赤です。安くておいしい。


 これは、まるで中世のお城のようなセラーです。
 これは光っているのは、酒石です。

 ステインドグラスがキレイ・・・

ヨーロッパみたいですね~

スペイン風かな~

 こんな近代施設もありました。
 お次は徒歩で移動。

甲州種の畑です。ブドウの葉っぱが、レンガ色なのが、甲州なのだそうです。

イチョウの葉がきれいでした~

ぎんなんは落ちていなかった・・・

ぎんなんの実でも焼きながら、ワインってのも、良さそうですが。
 ここはルミエールさん。

ワインタクシーが来ていた。

そういうのもあるんですね!
 ふつうにオシャレな開放的な空間です。
 解放的でないのは価格。

カジュアルレストランで、ディナー8200円は私の中にはないな~。

なら、キュイエットに行っちゃうな!
 しかし、大快晴!

紅葉した広葉樹と、植林の針葉樹も緑が、まだらになっています。

空が青く澄んでいる!

秋ですね~

この時期もいいですよね~

夏はちょっと苦手。
 お寺さんかな~ こういうところに立ち寄るのも、歩いて巡るワイナリー巡りならでは、では?
 大きなけやきの木が、すっく、と立っていました。

ケヤキってすぐ大きくなるから、大変ですが、
町中に、こんな木がいっぱいあったら、すてきだろうな~。



 バス(④)で、勝沼醸造さんへ。

初めて来た★

ティスティングを注ぐ担当の、お姉さんが好印象。
 ワイン陳列
 2階は、リーデルのグラスの見本がズラリ。

我が家のグラスもリーデル。


 コルク。世界的に品薄らしいですよね。

登山に持って行くワインは、スクリュートップのをわざわざ選んで探します。

コルク抜きがないと飲めないワインは下界向き。

試飲は6種類で500円と良心的。

 テラスが気持ち良い。

テラスでは、何かをするべきだ。

もったいない場。

チーズとの食べ合わせ会とか?
クロッキー会の会場とか?

あるいはキルティングビーの集まりとか?

なかなか素敵な空間なのになぁ。
 そこそこにバス停へ。(⑤)

バスは地元向けなので、バス停にどこのワイナリーに行けるのか、書いて置いてくれないと、地元ではない人には難しい・・・。

バスが、駅起点でない、というのも、難しくなる原因だ。

バス代も一回300円は、おそらくかなり高額に感じるだろう。何しろ、都会では一日乗車券が800円くらいだから。

今回は、バスに6回乗り、300円×6=1800円。

この出費分で一本ワインを買った方がよいのかもしれない。

 中央葡萄酒。グレースワイナリー。

ここは前に来た時とくらべ、会場が広くなっていた。

タクシーで、ぶどうの丘へ戻る。

1500円ほど。ひとり500円。
 勝沼で作られたワインだけが使えるボトルがある。
 このマークが入っているボトル。

再度バスに乗って、勝沼駅へ(⑥)。

バスが幼稚園のバスのようで可愛らしかった(笑)

一般の市営バスみたいなのを想像していたら違った。

シャトルバスを運行する試みが、ワインツーリズムなのだが、聞くと、赤字なのだそうだ。

2000人近くもいて、バス代に5000円もとって、どうして赤字になるのかなぁ?謎だ。

御坂山岳会で市民バスハイクをすると、バスで100人連れて行っても、だいぶ黒字になる。

イマドキ、ネット上の情報公開料なんて、かぎりなくゼロ円に近いんだし・・・

一体バス代以外の何にお金がかかっているのだろう?

たしかバスは一日借り切って10万円行かないくらいの価格だったけどなぁ。

この日は夕陽がとってもきれいだった☆

塩の山って登れるのなかぁ・・・


山梨は、桃、ぶどう、干し柿、ジュエリー、ワイン、富士山や南アといった山岳、と色々な地域資源があるが、どれもあまり全国的に地位を確立していないと言うか、お隣の長野県に譲っている。

のは、都会人があまりいないからなんだろうな。 マーケティングと言うのは、消費者である、都会人の視野で、地域資源を見ることだ。しかし、地元の人は地元の良さと言うのは、基本的には分からないものだ。

一方で地元の資源が地元にしか知られていないのも、それはそれでよいのではないだろうか?と思った。5000円で、2000人もの人が来てくれたということは、来てくれた人の善意の総量は、1000万円もの規模があるということだ。1千万円の予算で生み出せる幸福の総量は、少なくないはずだ。

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≪本日のコース≫
ぶどうの丘 
原茂ワイン
蒼龍
メルシャン ランチ
ルミエール
丸藤
勝沼醸造
グレースワイナリー
ぶどうの丘



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