Friday, September 26, 2014

百名山の上手な利用法

■ 百名山の利用法?

前の投稿からの続きで・・・百名山ハンターの人が、山ヤになることはあるのだろうか???

逆に山ヤにとっては、深田百名山も使いようなのだろう。

初めて行く山域の時には、ピークハントか縦走になるのが一般的だ。それは山域の概要がつかめるからだ。

そういう意味で、最初にその山域に取り組む、キッカケの山としては、百名山の1峰を選択するのは、ハズレを引かないという意味でいいのかもしれない。混雑を外してと言う限定つきで、だ。

その山域から、なぜ〇〇山が選ばれ、他の山が選に漏れたのかを発見していったり、ここは深田さんの価値観では漏れるが、自分の価値観ではバッチリ、というものを見つけたりしてもいいかもしれない。

百名山のブームのあおりで、混雑が課題になるのは避けられない。盛夏は避けよう。そういう意味で、深田百名山の中の山は、混雑による減点を喰らうこと必至だ。

八ヶ岳の赤岳は混雑を外そうと思えば、2月8月は、避けなくてならない。

■ 大きな山域には向かない百名山

全国に散らばった山を拾ったから、かもしれないが、深田百名山は、山域の理解にはあまり役立たない。

このことも百名山ハンターが、山を山域の特性という面で捉えず、ピークという点でだけ捉えることにつながり、深みがない、と言われてしまう理由なのだろう。

たとえば、八ヶ岳は深田百名山では、一言、八ヶ岳とあるだけなのは有名な話だ。深田さんに十派ひとからげの乱暴な扱いを受けている八ヶ岳は、私の山行履歴を振り返ると

 権現岳 登頂8回 
 天狗岳 登頂5回
 北横岳 登頂4回
 にゅう 登頂3回
 西岳  登頂3回
 硫黄岳 登頂2回
 赤岳  登頂2回
 阿弥陀 登頂2回
 蓼科山 登頂2回

となっている。大の権現ファンということになり、私の八ヶ岳は赤岳ではなく、権現と天狗だった。

ちなみに、編笠山と横岳には、まだ登っていないので、取りこぼし課題になっている。これは興味が
そそられる理由が特にないから、という理由に寄る。冬の編笠や横岳に通う人はいない。

もし、赤岳に美濃戸から登っただけで、八ヶ岳制覇したという百名山ハンターがいたら、やっぱり「それは違うよ~」って言いたい気持ちになるだろうと思う。

ところが、八ヶ岳の良さを教えて欲しいと言われ、冬山はやらない、と言われたら、やっぱり私は困ってしまう。冬に行くのがよい山だから、八ヶ岳が好きなのだから…。

強いていえば夏なら硫黄岳。本沢温泉があるから。北横も夏も涼しくて良いと思う。

ちなみに南アも同じで、

 鳳凰三山 登頂4回
 北岳   登頂3回 1回敗退
 仙丈ヶ岳 登頂3回
 甲斐駒  登頂2回

となっていて、鳳凰の多いのは、冬に行く山だからだ。

塩見や、赤石など百名山にランクインしている山は、まだこれから。塩見は行きたいと思っていて
ずっと実現していない。夫と行きたいからだ。光・聖は行き損ね中。

この人と一緒に行きたいという人が決まっている山っていうのもいいと思う。その人との初登だからだ。

■ 把握が難しい山

唐突だが、丹沢も八ヶ岳と同じで、深田百名山の中では、大雑把で乱暴な扱いを受けていそうだ。ただ丹沢山とあるだけ。

新日本百名山の方には、蛭ヶ岳が一座入っているだけ。

誰か、丹沢通な人が反論した方がいいんじゃないか?という感じだ。

丹沢は、山域の概念の把握が、やたら難しい。いまだに山域の地図を眺めているけど、取り付くしまなしって感じだ。

山梨からは、御坂山塊、一山超えて行かなくてはならない交通の不利もあり、なかなか足が向かない山域になってしまっている。

私は冬に丹沢の主脈縦走をしたいので、誰か誘ってください☆

というわけで、百名山って利用するのに利用しづらい、っていう確認にしかならなかった・・・(汗)

No comments:

Post a Comment