Monday, June 10, 2013

金峰山甲武信縦走 反省

反省点も、例のごとくまとめておきます。

■GPS

まずは、iPhoneのGPSです。 金峰山への登山口付近でソフトバンクが入らず、GPSログ、取れず…
GPSを取る場合は、電話の電波が入る地点で、ログ取りをスタートしないと位置情報が取れないみたいです。せっかく電池も持っていったのに、ただの重しになってしまった。

■お天気

お天気は、しばらく暑かったので、それに少し引っ張られてしまいました。上空に寒気が入ったので、すこし気温が下がったのですが、暑い状況を想定した装備でした。まぁなんともなかったですが、やっぱり高層天気図も読めるようになったほうがいいなと思いました。ヤマテンの天気予報を取っていますが、勉強不足を感じます。ロープワークの方が忙しくて天気の勉強は何度やっても1年たつと忘れてしまう・・・毎年新しく勉強って感じですね。

■ 石楠花

後は、シャクナゲは少し時期が早かったです。あと10日後でよかったかな?

とすると、6月第一週はどこに行くのが適当なのかしら…? うーん。

■ハエ

縦走路は午後になり、気温が上がるとハエが増えていました。虫除けを持っていったけどハエには効果があまりないようでした。

虫対策は、お気に入りの製品ができました。子供向けの虫除けパッチです。これは服に貼るだけで虫が寄ってこないというものですが、シロラネラの香りがよく、とても気分がよいです。ただハエには効果ありません。

■薪

薪を上げたのは良かった!金峰山小屋で、軽食をいただいたのですが、とっても素敵なスパゲッティを小屋の人が作ってくれました☆ すごくお腹が空いていたのでラッキー。

■バテ

 今回はロングルートだったので・・・バテとの戦いには勝利しました(^^v) でも、欲を言えば、初日、少し足を延ばしてもよかったかな?

■水

前回の反省を生かして、今回は水を十分持とうと、
 ・サーモス (500ml)
 ・ペットボトル(500ml)
 ・プラティパス(1.5L)

と2.5Lを持ち歩きました。が・・・もし、朝と夜を水場のないテント地で過ごすことになると、夜の分の食事用の水があと500mlは最低要りますね。欲を言えば1Lは欲しい。

今回はそれもあって、テント地を手前に決めました。安全を見たのです。案の定、朝500ml水をくみました。 結局、それは下山時にも余らせていましたが…。それは結果論。

ちょっと普段の家庭での食事で使う水の量を図って行動中に必要な水と調理に必要な水の当たりをつけておかなくては、と思いました。

■Food

食べ物は、ちょっと多く持っていきすぎましたが、まぁこれは多いのが正解。少ないとバテるし。余るくらいでないと遭難した時、持ちこたえられない。 お湯で戻すタイプのパスタは、お湯を入れすぎて、スープパスタになってしまいました(笑) やっぱり、ちゃんと新しいコッヘルには、メモリを入れておかなくては。

余談ですが、コッヘルが汚れるタイプのメニューには、ちゃんと鍋ふき取りようのフランスパンを持参しなくてはいけませんね(笑)

■ウエアリング

私はすこし薄着過ぎました。 

・ボトムス :ノースの山パン いっちょ
・トップス: キャミ + ショートT(ウール) +ロングスリーブシャツ 
・防寒着: R2ベスト

ボトムはタイツを履かず、夏用の山パンにしたら、ノースのパンツだったのですが、ポケットのところにタグが付いていて足の付け根にあたって気持ち悪く、夜テントでナイフを使ってタグを外しました。このパンツは汗の吸い込みも悪い。夏用のタイツのいいの、ないかな。締め付けるタイプが嫌いなので、もっぱらノースのタイツの薄手を真冬も履いています。

上は、キャミに、ウールのショートT、ロングスリーブのシャツ、それに防寒着はR2のベストにしたのですが、ベストではなくロングスリーブが必要な感じでした。雨の予報だったので、ダウンは避けようと思ってダウンを入れなかったのですよね。化繊のダウン、欲しいのですが、ずっと買っていません。

■スリーピング

夏用のモンベルシュラフ NO3・・・この時期は、化繊でもゴアのシュラフカバーとセットでちょうど良いようです。 今回はあと一枚欲しいな、って感じでした。まぁお酒が入っていたので、寝れましたけど…。このような場合に備えて、カイロを一つ入れておくと保険になりますね。

■ 手ぬぐい

樹林帯の中では、帽子は蒸れます。樹林帯の山は、一番良いのは手ぬぐいを頭に巻く系のです。汗を吸って快適。 

これだと日焼け対策にはなりませんが、日向に出なければOKです。帽子と虫除けネットは持っていったけど使いませんでした。

■ザックの片寄り

40Lクラスのザックでテント泊していたので、パッキングは縦型にしていました。でも、60Lに変更して分かった。縦型パッキングだと重さが偏る。60Lのザックは横幅も大きいので、偏るのです。

