Wednesday, June 19, 2013

ムンターの研究2

難しくて、記事を書いても良い出来にならないため、ずっと後回しにしていたムンターの研究…(汗)

もういいかげんプロクラスティネーションはやめにして、やってしまわねば…ということで、えいや!とやっつけます…(はぁため息)

■ムンターヒッチの難しさ

ムンターヒッチの難しさは、基本的に、ロープに結び目を作るのに方向がある…ということだと思います。

そういう意味では、懸垂下降で必要になるムンターヒッチはあまり方向性を考えなくて良いのでラクラク。間違ってもカラビナのほうを架け替えたらよいのです。

ムンターの用途である、

1)引き上げ
2)重いものを下ろす



・降ろされているモノとの方角がある
・カラビナが固定されている

ので、結び目事態はちゃんとできても、カラビナとの方向性があり、向きが違うとロープのほうを訂正しなくてはならない・・・・ちょっと頭がこんがらがっちゃう…いまだに良くわかりません(汗)

出来たり、出来なかったり・・・(汗) 研究するのも、やになった(--;) 出来るけど、なんでできるのかワカンナイ・・・
 
■ 多様な作り方がある結び目

ムンターヒッチの作り方には
 ・アメリカ式
 ・ヨーロッパ式
 ・日本式?簡単として紹介されているもの
 ・指に巻く
 ・両手でメガネを作ってから作る スタンダードなもの

があり、どのやり方でも作れたらいいのですが、重要なのは、両手だけでなく、片手でも作れることです。

またカラビナがオーブンになる事故があることは必須の知識。また、制動がカラビナに巻き付いているだけなので、制動力を増やしたい時の方法、そして、半固定であることから、途中で停止したいい場合の結び目も必要です。

≪ムンターヒッチ これだけは≫
・カラビナの向き(ロープの向き)
・片手で作る
・ダブルムンターヒッチで制動力を増す
・ムンターで下降中の途中停止 ミュールノット (これはこれだけでややこしいので後述)


 これは引き上げです。

自分が引きあがると仮定して、ロープをカラビナに掛けます。

ちなみにこのカラビナはsimond(シモン)のゴリアテというタイプ。

確保器専用のカラビナとして買いました。基本的にハーネスのタイインループに着け、その先に確保器がある、という使用状況を想定して選んだもの。

ソフトウェア業界もだけど、○○システムとか勝手に命名してくれても、その略語がわかんないんだよね

BLCシステムって何の略~?! 

 ↓のほうのロープをねじってカラビナに掛ける。

ムンターはロープがキンクしやすいというのが実感できる・・・

すぐカラビナが回ろうとするんだな。


めがねの基本形を思い出して、閉じる方向にロープを掛けるとデキる。

間違うとただロープがかかるだけか、クローブヒッチかのどちらかになる。
















■ 
 これはなぜだか、反対側にできちゃった例・・・
  制動力を増したい時はループをもう一つ増やす。

 内側に増やさないと制動力は増えない・・・

 これがなぜか外側にできたりもする・・・
外側にループが増えただけの悪い例・・・

 これは懸垂下降時の制動力を増やした例。

外側にもう一回ループができている。とこんな風にほどけた風になる・・・

懸垂下降の時はこれでもよいのらしい。


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