Tuesday, September 9, 2014

魅力を失った裏山

■裏山

最近めっきり涼しくなりました。ダニの猛烈な発生と空気中の秋の花粉で、秋の訪れを感じる今日この頃(笑) 今年はダニのパンデミックから免れているな~と思っていたら、やっぱり来ました。

一日一か所はダニに刺され、秋風にくしゃみの発作を起こすので、キンカンティシュが手放せません(^^;) キレイにしていてもさされるのだからなー。

今日は涼しい上に晴れていたので、そろそろ裏山もなんと
か歩けるかもしれないと思い、今日は久しぶりに朝の散策に出てみました。

でもやっぱり裏山はダメでした…

■裏山から見る社会事情

裏山には、甲斐奈神社の本宮があり、下の方はブドウ畑になっています。

南面をまっすぐ突っ切る道は両サイドがぶどう畑でした。そのブドウ畑は素敵な景観を作り出していたのですが、このエリアは放棄された畑が多く、おそらく高齢化と後継者問題を抱えていそうでした。だいぶ長いこと放棄されているような様子。それでも最低限の手間で、雑草だけはかられていました。

しかし、去年のあたりから、太陽光発電の施設が、このあたりの遊休地に入り始め、その半ば放棄されたブドウ畑も、今季はすっかり、ぶどう棚が取り壊され、武骨な鉄パイプが並びました。今からパネルを敷設するところです。

上部の本宮付近は、一足早く、去年そういう設置がされました。が大雪で土台からガタガタになってしまったのです。

以前は、本宮の付近には、過去に植樹したのでしょう、そこだけ梅園になっていて、2月にはピンクや紅白の梅が咲き乱れ、ちょっとした秘密の花園でした。奥には、大きな梅の老木があり、南高梅にも負けないほどの大きな梅の実をつけ、梅の実の季節に大風が吹くと翌日には梅の実を拾いに出かけました。我が家の梅酒はその梅の実から作ったものです。たぶん、あまり手を掛けられていないので、農薬使用はゼロだったのではないかしら?

そんな梅の大木も、太陽光発電パネル設置の折に、見るも無残な姿に枝を切り払われてしまいました。パネルの設置場所とは全く関係の無い、離れた位置にあったにもかかわらず、です。

同じように梅園の梅の木々も刈り取られてしまいました。それはまったくパネルの設置個所とは関係の無い場所にあるにもかかわらず、です。なにか手違いでもあったのでしょうか…。

その代り、立派な御影石で亀をかたどったものが置かれましたが、磨きこまれた石と、書いてあるセリフが全然マッチしておらず、あまり知恵も思慮も深くなさそうで、ただの成金趣味にしか見えないのです。一連の流れ、つまり、古いものを捨て去り、高額なだけで、何の味わいもないオブジェを置くというような姿勢に、品のなさを感じ、そこへ行く魅力を感じられなくなってしまいました。

ホントに品がない… そう思って、この本尊へ続く道、まっすぐに直登する道、を通るのは、少し嫌になっていたのでした。

おりしも時は夏、雑草が小道を覆いかぶさるように生え、まったく快適とは言えない小さな裏山…なので、自然と足が遠のき、裏山散策はここ2か月は最低でも行っていない…。

今日は久しぶりに晴れてさわやかだったので、行ってみたのですが、やっぱり駄目でした。

梅の木があったところは、背丈より高い雑草が生い茂っています。登りの小道は、心なしか、前より雑草の質が悪くなったような?葛などの蔦性のものが目立ちました。葛のようなツルで生えるものは、まず荒れ地を覆う役目をもった植物なのです。つまり以前より荒れてしまったのかな・・・。

こういう経緯を見ると、ある場所の魅力というのは、なんだろうな~と考えずにはいられません。

もう、裏山はまったく魅力的な散策地ではなくなってしまいました・・・

■夏の不調

それにしても、夏の不調に対処する方法を私は見につけなくてはなりません。

夏に体調を崩すのは、一つには朝のスタートがうまく切れない、ということがあります。私は日ごろ朝散歩するのですが、真夏は暑くて、とてもじゃないが、裏山は歩けません。日中は山梨は歩くところではありません。

というわけで、夏はホントに不快な戸外から逃げている、というような感じになっています。

そろそろ裏山もなんとか歩けるかもしれないと思い、今日は久しぶりに朝の散策に出てみたものの、大変不快な藪漕ぎだったし…。

夏の調子の悪さの一つは、朝の散策ができないことだと分かってはいるんですが…なかなか良い代替え案がでませんね。

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