Saturday, November 12, 2011

冬用山装備ゲットの日

昨日もちょっといい一日でした☆ 昨日は山ショップ巡りをして、冬の装備を準備☆ 

■ おしゃれな山ウエアならSunday

去年は気がつくのが遅すぎで、甲府ではどこにもちゃんとした冬用の手袋が置いてなかった・・・(><)。

そこで、北岳に登ったときに教えてもらったSundayで冬手袋をGetしました。

 マウンテンイクィイップメント 7980円 手袋は大事ですが色々な価格のものがありすぎてどれがいいんだか…(^^;) とりあえずゴム製はNGということは去年天狗岳でモンベルのオーバーミトンが固くなって分かったので皮製にしてみた。ガイドグローブ。

Sundayはアパレル出身のオーナーがコダワリのセンスで集めた山ウエアとそれにピッタリ合うような普段着がミックスしていて、オシャレな山ウエアを見つけたいときにオススメです。 

ただ登山靴やツエルト、アイゼンなんかのギア類は別のところで買ったほうがいいです。でも、モンチュラも置いていて好感♪ 

ただこんなオシャレな山ウエア屋さんでも・・・女性用より男性用がかわいいです。うーん。

わたしは良くパタゴニアを来ているのですが、パタゴニア、今シーズンのカタログ見ても、やっぱりメンズがかわいい・・・ どんなアウトドアウエアもやっぱりメンズのほうがグッドデザインなんです・・・。特にパンツ類。メーカーさん、早くなんとかして~!

■ 気に入ったものを買おう!

わたしは山ではかっこよくあるべし!と思います。なぜなら~、山ウエアは高いのです~!!!そしてそれはメーカーの怠慢なのです~!

だって機能性が高いからってデザイン性を放置する理由にはならないでしょう。

その辺で買えば3900円のポリエステル製Tシャツ。山用になっただけで倍です~!
そして、山用になったとたんに、カッティングもいい加減・・・とってもダサい。
これは要するにメーカーの怠慢です~! 

シンプルな生活を目指す消費者の行動はシンプルです。

気に入らないモノは要らないモノ。要らないモノは買わない。

というわけで、私なんて山ジャケット一つのために吉祥寺まで出かけて行きました。 
だって数万円のお買い物ですよ~?気合をいれて選ぶべしでしょう。選びそこなったらそれだけドブに捨てるようなもの。

ツエルトは吉祥寺には無かったので、そのときついでに新宿の好日山荘で買いました。

山用品は優れものなのですが、基本的にその優れた性能は、最悪の事態を想定して作ってあるため初心者が行くような、のんびりした山行ではその優れた性能はほぼ”宝の持ち腐れ”状態です。

なので、まさかのときのための低体温症対策に、雨具と下着さえ揃えたら、後はのんびりゆっくり揃えるべし!

山を長くやっている人のサイトを見ると、下着とかホームセンターのでOKとかかいてありますし。山であったガイドさんだってそんなことを言っていました。

■ 夏用ミドルを冬に買う・・・(^^;)

昨日はそれからエルクに寄って、去年の装備を話して、ぴったりの解決案を提案してもらいました。

去年は全体にわたしは蒸れが気になったのです。冬山では汗をかかないように登れ、と言われます。

先日は燕山荘のご主人も、「冬に来るときは汗をかかないペースで登ってください」と力説していました。コースタイム4時間の合戦尾根は7時間かけて登ると汗をかかないのだそうです…そんなにゆっくりかぁ…。

しかし、わたしは日ごろ運動習慣があるので汗が出やすい体質ですぐに汗が・・・。

それで、山の友人に勧められたファイントラックのアンダーを着て前回はそのアンダーの上に化繊の冬用シャツ、その上にソフトシェルで行ったのですが、気温が高かったため大汗。背中に、つとーーーっと汗が流れるため、手ぬぐいを入れることになってしまいました(><) 失敗。

