Wednesday, July 2, 2014

メトリウス PAS セルフビレイを何でとるか?

■セルフビレイ

セルフビレイはメインロープで取るのが基本ですが、やっていると分かりますが、

1)片手ですぐセルフがとれる

2)長さ調節がしやすい

3)使っていないとき、邪魔にならない

のが、ポイントです。

■ セルフビレイは何で取るか?

最近、メトリウスPAS を買いました☆ 

最初にセルフビレイ基礎知識をまとめておきます☆

≪セルフビレイの基本≫

1)何はなくともセルフビレイ
2)セルフビレイはメインロープで取るのが基本
3)支点は2点以上から
4)ダイニーマスリングは、結び目を作ると強度が半分に低下
5)ナイロンスリングは、結び目がショックアブゾーバーになる
6)セルフビレイのスリングは、タイインループにつなぐ


というわけで、私はダイニーマを使わずナイロンスリング+環付ビナに結び目を作って、セルフビレイのスリングにすることにしていました。

■ PAS人気

しかし、業界のスタンダードは今PASなのは知っていました。
カラファテでもPASを薦められ、ただお金がなくて買えなかったのです・・・(^^;)

こちらのブログで、ギリギリボーイズの天野さんもPASを薦めています。

私も買いたいとは思っていましたが、

・今のところ、本チャンルートには行かない(行けない)し、
・マルチピッチは体験的ルートのみ
・フリーでしばらく岩に慣れるべき

ということで、買い物リストの後回しに入っていました。しかし、北岳バットレス四尾根が浮上したので考えを変えました(^^)。

■ 基礎知識 スリングの知識

以下はスリングの取説です。 このブログでも何回も出している画像です。

≪スリングの取説から分かること≫

1)スリングタイオフ 16kN
2)2重にすれば   2×22kN 
3)コブを作ると、  12kN
4)2本を連結すると 10kN  (やってはいけない)

5)ペツルのハンガーボルトに直接タイオフしてはいけない(切れるから)
6)支点間の角度が90度以上になるような角度で使ってはいけない。
7)スリングとロープがこすれるような、ローワーダウンをしてはいけない。カラビナを噛ませること。
8)スリングに落ちてはいけない。


初心者は必ず1回は、セルフビレイのスリングに落ちて、ガツンと行ってしまうようです(^^;) 衝撃荷重をりかいしていないとセルフビレイのスリングに落ちたり、ぬんちゃくセルフに落ちたりしてガツンと痛い思いをします。

■ デイジーチェーン

デイジーチェーンは、少し前によくセルフビレイのスリングとして使われていたようですが、これは本来の用途ではないそうです。

基本的に、アブミの距離の調節用のスリングがデイジーチェーンです。

そして、各ループは2kNしか強度がない、そうです。なので、あまりおススメではありません。

使い方をうっかりすると、セルフが全然とれていない!ということになることがよく本に書かれています。

良い映像を先ほどの天野さんのサイトで発見しましたので、ここでも紹介します。

ああ、怖ろしい・・・ というわけで、デイジーチェーンをセルフビレイのスリングに転用することは、没、決定です。


■ PASの利点

PASの利点をまとめておきます。 こちらに取説が出ています。

1)PASの各ループには18kNの強度がある (強度)

2)どのループからもセルフを取ることができる(長さ調節、冗長性)

3)ラッキング時にはコンパクトにまとめることができる 

≪使い方≫
1)タイインループにPASをつなぐ
2)適切な長さにしたPASを分散加重したマスターポイントにクリップし、残ったループを他のポインにクリップする。
















※しっかりしたラッペルアンカーに限り、直接アンカーにクリップする使い方もできる。

















要するにたくさんのスリングが連結なので、独立分散とおなじですね!

この使い方を見ると、環付ビナは2個使っているようです。 メインロープでのセルフを入れるとセルフビレイ3つ?! 

ビレイ点が同じであれば、保険は増えていないので、2個でいいかもしれません。スイングのセルフビレイは基本的にビナは1個で教わりました。

またこの写真の人は、タイインループではなく、ビレイループにPASをセットしていますが、私は講習会ではタイインループにつけるように習いました。 

名前からしても  タイイン(アンザイレンと同義) ループ
            ビレイ(相手のビレイ用) ループ

という意味ではないかと思われますし、この写真の人は、メトリウスの、各パーツが特別に強化されたハーネスを着用しているようです。

■ PASの欠点

カラビナとの相性が悪い

ということです。 スリングのセルフの時はカラビナは動かないように留めておくのが普通ですが、それができません。なんらかのパーツがいるようになりますが、そうすると、ラッキングの時、コンパクトにまとまるというメリットが少なくなるかもしれません。

■ カラビナはオートロック?

こちらの国際山岳ガイドの方は、セルフビレイのカラビナは、スクリューゲートではなく、オートロックを薦めています。

スクリューゲートを締めるのを忘れなければ、どちらでもよいと思いますが、沢での岩登りでギリギリだったときはスクリューゲートが良かったです。ただ、雪稜ではゲートに雪が入ってつかいにくいとも聞きますので、現場の要求に合わせるのが大事ですね。

岩ではとりあえず足場があるところであればどちらでもよいかも?

セルフビレイはとにかくすぐ取れる、ということが大事だと思います。



 しかし、カラビナとスリングだと 2500円くらいで済みますが、PASとオートロックのビナだと、約8000円。 安全とはお高いものですね。

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