Monday, September 22, 2014

無理のない登山のステップアップの仕方とはなんだろうか?

1回目前三つ
■Aboutのこと

最近改造に取り組んでいて(実は挫折中・・・^^;)、このサイトを説明するAboutというページに、

このサイトは、一般登山者がハイキングからスタートし、雪山登山や初級のアルパインクライミングへ成長するプロセスの記録です。”と書いているのですが、本当にその通りだな~と、昨日6回目の権現にして、初めて無雪期に登り、思いました。

権現日帰りを達成するまでに、実は3年かかったので…(^^;)、私の権現のイメージは、

・標高差1500m
・10時間くらいかかる

2回目
でしたが、無雪期に行ってみると、同じ場所でも、トータル6時間で降りてきてしまいました。下山なんて2時間でした・・・あれ?

ちょっと意外だったので、もう一度記録を見直したのですが、やっぱり積雪期の権現では、ずいぶん苦労を夫と二人で重ねていました。どうぞみなさん勇気づけられてください(^^)。

(ちなみにいきなり雪山で始めたのではなく、雪はGW北八つからステップアップしています)

■記録

1) 1回目の前三ッ 2011年1月9日    前三ッまでで、トータル5時間半
 冬季通行止め 8:00
 天女山山頂  8:20
 1800m石柱 9:30
 2000m標識 9:50 (以降、登山らしい登り道)
 前三ッ頭 11:10
 下山   13:30

 前三つまで3時間10  下り2時間20

2) 2回目 三ッ頭 2011年2月5日  三ッ頭までで トータル6時間
3回目
7:30 天女山登山口入り口
 8:00 天女山
 8:30 天の河原
 10:15 前三つ
 11:05 三つ頭
 11:30 下山開始
 12:30 ランチ(樹林帯のテント泊跡地にて)
 1:30 下山

  前三つまで2時間45 下り2時間

3) 3回目 敗退で前三ッ 2012年1月28日 前三ッまででトータル6時間 
 8:00 登山口
 11:45 前三ッ
 14:00 下山

 前三つまで3時間45 下り2時間15

4) 4回目 三ツ頭 2013年1月27日 前三ッまででトータル6時間半
 7:17 天女山登山口入り口
4回目
7:44 天女山
 8:23 天の河原
 11:40 前三ッ
      ランチ休憩
 12:58 三ッ頭 (奥まで)
 14:28 2000mの道標
 16:31 下山

  前三ツまで 3時間10 下り3時間30

5) 5回目 権現登頂 2013年3月18日 トータル10時間

 07:17 登山口 
 7:36親子石、
 八ヶ岳神社7:56、
 ヘリポート跡10:10、
 木戸口10:18 
5回目
三ツ頭合流点11:37、
 ランチスポット12:00(大休憩20分)

 権現岳山頂13:08

 三ツ頭分岐点 13:41 
 木戸口15:16 
 八ヶ岳神社16:42 
 下山口17:00

三ツ頭まで4時間 山頂まで登り6時間 
下り4時間






6回目の権現
6) 6回目 無雪期  トータル6時間 下り2時間
 天女山7時半
 材木尾根入口 8時半
 前三ツ10時
 山頂11時半
 下山開始12時半
 下山14:30

 前三ツまで3時間 登り4時間 下り2時間

■考察・・・ 無理のない登山の成長

  • 最初の4回は6時間しか歩いていない
  • 登りの速度は毎回変わっていない
  • 下りの速度は多少早くなっているようだ

最初の4回は、一日の行程が無理のない量の6時間で行けるところまで行って、登山を切り上げています。

考えてみると、いつもオフィスワークの人が、たまに運動会などで屋外にいると、どっと疲れたりしませんか?

それと同じで、慣れない人が、山の中にいるのは、それだけで結構疲れるので、最初の間は山の中にいる時間そのものをあんまり長くしないでいたほうがいいかもしれません。

よく見てみると、4回目まで、6時間程度しか山の中におらず、今回の権現登頂と同じ。つまり、同じ時間で歩ける所まで行く、ということです。

  • 疲れない時間で歩ける分だけ歩く
  • 登山頻度を増やす
  • 徐々に長く山にいるようにする
むろん、疲れない登山量は人や年齢でだいぶ違うと思うので、6時間ではなく4時間など、個人で合わせれば良いだけのことだと思います。

■ 他の山行スタイルにも応用できるかも?

この方法論は、本チャン用のマルチピッチでも同じかもしれません。

≪本チャン≫

  • 一日マルチしていて疲れないピッチだけやる 4時間程度? 4~5ピッチ
  • ロープを使う山行頻度を増やす       1か月に一回程度? 
  • 徐々に長いコースに移行する        北岳バットレス? 17ピッチ13時間


≪沢≫

  • 日帰り沢 3時間くらい?
  • 沢山行を増やす 夏は毎週
  • 徐々に長くする 


飛距離を伸ばすのは、充分慣れてから。 尾根で慣れるのに4回かかったら、岩や沢は雪稜より強度が強い登山なので、もっとかかるかもしれません。

10時間もかかった権現日帰りは、実は登山道が未知の登山道で、冒険的で楽しく、気が付いたら山頂にいたのですが、これは3月の気温の寒さが、緩んだときに達成していて、厳冬期だったら、やっぱり三ツ頭敗退だったかもしれません。

  • チャレンジ山行はご褒美多め、条件緩めで

も、良いコツかもしれません。 岩も沢も、同じように時間をかけてステップバイステップで成長しようと思います。

今回、初めて無雪期の権現に行ったのですが、イメージが10時間だったので、6時間の山で、あっけない感じでした。

■ ”私の山” を作る

でも振り返って、権現岳はこうやって段々と、”私の山”になっていったんだな~と思う。なんか、気が付いたら権現はホームベースの山になっていた。

赤岳じゃなくて権現ってところが、わたしらしいのかもしれないな~って思います。

始めて登った八ヶ岳の山も、地味山代表の、西岳だし…。

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