で、優れているはずのそのアンダーの機能はさっぱり発揮されなかったのです。うーんミドルウェアが吸汗性が無かったのかな・・・ で

吸汗&放湿をメインにしたウエアを3つ紹介してもらいました。 3つとも着てみたんだけど一番ラインが綺麗だったのにしました。 コレ。 アークテリクス。 高そうなブランドだと敬遠していましたが、着てみたらラインが絞ってあり、袖筒が細くて、一番カッティングが良い!すっきりしています。大体アンダーなんだからそもそもゆとりなんて必要なし!価格は高いと言っても他のメーカーと数百円しか変わりませんでした。

 Phase SL 7665円


■ 今年は冬山講習に

去年は冬の初心者コースで近いところ・・・今年も継続して、少しずつ体を慣らしつつ
ステップアップしなくては。

振り返ってみると、とっても易しい山ばかり行っています(笑) 
ま、山登りは山梨暮らしを楽しむためにあるんだし、自分達のペースで登るのが
安全対策でもあります。

でも、自立した登山者でいたい&山で命の落し物をしたくはない。 というわけで
時間の都合がつくかぎり、講習会などに参加しています。

天気図とにらめっこで晴れの日専門登山・・・・お天気については去年だいぶ勉強したけれど、勉強しても忘却のスピードが速いので(汗) やっぱりまた勉強しないといけません。

去年は3月の天狗岳まで行きました。(翌週が震災)

そのときお会いしたガイドさんからは、例え晴れの日専門でもストックでは
滑落停止は出来ないのでピッケルを勧められました。うーん・・・。

また先日行った燕山荘でご主人から同じことを言われました。 たしかになぁ・・・。

冬山三か条は

その①汗をかかない
その②防風
その③転ばない

その③転ばない・・・。 雪山で転んだことはまだ無いのですが、たしかに天狗岳の稜線で表面がつるつるのウエアを着ていたら、さぞすべりがよく、ソリのように滑れてしまうだろうなぁと感じました。

コケないためにはストックですが・・・でもコケてしまったらピッケル?

でもピッケルを持っていたからって、滑落停止技術が無かったらただの重い道具(汗)。

ジレンマです…(^^;)

Friday, May 27, 2011

ロープ講習会



昨日は、地元の山道具屋で、ロープ講習会に出てきました。




すっごく出てよかった!




山の世界で、”ロープ”って、もうそれだけで”キケン”という言葉と連想が浮かびます。




私も夫も岩りょう地帯は好きでなく、頂上付近のせいぜい50mだけ。剣や槍なんて、人気と聞いたトタンに行く気持ちゼロ・・・

わたしのもっぱらのフィールドは北八ヶ岳の”ストックで歩ける道”限定です(笑)




ロープが必要 → キケン → 行かない




しかし、三歩さんのようなプロテクニックでなくても、”憧れ?”のロープ。 




そもそも私なんて、ロープ自体をさわったことがないし、なんだか、本格登山というイメージをもかもし出してチン、とお澄まし顔のイメージのロープがちょっと身近になった、という意味で、非常に行ってよかったです。




なんだ、ロープってただのロープじゃん!って感じ(笑)




実は、ホンネは、キャンプデビューをもくろんでいるので、テント張るときに便利な結び方とか教えてもらえるかも? って思っていたんですよね~




ロープの本や、山屋さんの本を読んでいると、本当によく使う結び方って実はとっても少ないらしいし、自分で本をみてやるのは辛気臭い、ということがありました。







■ シリアスなテーマを和やかな雰囲気で




しかし、そんないいヌルイ参加者の期待とは裏腹に、主催者の三上浩文ガイドの持ってきたテーマはシリアス!




「どんな状況でも一番弱っている人を基準に最悪の事態を避けるための技術」 でした・・・!きゃっ!それって緊急事態!




実際に結び方ではなく、カラビナも使って、例えば・・・




・一歩足を踏み外したら奈落の底というような鎖場をロープで確保しながら渡る




・・・(汗) を想定して、一人一人確保され(たつもりで)て簡易ハーネスをカラダに巻いて、歩いてみたり、




・実際、確保されながらの下降で体重をかける体験




をしたり、と盛りだくさんでした!確保してくれる人は汗びっしょり!大変なんだなぁ。










こんな体験ができるなら、ロープ講習会ってより、セルフビレイ体験会!




