Saturday, December 15, 2012

あと13mで敗退の雨の蓼科山

■ 今日は蓼科山に行っていました。

今回のヤマレコ

予報は雨。前日の快晴とは打って変わって、気分もどんよりな日です。 

道路の状態は濡れています。

案内板。

でも登山道はラッセル不要。なんともない。

すぐに分岐。登り始める。

最初はアイゼンをつけない。なぜなら、アイゼンをすぐにつけるとあまり足を置く場所について考えないからです。アイゼンが無くても歩けるなら、無しで歩いたほうが歩くことに対する注意力が高まるような気がする。

足をどこに置くか?どこに置くと滑らないか?置く場所の斜度は?置く足の向きは?そういうことを考えるときの頭の使い方は、まるでパソコンがバックグランドでセキュリティソフトを動かしているようなもので、ほかの事を考えながらでも自動的にできるようになるのがいいんだろうと思う。

標識もちゃんと出ていて、道迷いの心配はない。

樹林帯。風は大丈夫です。

道としては前三ツまでの急登を思わせる箇所があり、なんとなく変化に富んでいて好きです。

 幻想的? 結構人は入っていて、下山する人たちとすれ違いました。おじさん、若い人、おじさん、若い3人組。

登りは結構しんどい。

まだまだありますが・・・風も雨もたいしたことはありません。

この坂はシリセードによさそうですね(^^)

 やっと森林限界を超えてきた。

とりあえず一本。

風は強いですが、行き先は明瞭です。

下から吹き上げる風なので、落ちる心配もありません。


ただとても霧が濃くなってきたけど・・・

風は強い。飛ばされそう。ただ進むべき道は分かる。

がこんなに・・・(汗)

敗退決定。

だって足元のトレースも怪しくなってきたので

また次回来ます。

降りると決めたら雪の道はコケテもいたくないので、気安さもあり下山が早いので、もう中腹です。


途中、新しめのテンの糞が。

マイカーだから要らないけど、バスの時刻表。

帰りは定番の小斉の湯です。600円。

■ 撤退ポイント?

今回の課題は、撤退ポイント。

前日にわかっていたことは

・気温が高い。
・風が強い。
・天気が悪い。

山としてわかっていたことは

・結構急
・単独峰で風が強い

気温が高いので、雨だということはみんなから言われていました。が、レインウェアはすぐ出せるようにはしてありましたが、最初から着ることはなく。

というのも、雨はほんの少しでした。

冬のシェルはそもそも防水仕様だし。 暑いだろうというので、一番下のレイヤーに
ファイントラックのドライレイヤーフラッシュドスキン、その上にウールのアンダー、その上にR1フーディ、を重ね、最初はいつものソフトシェルで出発しました。

R1フーディはコレ一枚でバラクラバにもなり、頭も覆えるスグレモノ。これとフーディニを重ねたレイヤリングをパタゴニア神田店のお姉さんに奨められたんですよね、私はすごく冬山で暑いので。

気温は胸元の温度計で2~3度と高い。頭上の樹冠の雪はしずくになって降ってきます。

雪は雨で締まって、冷凍庫の霜もような状態です。そういえば去年もそうだったなぁ。
雨が降ると雪が締まる。

というわけで折角借りたスノーシューは出番がなかったのですが、ラッセルはないほうがラクなので。普通によく踏まれた雪道でした。ところどころ、ヨイショ!という大きな段差があるも、急登と
緩やかな部分を繰り返すのでそう疲労も溜めることがない。

ただ急なのぼりで汗をかくので、いつも来ているパタゴニアのソフトシェルは暑くなり、フーディニに換えたらとても快適でした。そのままフーディニのフードを被って暴風の岩場に。

風は多分風速20m近いはずなのですが・・・とりあえず下から上に吹き上げるので、そんなに危険を感じず足元も見えたのでいけるところまでと進みます。

撤退は

・風に危険を感じたら
・足元が見えなくなったら
・ホワイトアウトしたら

のどれかが決断ポイントだろうと思っていました。 最後2517のポイントで、先が見えなくなったので撤退。 あと13mだったんですが。

まぁ特に登頂にこだわっているわけでないので良しとしましょう。

今回は、手袋がポーラティックの最近新調したのにしたのですが、湿雪には向かないなと思いました。霧のようになった湿度を吸いやすい。気温も高かったのでいつもの100円の手袋のほうが
早く乾いてよかったかも。

靴は最厚手の靴下に中敷まで新調したのですが相変わらずな履き心地でヒールカップは抜けそうですが、これはもう仕様かも・・・。とりあえずつま先で立っても大丈夫なのでもうこれ以上フィット感を追及するのはやめます。

あとはフーディニにはすごく信頼を増しました(笑)

今回は行動食だけで行動したけれど、特に問題もなかったのは、登って帰ってきても10時出発14時半下山口と4時間半の山だからでしょう・・・山頂で敗退を決めたのは、13:00ごろなので、
登りに3時間、下山に1時間半。

蓼科山は思っていたより楽しそうな場所でした。前日に北横岳ロープウェイで北横岳にも行っていましたが、あちらはたったの45分の登りなので・・・蓼科山は新定番にいいカモ・・・。登山口も
車から近いのがいいですしね。



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