Saturday, July 6, 2013

沢とロープワーク復習しています

クライミングのシステムを復習中です。 ロープワーク講習会を主催しましたが、時間が足りず、出来なかった抜けを拾っています。

■ 結び

①シートベント: スリングで簡易ハーネスを作る時の結び方。

ポイント: 輪を通したら、下から上にまわし、手前ではなく向こう側に結び目を作る

②エイトノットによるロープ連結

③スクエアノットでのロープ連結: これは必要かも・・・



最後は左右にオーバーハンドノットで末端処理。 オーバーハンドノットは何気にできない人が多い。

■ 支点の用語

支点についてはまた別途まとめて勉強しようと思っていたため、後回しですが…(リーダーにならないと必要性が薄い技術なので)、これは言葉が混乱しがちだなぁと気が付きました。

言葉がいろいろある・・

確保支点、ビレイポイント、支点、アンカー ・・・・ 全部支点のことなんだけど。

・リードクライマーをビレイするビレイヤーのセルフビレイは、パーティ全体のアンカーとなるものなので、 確実なビレイポイントから取る。

・必ず2点以上から取る。流動分散。独立分散(2本のスリング)。 本によると、流動分散もそんなに信頼性が高いとはいえないらしいのですけど・・・

それより、私はカムに体重を預ける体験をしたいです。

■ 自己脱出

空中からの自己脱出はしましたが、ビレイヤーの自己脱出はやっていませんでした。 

・ビレイヤーの自己脱出: 確保器にロープを仮固定し、荷重されているロープにスリングをプルージックでセットしてビレイポイントにつないだのち、仮固定を解除する。

仮固定は自己脱出で必須の技となりますね。

■ランニング(中間支点)の設置と落下距離の関係

中間支点はリードクライマーに必要な知識なのですが、この際、ちゃんとわかっておくに越したことはないですね。

墜落距離の関係は、図を書いて机上で勉強するのが一番だと思いました。事前に必要な知識。

セカンド以降の登攀での注意事項

落とさない工夫:ランニングビレイ(ヌンチャク)の回収の時は、両方の端のカラビナを同時に外さずに支点側のカラビナだけを外してラックにかけ、その後ロープから外す。

振られる場合は、ランニングはラストが回収する。

・ライニングビレイの架け替えは、下のロープを掛け、その後上のロープを交差しないように外す

・ロープの長さが足りない場合:中間者は、プルージックか登高器で登る。

・プルージックの架け替えは ノットをカラビナに通してから、プルージックスリングをカラビナから外す。
 中間支点はラストが回収し、プルージック登攀の人は回収しない。

■ 固定ロープのプルージック登攀

不安を感じるようなトラバースで固定ロープを張る。プルージックで登る。下の人はロープを軽く引っ張ってやること。

これは一般登山道でも使える技ですね。

■お助け紐

5~10mの8mmロープかテープスリング連結

■懸垂下降の応用技術

・エイト環の仮固定。 (ということは、ATCでの仮固定も調べておくべきか・・・)

・着地点が悪場の場合: 下まで降り切らずできるだけ良いところに着地し、セルフを取る。 



 エイト環の借り固定です。 

 見づらいので シングルでやると、ミュールノットにみたいに 引き出して

 ぐるりと2周させて、カラビナを噛ませる。

≪参考図書≫

両方読んだ方が、よいように思います。



市毛良枝さんのDVDをみると、なんだか自分にも登れそうに思えますが・・・ 私の芦川はこれよりうんと冒険的な沢でした・・・(汗) あんまりロープワークは出てきません。

一番おすすめは、真ん中の最近出たもので、トマの会の方が書いているもの。もう少し書き方が口語でないほうがプロらしいとは思いますが、情報が新しいのが良い点です。

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