習った結び方は5つでした。そのうち、絶対覚えてくださいと言われたのは3つ。




1、エイトノット これは普通の結び方を一回ひねっただけ

2、ムンタ (ハーフクローブヒッチ) 

3、もやい結び  ダブルも

4、シートベント 簡易ハーネスを作るため

5、フィッシャーマンズノット。




ロープの結び方は、ちょっとした脳トレ。紙に書いてある図を見ながらやるとちゃんとできますが、それが自分のモノになるにはちょっと思考錯誤というか熟考が必要です。バレエのパの裏をやるときみたいな感じ(笑)




さて私がマスターしたもやい結びを披露しましょう。もやい結びで自分を確保する方法です。




 1、左手にロープの端、右手にロープをもってカラダにかける

 2、左手を右腕とロープの間にくぐらせ、左手首にロープをかけて抜く

 3、右手でその左手のロープの端をとり、右のロープの下からくぐらせる

 4、くぐらせたロープ先端を左手に渡し、その端をもったまま左手首を輪から引き抜く




コレでもやい結び完成。




で、ダブルにするには、




・ロープが抜けた場所から入れる。 




逆になぞるだけです。




多分、ロープを結ぶときには、どっちに端を持つか、輪や結び目を最初に作る時の方向、を決めておくのがポイントみたいです。輪が反対になっただけで、違う結び目になっちゃいますから、最初に決めて置かないと、アレ?となります。アレアレ?となっているときは、たいてい最初に入れた輪の方向が違う・・・




■ コレだけは持っていけ!




困った事態になりそうな山(鎖場やはしごがある山)に行くときはコレだけは持っていけ!というものを挙げてくれまいした。




・120cmのテープスリング テープが縫われて輪になっているもの(簡易ハーネス用)

・60cmのテープスリング

・カラビナ 2個 (安全管付きがベター)




カラビナは閉じるところに引っかかりのないタイプが圧倒的に使いやすいそうです。




カラビナか~一個1000円くらいします。高いんですね~。2個いるのはフィックスロープの結び目に来たとき、カラビナを架け替える瞬間に、確保ゼロの瞬間を1瞬でも作らないため。2個ないと1個抜いている間は確保ゼロになっちゃいます。




でも~ 早速120cmのテープスリング買おうとしたら~ 売っていないよ~(^^;)




でも、多分、行かないけどな~鎖場。私たちは自然に親しむがテーマだし、高い山岩りょう帯、キケンな箇所…そういう血圧の上がりそうなところではなく、血圧が下がりそうなところ専門なので・・・。




もしかしたら、赤岳に登るかもしれないので、そのとき用意するかも? 




帰ったらボーイスカウト出身の夫がすっごく上手にロープを束ねてくれました・・・なんだ・・・(笑)




