Wednesday, September 17, 2014

道草の山

■ゆっくり成長しよう?

最近、ちょっと思うのですが、もしかして、あんまり早く成長しないでいいんじゃないか?

山は、プロセスが楽しい。

なんというか、先輩たちの様子を見ていると・・・山での楽しさと登る能力は、そう深く関係がなさそうな気がします。

むしろ、初心者としての新鮮な眼差しで、長く山を愉しめるほうがいいのかも・・・。

6000mくらいのデナリとかアコンカグアとかの超高所登山やビッグウォールなんかも経験したような、ビッグな山ヤさんの手記などを読んでも、膝を痛めたりして、ハードな山に登れなくなってから、「雨の山も楽しめるようになった」などと書いていたりする。

え?それまでは雨の山を美しいと思わなかったの?とこちらが驚いてしまう・・・けれど、どうも、若いクライマーは、野心に心を奪われているので、岩の間に咲く花には、あんまり興味がないものなのかもしれない。

山のご褒美の花や空の美しい景色、立派な木の様子、それに山で出会う動物たち、なども、どちらかというと、登ったという達成感に、かき消される運命にあるようです。

しかし、考えてみると、そういう登り方は私らしくないのかもしれない。 キレイだな~とご褒美にありついていたら、苦しさを忘れて、いつの間にか山頂、っていうのが山なんだからな~。

■混雑を避ける山

一般に山岳会に来る女性っていうのは、夏山の一般ルートで、少々困難な岩稜帯などに連れて行ってほしい・・・という人が多いのかもしれません。

でも私はそんなタイプでは全くありません。 夏山の一般ルートは自分でも歩けるようになってから来た。

とりあえず、そこらへんは山ブームが落ち着いて、槍ヶ岳に登るのに行列3時間待ちなどの人気が解消されてからでいいかな~。どうも、先週末はそんな渋滞だったらしいです。そんな時代は来なかったら、もう一生登らなくてもいいってくらいかもしれません。

富士山に出かけたのも、御坂山岳会なのに富士山を知らなかったら、まずいよな~って思ったからです。

3連休は、どこも大混雑で、北岳バットレスも大渋滞だったみたいです・・・よかった、行かなくて。

私は混雑と渋滞は、大都会でさんざん経験したので。山でまで混雑は・・・。

■ 花

今回の餓鬼岳では、わたしにとっては、2つ目新しい花がありました☆

シラヒゲソウ
シラヒゲソウです。これ日本固有種らしい。花もかわいいが、それより、葉っぱがかわいい。

丸くて、ころんとした葉です。絵に描きたくなりました☆

 はっぱが丸い。

シラヒゲソウは、湿った場所にしか咲かない。


花のどアップ


キツリフネ
ツリフネ、の黄色だから、キツリフネ。



これは前から知っていたけど、トリカブト。なんでこんな形になったんだろう?



この二つは両方とも食べれたけど、どちらかがおいしくて、どちらかがおいしくない。けれど、どっちがどっちか忘れてしまった(笑)

今年は紅葉はハズレみたいで、紅葉になる前に、もう草も樹木も枯れ始めていた。

 夫が頑張って、星空の写真を撮ってくれたみたいです。

満天の星空。

お星さまは撮るのがとても難しい・・・

月が出る時間が遅い夜がチャンス。

だけど、そこまで時間を調べて、出ないので、いつも出たとこ勝負になる。





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