初日は縦にパッキングしていたので右肩が変な感じにこってしまいました。パッキングはちょっと研究しておいたほうがよさそうです。


■軽量化

出かけるときは図っていかなかったのですが、帰宅して図ると大体9kgでした。水は500mlくらい残して、つねに2L持っていましたので、大体12kg位だったでしょう。食べ物もありますし。

これくらいの重さなら、あまり足が遅くなることもなく、歩けます。

余談ですが、十文字峠であった山岳会のおばちゃんがザックの軽さにビックリしていました。

でも、本当に今時ザックが重いのは、単純にモノを持ちすぎているからです。特に夏山で。

■速度

縦走路では、ゆっくり歩いている私たちをしり目に、ガンガン飛ばしているおばちゃん達にも会いましたが、体力あるのですが、ザックは背中から離れ、びろーんと高校生のように伸びていた・・・ 石楠花狙いのようでしたが、あんまり考えないで歩いている様子でした。

遠くからでも声が聞こえてウルサイおばちゃん組に「御先へどうぞ」と言っても、素直に先行してくれなかったり、熊鈴をずっとつけている人たちに何組もすれちがったり、でしたが、こういう人たちは、とても足が速い。私たちは長いルートなので、わざとゆっくり行きたいのです。5~6時間で、すぐに安全地帯に飛び込んで「今日は終わり!いい運動した!」ではないので。

山に対する発想が違うのです。写真だって取りたいし、好きなところで景色を見たいし。じっくり山を味わう感じ・・・。

■ コースタイム

今回は、ほぼコースタイム通りに歩きました。特に登りで急ぐとすぐバテます。

登りは、慎重に小さく足を出して、できるだけ、呼吸が乱れないように歩く。ペースは、ゆっくり目を一定のペースで。これは上手にできた気がします。足を小さく置く練習できました。それはもう!うんざりするほど(笑)。

下山の最後の一時間は、ヘッドライトを出したくなかったので、多少大股で少し飛ばしました。普段は下山コースタイムの8割くらいです。それと同じ感じで。まぁ12kgくらいなら重さのうちに入らないので、特に下山なら、飛ばそうと思えば飛ばせるのです。

ただ、日暮れで足元が見づらかったり、長丁場の疲れがあったりするのが下山なので、調子が良くても、緊張感を緩めないでいないと、ほんのちょっとのつまづいて、怪我をしたりしたら、つまらない。

そういえば、下山では鹿を何度か見ました。

■ 出会いと山友達

今回は、ボルダリングジムにいつも一緒に行く友達と初めての、本格的な山行。 ビールを持ってきてもらってしまい悪かった。私は何も持っていかなかったので。

でもお食事など分け合って食べれ、寝るのも快適に寝れ、バテや休憩、歩くペースも、それほど差がなく、気持ちよい山行ができました。

14時間歩くコースなんて、彼女しか一緒に行ってくれそうにないです(笑)

お互いに、すごい山でお互いをデビューした感じ(笑)でした。普通はもう少し小さい山でデビューですからね。

ただ金峰山は黒平のロングルートでも彼女とはご一緒しており、大体様子はお互いに分かっていました。

金峰小屋でも、十文字小屋でも、山好きな人と出会いがあって楽しかったです。特に十文字小屋では、長居しすぎてしまったくらいです。また山好きな人との連携が強まるとうれしいな。

■ 俗化

十文字小屋では、多人数のガイドツアーでのツアー客が入っていましたが、小屋の前でたむろしていたので、通り過ぎる時に「どこから歩いて来たの?」と言われたので「大弛からです」と言ったら、
「知らない」と自慢げに言われました(汗)。

・・・。

山のガイドツアーの広告しか見ないでパッケージツアーに申し込むつもりで、山に来ていると、やっぱりそういう風になりますね。

誰だって初心者の時代がありますから、パッケージツアーに参加するのが悪いことではないのですが、「知らない」のセリフの後のニュアンスが問題です。

おばちゃんが言っていたのは、「知らねー ケッっ!(つまんねーの!)」って意味でした。要するに、自分たちが知っている話題で盛り上がりたかったのに、私たちがおばちゃんたちが知らないところから来たのが気に入らなかったんですね。

でも、つまんねー山やってんのは、パッケージツアーのほうですから・・・(汗) 自分をエンターテイメントしてくれて当然、って態度はちょっといかがなものかと…。なんかこういうツアーの人たち、異様に態度がデカい。お金を払っているのだから、楽しませてもらって当然、という気配バリバリ感じさせます。

■ ひと気のない山

でも、こんな俗化した十文字峠でも、人に会ったのはその時だけ、金峰山の登りでもほぼ山独り占め、
縦走路は結構人がいましたが、それでも静かなものでした。

十文字峠への下りも午後だったから登ってくる人も降りる人もおらず。山は独占状態。

静かな縦走を楽しめ、本当に行って良かったです。 特に縦走は車が二台ないといけないので・・・。


■ 次回への課題

次は、聖・光の縦走です♪ 今回は、かなり成功したので、次回にも生かしたいですね!

同行者常に募集していますので、歩ける方、ご連絡をお待ちしています。

こちらは今回のヤマレコ


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