この講習会は6mmのロープが5mついていました。




ツエルトを張るためのロープ、ちょうど買いたかったのですよね~




もっていても使わない道具、ツエルト、カッパ、にロープが参戦♪

Sunday, May 22, 2011

”日帰り未満登山” の大菩薩嶺



昨日は山梨登山ベテランオススメの大菩薩嶺に行きました。




昨日は甲府市内は視界が悪く、景色はどうかしら?と思いましたが

山の上はすばらしいお天気で、コースも気持ちよく、快適、景色もバツグンでした。




「山はみーんな違うから!」 




そう行って見るまでは、どんな山か分かりません。




大菩薩嶺はそうですね・・・名前に似合わず?(笑) カジュアルな山です。




事実上、てっぺんである賽ノ原には、のんびりとした「行楽ムード」が満点で

お弁当を広げたり、お花見のようにシートを広げてくつろぐ人たちの姿が

点在しています。




山頂あたりはくま笹の草原で、山梨と東京の境なのでしょうか、「東京都水道局」の

文字が・・・ 水源地を大事にしましょうとのことです。そのとおりですね。




山頂にも山小屋(みやげ物屋)があり、手ぶらでも難儀しません。




そこから上がすこし岩場ですが、難しいことはありません。




わたし達は寝坊してしまい、甲府を出たのは9時15分。

それでも、山頂に12時に着き、そして、1時半には下山し4時には自宅でした。




甲府では塩山方面、奥秩父に位置する山です。登山口までのアクセスは

一般道から30分ほど、U字カーブの続くキツイ山道で、九州と比べると

道が細く対向車があるとドッキリはしますがすれ違えます。




いつも思うのですが、山もすごいがこんなところに道路を作った人間もすごいですよね。




9:15 甲府市内初

11時前 長べえ小屋着 駐車

12時ごろ 山頂

12:30  雷岩 → 大菩薩嶺へ

1時すぎごろ 雷岩から唐松尾根沿いに福ちゃん荘へ下山 山菜ざるそば700円

2時ごろ 温泉へ







思い立ったときすぐに出かけられ、危険箇所がなく安心して登れる山。

それでいて、景色が良くて富士山がデカイ!




登山道は整備された登山道もしくは、握りこぶし大のザレ石道です。




この山の森は大変気持ちよく、モミの木が小さな芽を吹いて美しかったです。




この時期には茅が岳ではハエが青春時代真っ盛りでしたが、

大菩薩嶺は頂上が開けているためか、ハエに悩まされることはなかったです。

ただ標高はこっちが高いのでもう少しシーズンが遅いのかもしれません。




オススメ山行案内はこちら。

http://yasu-yamatabi.cocolog-nifty.com/ridgevalley/2010/05/post-20b5.html




帰りは 「大菩薩の湯」という公営の健康センター系の温泉に入りましたが

汗を流すと割り切って、温泉は期待せずに行くこと。塩素臭がします。




県外の人にはむしろ「ほったらかし温泉」もしくは「はやぶさ温泉」を薦めます。

Sunday, May 1, 2011

甲府の登山ショップ


甲府って山梨の中心、山梨は山岳県・・・だから登山用品の店が充実しているかというと・・・
してない・・・(笑)。写真はウチの裏山から見た甲斐駒ケ岳、本日快晴で視界良好。
雨が降って風が強い日の後・・・すなわち雲ひとつない快晴ですね!
このような青空でした・・・
富士山が見えるのもいいけど、私は南アルプスの姿が好き。甲府側からだとほんと垂直に立つ壁みたいに見える。
定番”石井スポーツ”の場所さえ発見するのに1年かかった・・・(汗)のですが、Googleで
”登山用品 甲府”で検索するとヒットするのはほとんど釣具屋さん・・・(笑)

甲府って多分何でもあるのですが、都会から転勤してきた人が都会で町を知ろうと、駅前の
商店街をブラッと歩いていたらユニクロにぶつかるって感覚では何の入手先も分からないんですよね。

店は、わざわざ探して車で出かけて行くもの。ユニクロだって、わざわざロックタウンという
ショッピングエリアまで出かけて行かないと分からない。ロックタウンがあるってことさえ、
車を運転しない主婦には分からない。

来てすぐの頃は知り合いがいないので教えてくれる人も少なくホント大変です。

最近、エルク、という登山用品店があるのを知りました。茶道の講習会に出たら、そこであった人が
店員さんだった。いつか遊びに来てね~ということで、出かけてきました。

ジーノ君買ってよかったなー。車がないと絶対に行けない。

そこで・・・

【知っているかぎりの甲府の登山ショップ比較~】
1.定番 石井スポーツ
甲府登山用品店のリーダー?一応20号線上だが、少々見つけにくい場所にある。
この立地は一体何山登山に有利な立地なのだろう?東京から来た人が降りるICは昭和や一宮・・・どっちからも近くはない。電車の駅からも近くない。
お店は小さくなく大きくない。駐車場は15台くらい?取り揃えは手堅い感じ。探せば輸入メーカーもあるんだけど店全体の雰囲気は昔の山屋さん風の体育会系硬派な感じ。 斜め向かいにデッカイスポーツデポがあるんだけど・・・ 

2.スポーツデポ 
スポーツ用品全般の量販店。安さとカバーするスポーツ種目の広さで対抗する。
でも登山用品はあまり商品数がない。広く浅い顧客層って感じ。

3.エルク http://www.elkinc.co.jp/top.htm
甲府では2番手?ビジネス風に言うならチャンレジャー。パタゴニア製品を取り扱っているので見に行って見た。石井スポーツと同じくらいの店舗面積だけど、こっちのほうが品揃えが若い。
若い人が登山ではなく、洋服としてきるウェア、を見に来る感じ。たしかに都会と違い甲府ではカジュアルウエアの出番が多い。HPはあまりつくりがよくなく、店の感じは分からない。

