Monday, July 1, 2013

今週末は大町の山岳総合センターの夏山講習会(座学)でした

■チームビルディング 

 週末は山岳総合センターの講習会(座学)でした。 

講習会は一般的な座学でしたが、クラスメートの自宅に大勢で宿泊し、最後は彼らと練習用の人工壁で自主練。ロープワークとクライミングをしてみたので、それがチームビルディングという感じで収穫でした。 座学で得る知識と言うよりも、集まる機会を設けること=チームビルディング。
何しろクライミングはパートナーがいないとできないので…。

 ■ 当たり前の内容をいかに楽しく伝えるか?

 座学の方は、本格的な夏山シーズンを前に、一通りの山の常識を叩き込む会、という感じ.

 初日: 山岳遭難、疲労防止、トレーニング法
二日目: 地図読み、夏山気象、


 という内容でした。内容よりもこのフレームワークが重要かな? 内容は、登山三年目の登山者であれば知っていることがほとんどの常識的なことばかりでした。

それにこの講座に参加すること自体が非常識登山者とは一線を画していることを意味するので、内容としてはほとんどの人は知っている常識的な内容ではないかと思いました。

が、こういうことは内容の目新しさに重要さがあるのではないので、難しいですね。

単純なことほど奥が深いので。 

その奥深さを伝えるのは一筋縄ではいかない・・・あの手、この手で、理解を深めることが必要なエリア・・・ 

どうしても人は新しい情報に目が行きがちですが、重要なのは、知識を持っていても活用ができることなんですよね。ま、知識はそもそも知らないことには活用できませんが。 知識として知っている人にとっても、慢心を防ぐ意味から、何度も聞いても良い内容ですが、人間と言うものは既知の情報については注意力が散漫になり眠くなってしまうというのが人の性… 私もそれからは逃れられないわけで、死ぬほど眠かった…(汗)  

さらに、今年は登山ブームを受けて、受講者の人数が倍増したみたいで、そうなると、どんどん棒読みの講義スタイルになり、退屈さは増す一方です。 

今年のGWに遭難して入院していた知人が回復の様子で参加していて、会えたので安堵しました。

 ■ 一方通行の講義から、参加型教授法へ 

教授法というのは、多人数になればなるほど、一方通行になる。一方通行の教授スタイルはイギリス式らしく、オーストラリアの大学ではそんな感じでした。でもアメリカでは、一般的にはディスカッションの参加型が多い。私はグロービスという社会人向けの学校に行っていたことがあるのですが、参加型の教授スタイルが非常に良かったです。学習への強い動機付けになりますしね。 そんなことを思う講義でした。

 ■ 余禄の方が充実 

出かける途中で、松本の好日山荘に寄りましたが、大きな店舗で商品がよく揃っていました。松本にはカモシカもありますが、好日も良い店舗です。 ただ町のど真ん中なので駐車が課題です。10%オフ中だったので、(パルコのカードを作るとさらに5%オフ)、必要だった、クローズドセルのスリーピングマットやオートロックのカラビナなど、ちまちまとした必要なモノを買いました。

本当は、他に数店舗長野の山道具屋を梯子してもいいと思っていたのですが、時間がなく、友人と約束の8時半に大町までは、まだちょっとあったので、近くのボルジムに行くことに。

 行ってみたら、とっても良いボルジムでした。  山梨にはない、都会的な感じ。
Edge and Sofaさん。 受付前の店舗が商品が充実していて良い。

クライミング用品は、山道具屋ではあんまりおいていないので、ジムで買うのがよいのかも・・・。

 いつもぐるーっと易しい課題から準に全部の壁を回ることにしています。 

最後は腕が疲れるので垂壁で。 

おしゃれですねぇ・・・北欧系の照明がなんだかこのジムの決め手ですね。 無かったら、普通のジムになってしまう。 

この形の照明器具は、レクリントというデザイナーが最初です。

しばらく前の北欧ブームで一斉に普及しましたが、今はもうちょっと流行のピークは過ぎた感じ。

  ここは、ボルジムではあったけれども、なかなか商品が揃っていて、良い機会だったので、クライミングシューズを買いました。

スポーツクライミング用。その靴で登ったら、7級の課題が登れました。あら?

その後は大町の田舎で田舎暮らしをしているクラスメートの家に泊まり、最後は本当は登山口前泊で、針ノ木岳に日帰りで登って帰ってこようかと思っていましたが、夕方に雨が降り出したので、予定変更し、人工壁での自主練に参加し、夜に甲府に帰着しました。

友人宅は、かつては大家族が住んだであろう、大きな田舎の家屋でしたが、今は女性が一人で山を眺めながら住む、悠々自適の暮らし。時代ですね。大きな家には、雪かき機も耕運機もついてくる。

玄関だけで都会の一般的なマンションのトイレが3つは設置できそうでした(笑)。都会暮らしは本当にお金がかかり、さらに人間が住む環境じゃない!

 それは田舎がそれだけ豊かだということなんですが、実際にずっと田舎に住み続けている人はそのことは知らないんですよね・・・  

友人は広々としたスペースを持て余しているのではないかと思いましたが、そうでもないそうでした。 

まだまだ都会から逃れた解放感を味わっているのかな・・・    


そして、講義終了後は、クライミングの自主練へ。


 とりあえず、登れました。12m。

 4/6の初回講習会では2mしか登れなかったので、10mの成長。

 でもそれほど困難な壁とは感じませんでした。不思議。











なんか大町の講習会の時はいつも帰りの運転で雨とかなんですよね… 

帰りは座学だったのでそんなに疲れてはいませんでしたが、夜が遅い…

 まぁ 甲府から2時間半ではあるのですが。

 帰ったら、夫がのんびりソファで寝ころんでおり、「お風呂湧いてるよ」

 そんな週末でした。 キタダケソウは今年も見損ねそうです・・・週末 を講習会に費やしたために・・・すでに週の中ごろは大荒れ情報が入っており、山には行けそうにない・・・ 週末はもう花はおしまいでしょうし、別の山が・・・

このところ、本当に忙しいです。

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