Saturday, April 19, 2014

富士山なのに藪漕ぎ!視界50mの宝永山

■ GPSなしで歩けない山

今日は相方と宝永山に行っていました。しかし、なぜか富士山なのに藪漕ぎ(笑)! ヤマレコ。

宝永山は結論から言うと、GPSを持っていない人は行ってはいけない山、です。

地図読みが出来ても、GPSがないと行ってはいけない。のは、宝永山までの登山道って、ルートファインディングできる顕著な地形がないからです(汗)

地図読みできても歩けないっちゅーの!って感じ。

宝永山、水が塚からのルートは大体3つのパートに分けられます。

1)一般登山道~倒木帯
2)倒木帯~御殿庭(下)まで
3)第三火口から上

で、

1)テープ多数。しかし、分岐などがあるので、分岐で違うテープに入ってしまうリスクあり。森。

2)藪漕ぎ。もしくはルーファイシビア系。ピンクテープは倒木帯を超えると存在しない。直径10mくらいの開けた場所を繋ぐ感じに、登山道はあるらしいが・・・相方は下山で道をロスト(笑)

3)林限界を超えるまではルーファイは易しいが、夏の雪渓歩きと同じ。森林限界を超えたら、単純にホワイトアウト。

ともかく御殿庭下から下はピンクテープの嵐ですが、倒木帯に入ってからは、テープ通りに歩くと、基本的に藪漕ぎです。富士山なのに!

そして、御殿庭下から上は、テープなし!! 直径10mくらいの開けた場所と場所をつなぐ感じです。一度も歩いたことがない人だとつらいでしょう。 今日は、相方に鉈目を拾うのを教えてあげました。が、鉈目なんて見ながら、歩く登山なんていつの時代の登山(^^;)?

雪の跡であちこちで自然に樹林が折られて、枝がアチコチで折れているので、もう見分けるのは至難の業。で苦労した割に・・・登っても、完全ホワイトアウト・・・。第一火口分岐で引き返してきました。

今日は終日霧雨で、濡れる日でした。途中でマルチの確認をして帰ってきました☆

 4時起床。5時出発。7時、水が塚のはずが、途中アクセスで迷い、7時半水ヶ塚到着。

結局、出発は7:50でした。

下界でも視界50mってとこ。

林道でも、ライトをつけて運転。富士山は、当然、まったく見えず。

まぁ今日は樹林帯を歩くだけでも意味がある。
 倒木帯で苦労する相棒・・・帰りはラクラクでしたが、登りは苦労させられました。

相方は、なんとアコンカグア経験者なんです♪

強ーいオンナです。ついでにいうと超美人☆

見た目がおしとやかなくせに、中身がガテン系男子なのは男兄弟ばかりだからでしょうか・・・?

彼女のふくらはぎは結構すごいです。ヘラクレス系女子?
 まぁ下の道はこんな感じ。下でも視界がないですが、まぁ森の中なので、問題なし!

ですが、登りは暑く、私は夏のTシャツ一枚・・・

気温は6度くらいのようでした。
 稜線に出ましたが・・・どうよ? 11時半。

ここまで、3時間30分。予想より早い。4時間を予定。

宝永山山頂までは1時間を予定しており、12時に判断をする予定だったが、12時を待つまでもない、この様子。
 視界、やっぱり50m(^^;)・・・
 それでも未練ぽい相方のために・・・・
 こんな証拠写真を(笑) 無理無理~

ホワイトアウト時のコンパスナビゲーションも出来ますが、それは

・滑落の危険がない

場合のみ。

練習済みで、ホントにどうしても必要になった時だけ・・・

こんな日に火口に落ちても、ダサいだけ・・・

滑落しやすい雪質で、すでにスプーンカットも出来ていたくらい。
 その先に進んでいる(フリ)。 いや、今日は撤退当然の日ですなぁ・・・・

まぁ下でわかっていたので、落胆はしていないですが・・・。

やっぱり感満点。

でも、昼ごろになると回復したりするのが山なので・・・来てみたわけですが、まぁ今日はこの稜線歩きはないな。
 
 とりあえず、相方に写真を撮ってもらう。
 黄昏る?相方。 火口の方を向いているはずだが・・・火口ってどこ?な景色・・・











こんなきれいな写真も撮れました☆

少し下でランチし、マルチの練習を小一時間ほど・・・。

やっていたら、すっかり冷えて、手が凍えて、ふたりとも冬グローブだしました。霧雨も上がるどころかどんどん降っていますし・・・。

あとはプチ道迷いをしながら、GPSで軌道修正しつつ、下山はたったか降りて、14:30。

15:00温泉。16:00湯上り。17:00解散。

下山はあっという間です。いつものことだが、登りは体力、下りは体力不要。

■ マルチの練習

マルチの練習ですが、御殿庭下より少し下ったくらいの森林で、

立木にランニングと支点を取りながら

  (シングルピッチで終了点を作るまで) と (懸垂下降) 

をやりました。

ホントは、相方がリードして、降りる、私がリードして降りる、を一回ずつは最低したかったのですが、時間がなくできず・・・さむかった!

マルチの練習をしていたら、男女の登山者が後ろから出現してびっくり!誰もいない山だとおもっていたので! 私たちのトレースを伝って登ってきたそうでした・・・ なぜか藪漕ぎしているトレースを(笑)

面白かったと言ってもらえて良かったです。初心者のようで、二人ともアイゼンをつけていましたが、私たち二人はアイゼンのお世話には今日は一回もならず・・・

今日は、とりあえず、相方がやりたい山をヒアリング出来て良かった☆

まぁ山にはいろんな山があるんだなーと。私は6000mなんて、想像もつかないので、高所登山はまったく射程に入れていませんが・・・そういう山もあるんだな~と思いました。すごいなー! 

わたしはとりあえず、目先の課題をかたずけねば・・・山梨の山を大事に登りたいと思います。お金がかからない登山(笑)。

相方は高所登山の実現のためには、富士山を登るのがいいのかもしれない。

とおもったので、6月に一緒に富士山に行こうかな、と思っています。

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