4.山交
駅前にある老舗デパート4階。メンズフロアの一角でコロンビアとかノースフェイスとか置いている。
無印良品の向かい。デパート自体が年齢層高めの構成ってこともあるが、置いているウエアも登山用品というより、オシャレウエアって感じ。メンズに混じってちょこっとレディースがある。
一緒にミズノとかの肌着や地味なマフラー、手袋などが特化で置いてある感じ。スポーツというより日ごろ野外で働くおじさんの転用用途ご用達?ザックなどは買えない。

5.岡島 
ココは山交より新しいデパート。でもやっぱり年齢層は高め。甲府には高島屋風の百貨店は
ここで2件目だけど、ロフト風とかハンズ風の店がない。スポーツ用品売り場にひっそり登山ウエアも置いているがあまり商売っけがなさそう。誰も声をかけてこないのでじっくり観察できるけど、商品数は少ない。どっちのデパートもゴルフウェアのほうが多いような気がする。ザックなどは買えない。

6.ストローハット http://blog.goo.ne.jp/strawhatgogo
小さい登山ショップ。ニッチャー。HPさえない・・・(汗)ここはツアーがとってもオススメ。ほぼ毎週どこかの山行がある。ここで最初に西岳に登った。その頃は西岳が八ケ岳の山とは知らなかった。

いつも行っているからではないが、小さいだけに商品は厳選してある。ホームセンターで買うと2000円と5000円で2000円を選ぶとハズレ、だが、多分ここで買う2000円のは吟味されていると思う。
ウエアは通好み?ホグロフスやORもちゃんと置いてる。地元焙煎ブランドのコーヒーも飲めて最近はパンも食べれるカフェ併設。名物オヤジさんがいる。

沖縄とかいくと、ダイビングショップがあるけどダイビング用品を店の脇においている。
その山版みたいな感じかもしれない。ツアーに参加するのに必要な道具は一通り揃う。ただツアーは催行人数が少ない(8人)ので急がないとすぐに埋まってしまう。 

閉店しました。

7.つり具の上州屋 http://www.johshuya.co.jp/shop/shop.php?s=143
番外。釣具屋さんなので登山用品はオマケ。でも結構置いてた。つりはじっとしている分寒いので
寒さ対策ではきっとかぶるんだろう・・・山スカートが置いてた。キャンプ用品も多い。ただ軽さは
重視されていなそう。4~5人用のデッカイテントが張ってあって夏を感じた。
このくらいしか登山用品を買える店は知らない・・・もっとあるのかな~?広い意味では、ユニクロも含まれるのなぁ?

■ 2万5千分の1の地図 
登山に使う2万5千分の1の地図は甲府で一番大きい本屋、朗月堂でうっている。岡島のジュンク堂が山本は充実している。駅ビルエクランの書店には置いていない。

■ 本屋
ちなみに、甲府は東京経済圏にあるハズなのに書店砂漠。丸善とか紀伊国屋とか、リブロなどのコンセプト書店はない。

本はどうも本屋というより、スーパーの片隅の書店コーナーで買うもののようだ。古書店もないが、なぜかブックオフは一杯ある。味のある古書店などは都会だけの楽しみのようだ。というワケでビジネス新刊書に関しても、個性派コレクターズ古本に関しても、たまには東京のを見に行かないと用を成さないのだ。

■ 物価
甲府も九州もパチンコ店は一杯あるので時間をもてあましている人はたくさんいそうなのに滞在型書店がないんだなぁ・・・ いつだったか孤高の人を全巻読みたくて、貸し漫画店をチェックしたら、すごくくたびれた本で10巻借りて2000円近くかかり、この価格なら新刊を買ってアマゾンで7掛けで中古で卸すのと変わらない値段になりそうだったので借りるのはやめた。

モノの価格はなんにしても都会とは違うモノサシで動いていて、全般に都会より高い。スーパーですら都会より高い。昨日は久しぶりにマックスバリュー(イオン系)に行って地元スーパーオギノの高さを痛感した(笑)

≪山梨で登山ツアーに参加したくなったら≫ http://blog.goo.ne.jp/osakahensyu05/e/1b4af4dd31320975df33d4fd5f01d74e

Saturday, February 5, 2011

2月厳冬期の三ッ頭・・・真冬の小春日和



■ 真冬の小春日和

先ほど、厳冬期の三ッ頭(2580m)より帰ってきました~!

