Sunday, January 19, 2014

十二ヶ岳の岩場

■ 雪は好きだけど岩は・・・だったワタシ 

正直言って、私は岩登りは、モチベーションが持てない登山分野でした。 今回のヤマレコ。

「一体雪と何の関係があるの?」って感じで、どうもいまひとつ情熱に火がつかない・・・。

山登りは好きだけど、クライミングは全然興味がありません・・・(けれども、クライミングをしておくと、一般縦走路で出てくる岩場などは楽勝なのは分かります。 )

そういう私にとっては、アイゼンを履いて登る岩が初めての岩登りのゲレンデデビューになったのは、
もう必然かもしれません(笑)

アイゼン=雪、なので、アイゼンで登るってことなら、意味が分かる(笑)

何しろ私が目指しているのは白い頂き、雪の山。 

というわけで、初の岩ゲレンデデビュー・・・、色々な機会はあったものの、なんとなく、見送っているところだったのですが、今回めでたく十二ヶ岳でのアイゼントレーニングで岩ゲレンデデビューとなりました。

私の写真はないのですが、こんな感じです。アイゼンを履くので、岩場としては易しい岩場です。

■ 十二ヶ岳の岩場で岩デビュー

十二ヶ岳の岩場はこんな岩場です。アプローチは、湖西線、いずみの湯から少し西に進み、十二ヶ岳登山口のほうに折れると、別荘地につながる道があります。奥に駐車場もあります。

アプローチの林道は、ロープが張り巡らされており、結構急でゲレンデまで行くので、ウォーミングアップ終了!って感じです。

ここは初級の岩トレーニングの場として、三ツ峠より易しい場所で、よくガイドが行う岩講習でも利用されているそうで、ロープはガイドさんの張ったもののようです。

今回使った岩場はルンゼの奥のほうのやつで、そこはちょっとクライムダウンがシビアな場所が一カ所ありました。 念のため、フィックスロープを張って通過。

 集まったメンバーは6人。男性5人、女性は私だけです。

私はなんとも間抜けなことにヘルメットを玄関に置き忘れてきてしまいました・・・

岩では落石を避ける為というよりも、自分が落ちたときの保険としてノーヘルがいちばん許されない人=初心者のアタクシ、なのに・・・(--;)

写真はリード中のK村さん。 

 トップロープを3ライン張り、めいめい3つのラインをそれぞれ登りました。

一番左の黄色ラインは難しいので、初心者の私は登らず(自主的に・・・笑)、真ん中の青のラインを2本、右の赤のラインを1本登りました。

アイゼンの爪の先で岩をとらえる練習。



















ローワーダウン中。


開始点のセルフを取るボルトや、終了点、途中の支点なども、すでにボルトやハーケンが売ってあり、クライミングとしては楽にできる場所です。
 下から見ると、易しい壁に見えますが、上からみると、なかなか高い。
 ビレイポイントも、アイスでの滝つぼと違い、狭く、セルフを取っている範囲内でしか動けない。

午後はダブルのロープで2ピッチのマルチを練習。

本来はスタカットはつるべでするのですが、私はまだセカンド専門。

まぁ初回の岩だしな~。私自身恐ろしくてリードできません(笑)。

下りは当然、懸垂下降で。


 これは隣の岩での普通の(つまりクライミングシューズでの)岩登り。

それぞれ1本ずつ。

私も1本登りましたが、右側のカンテ、なんとなく、易しそうだと思ったのですが、さにあらず。

初めて岩で墜ちました(T_T) あな、恐ろしや。
 連れて行ってくれたお二人の、クライミング技術の高さにびっくりした外岩デビューでした。
 帰りは私はいずみの湯に寄り、夕方からは新年会の飲み会に参加し、さらに、お泊りまでして帰ってきました。

お泊りでは山の映画、『アイガー北壁』を見ました(眠…)

翌日はまたとない快晴・・・富士山がまぶしい。

岩登りの日は朝は、甲府が快晴なのに、御坂トンネルを抜けると雪で、道路のセンターラインが見えないほどでびっくりしたくらいだったのに。

こんな晴れなら山に行きたい!という感じ。
南ア方面もすばらしい稜線。

甲斐駒はいつも最初にガスに巻かれれる・・・

















≪今回学んだこと≫

・セルフを掛けるスリングは、皆で共有。

・セルフに体重を預けた状態でビレイするほうが安定する

・ヌンチャク回収は、支点側を外してから、ロープ側を外す

・ダブルの場合は交差させないよう、右のロープ、左のロープを決める

・コールは簡潔に。 紫のロープ⇒青 など。

・ロープの整頓を心がける。

・ロープアップでロープをまとめるときは、最初長く、だんだんと短く振り分け、最初は手前に、後になるほど奥に行くように振り分けると、ジャムりにくい。

・懸垂では一回引いて、ロープを下ろせるのを確認する


≪反省点・課題≫

・ヘルメット忘れ

・ビレイ体制ができてから、登り始めてもらうこと。 一度ビレイを引っ張ってしまいました(汗) ビレイの意味なし。

・ローワーダウンでは、降り終わりはタイト目に出す。緩く出すと尻もちをついてしまう。


とりあえず、楽しいクライミングデーでした。 もう一本くらい登っても良かったかな~。

■ 参考サイト

アプローチが分かる カモGさんの講習会記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-49903.html