厳冬期には低山だけ・・・といいつつ、今年は山梨側は雪が少ないらしく、ぜんぜん雪が低山にまで降りてきません・・・。日本海側は大雪なのにね。

ということで、1月9日に登頂を断念して前三ッで帰ってきた三つ頭にリベンジに行きました。三つ頭は権現岳の前座なので権現に登る人が一杯通っています。

本来、権現まで行かず三つ頭でも厳冬期にはちょっとどうかな?という標高なのですが、なにしろ、今日は”3月並”の気温・・・

これは私達にとっては、またとないチャンス!なのではないか?と・・・。

そのチャンスという解釈は大正解でした。なんと1月より雪がなーい!!! 風もなーい!!そして暑ーい!(笑)

1月は冬季通行止め登山口より上は、アスファルトにも10センチくらいの雪があり、今回は無雪・・・つまりスタッドレスなしでも誰でも入れる。


前回は、登山口の木製階段は凍結していましたが、今回は、天女山山頂どころか1700mくらいまで無雪・・・雪好きなのでガッカリ。


前回は雪に覆われていた道は土が露出してむしろ不快な道・・・無論上のほうはフカフカの雪でした。

けっきょく、1月より今回は格段に好条件で登りやすかったのです。

          1月9日    2月5日

登山口        10センチ   無雪

登山口⇔天女山    凍結    ほぼ雪無 アイゼン不用

天女山⇔天の河原   まっしろ   白と土半々


という悲しいまでに雪は溶けてしました・・・いや~いつ溶けたんだろう?

天の河原から上も積雪は格段に減っており、こんなに雪がないのか?とビックリ!

そして今回は2000mを越える付近でも小鳥のさえずりが聞こえるほどの無風。 

日の出前は朝もやにつつまれていたものの、日の出と共にクリアになり、権現岳・赤岳方面は青空にくっきり、

富士山は雲海の上にポッカリ。展望はイマイチでしたが気温は高く、恵まれた日になりました。

遠景は今日はダメでしたが、日差しが温かく、八ケ岳おろしより、日焼けが気になるお天気。


そして予報どおり、午後になると空はうっすらとした雲で覆われ、富士山は姿が空と同化してしまいましたが稜線は相変わらず、ぽかぽか陽気、という、山ランチに最適な、素晴らしい条件に恵まれました。 




結果、この時期に2580mゲット(笑)!っていうか、標高はどうでもいいのですが・・・実はこの前にちょっとした事件があって・・・標高自慢したくなっちゃうんですよね。




■ 馬鹿呼ばわり事件


実は今日、三つ頭に行くと日ごろひいきにしている山屋さんに言ったら、「馬鹿かあードシロウトの登る時期じゃないんだよ。登れても下りは無理。この時期は10本爪!」「あなたの装備では死にます!マイナス20度は越えます!」と山行きを否定されていたんですよねぇ・・・

一応、天気の予想とか、前回の手ごたえとか伝えたのですが、返事は「勝手にしてください」ってなんか・・・(汗)

基本的に心配してくれている、という、ありがたいことだと思うので山から帰ってきましたメールもしましたが、無視・・・(ド汗)

ほんとに大人・・・???ああ、謎!

そんなことをプロに言われては、というので、少々青くなりつつ、最厚手の衣類を着て行ったのですが、気温は予想通り高く、暑すぎて今回は大汗かいてしまいました・・・(^^;)


やっぱり自分の経験と判断のほうを信用しないと行けないと反省。修行が足りませんね。

実際、私達は本当に”ドシロウト”ではあるので(^^;)、プロにそう意見されると無視するのも気が引け(←小心者?いや子供の頃の”良い子”病か?)、対策は打ってから出かけようとする・・・のですが、やっぱり今回は

(プロの意見) < (天気予報&直近の山情報)

自分達で総合的に考えた結果を信頼したほうが良かったようです。

私は寒いかも?と山アンダーのタイツを2枚重ねて行ってしまい(初めて)、暑くて

閉口しました。アンダーだから脱げない・・・それもボトムス・・・

今日は本当に暑くて汗かきまくりでした。


ちなみに下の2つは1月9日の天気図と今日の天気図。

1月9日



2月5日





ずいぶん等高線がのんびりした感じですもんね。やっぱり、山は季節と標高でいっちょ覚えに判断するのではなく、詳細に突っ込んで調べないとダメなのかも?

1月だからOK、2月だからダメ、というのでは”思考停止”・・・。


今日は厳冬期の小春日和でしたが、厳冬期ではなくても厳冬期並みの条件になるときは

おそらく遭難が増えるのでしょう・・・


■ 直近の山の状況はネットに豊富


ホント、最近は山情報、特に最近登ってきた人たちが詳細な山行き感想をブログ等でアップしてくれるので、助かりますよね。


それと天気予報もかなり詳細に分かるようになっているので、今回も私達は午前中だけは晴れるだろう、という予想のもと、いつもより早出して山頂に立ったときには最高に晴れていたのでした(^^v)。

きっと古いタイプの山屋さんはネット情報は馬鹿にしているので最初から見ないでしょう・・・でも、ネットで取れる情報と言っても、山小屋に電話かけて雪の状況を聞くのと変わりありません・・・。ただそれがネットにあって、誰でも見れるだけ・・・。ネットにあるからダメ情報、電話で聞いたから信頼できる、というワケではない。

たしかにネット情報は玉石混交なのですが、そんなの一般社会だって同じですし。

直近の山ブログでは、アイゼンなしで登ってきた人が目立ち、基本的にアイスバーンはない、という情報でした。

私達は前回行っているので、降りれない、というのは、1月の雪と2月の雪では何が違うのか、そこが分かれば、10本爪(あるいは12本)のアイゼンを購入しても良かったのですが、前回もすれ違うほとんどの人がツボ足だったし、そのとき、私達自身は軽アイゼンをつけましたが(持っていても重いだけだし?)無事というか、下りのほうがよっぽど楽に降りてこれたのです・・・。そういう経験があって、超(?)なアドバイスでした・・・。降りれないってどうして?


初心者にとっても、雪道はコケても痛くないということもあって夏道より軽快です。くだりは登りの半分の時間、下手したらそれ以下で降りてこれます。 


まぁ、山はその年の気候条件により色々、雪質も色々なのでしょうね。最悪を知らない私達には計り知れないことです。

気温については・・・(ため息) 私は雪山に行くからには必携と(といいつつ台所用)温度計を持って行っているのですが、今回の三つ頭、気温が高くてビックリでした。

同じ温度計を使って計っているので、比較する分には問題ないと思うのですが、先週行った大菩薩嶺・・・山頂の雷岩では-10℃を指していました。なおかつコンスタントな強風だったので、大菩薩嶺こそ-20℃の世界でした・・・(笑)

あそこは年中誰でも行っていい場所、とされていますけどね。マジで汗かいた後の強風で氷点下10℃はヤバイと思いました。

だから3回もコケても、速度を緩めず必死に下山・・・(笑)

今回は早朝の登山口、1370m地点で0℃。そこから最大-2,3℃まで下がりましたが、標高が上がっても、太陽も照りだすので、気温は理論値どうりに下がらず、結局、三つ頭でもゼロ度でした。 午後に登山口に下りてくると8℃。そりゃ暑いはずと雪が解けているのも納得。 三つ頭は2000m以上で急な箇所がありますが

くだりでコケることもなく・・・雪があると滑らないのです。大股でガンガン下れます。むしろ雪があるほうがいい。


やっぱり今日は季節外れの小春日和・・・三つ頭のような雪崩れの危険のない尾根筋の道を歩くには大チャンスでした!


■ 本日の様子







雪がない登山口・・・・。1月はここは真っ白でした。前回の反省を活かし、今回は7時半着。 ところがすでに登山口はスキマなく車が止まっていました!みんな早い!









天女山は土ばっかり。前回は10センチくらいの薄い雪だったのでここで私だけアイゼンつけました。









今日はお山がハッキリ!編笠山・・・まだ行ったことがない。









甲斐駒ケ岳。






今から行くところの三つ頭。この向こうに権現岳がある。









前三つの稜線・・・雪がない!ここで10時15分。

8割はこんな樹林帯の中の、明るいルンルン道。山登りらしいのは2000mの標識から先でそれまではピクニックのような緩やかな登り道です。









この下は前回の前三つ・・・大違い。











着いた!三つ頭・・・でも雪が少ない!









夫がぜひ、と見たがっていた赤岳。









権現岳と赤岳。近くで見ると度迫力。この日は権現までいく人や降りてきた人とすれ違い、みんなすごいなぁと感心しました。私達はまだ無理・・・怖いからいけない。









権現岳って凹があるねぇ。どこを歩くんだろう?




■ アイゼン要・不要?




アイゼンをつけるタイミングはいつも迷います。ま、持っていても仕方ないので

つければいいのだと思いますが、今回もじっと登山道の足跡を観察していましたが

ずっと靴型が見え、つけない人も多いのだろうと想像できました。




前三つの直前は急登なのですが付近から、アイゼンの歯の跡が見え始め、ああみんな

つけ始めたなぁ・・・と。前回は降りてくる人とずいぶんすれ違いましたが

今回は、権現に行くパーティ3人とおじさん一人が登りで、後は、単独の

男性一人、女性一人とくだりで一緒に。 前歯のアイゼンをつけている人、

スノースパイクの人、色々でした。




あまり急な箇所はないのですよね・・・だからかな?凍ってもいないし。




今回はテント泊の人を見かけました。くだり12:30の辺りでみたのですが

そのとき既にテント張ってた・・・ずいぶん早いですね、貼るの。ま、いいのですが

さぞ夜は寒かろう、と思いました。




シカの足跡や、糞、鹿以外の糞もけっこうあってちょっと怖いですね。どんな

動物と出会えるのかなぁ?熊ではないでしょうけれど・・・




■ 余禄




余禄は温泉と行きたいところですが、公共の湯は塩素の湯・・・であまり快適でないので温泉はあきらめ、今回はそば『月舎』に。おいしかったです。








てんぷらそば(1580円)と鴨せいろ(950円)。




■ 備忘録




7:30 天女山登山口入り口

8:00 天女山

8:30 天の河原

10:15 前三つ

11:05 三つ頭

11:30 下山開始

12:30 ランチ(樹林帯のテント泊跡地にて)

1:30 下山




登り3.5h、くだり2h 含むランチブレイク。




反省点はカップヌードルがぬるい湯で不味かったこと!アルデンテのカップヌードル・・・(汗)




良かったのは行動食。行動食にショートブレッドやオーストラリアの誇るTimTumは

オススメです。今回は気温が高く終始、0℃~-2,3度だったので、確信はありませんが、基本的にバターを使って焼き上げたものはおいしさが温度で変化しないような気がします。




あと、前回の反省を活かし、今回は朝ごはんは餅にしました。餅は偉い!

かなり体力尽きます・・・バテることなく、停止もせず、歩き続けることが

できました。山に行く日の朝ごはんはもう餅に決定です(笑)




装備では手袋が・・・風を通さないオーバーミトンを買って試したみたものの・・・

ゴム部分が硬くなって使えない・・・4200円もしたのに!ちらっと掃除用の

ゴム手袋が色意外はそっくりだな、なんて思ったんですよね。手袋は課題山積ですね。

今日はフリースさえも暑くて半分は素手だったのですが・・・やっぱりこれも

気温にあわせて何種類か想定しておかないといけないのかしら・・・?



Sunday, January 9, 2011

展望の尾根歩きのはずが途中棄権の天女山~三ッ頭


今日は夫が行きたがっていた三ッ頭へ行きました。大体彼が選んでくれるところは正解が多いのです。
さすがもとボーイスカウト。

でも今日は、風が強く、展望も望めず、登頂ならず・・・(^^;) 前三ッ頭で帰ってきちゃいました(汗)。

今回は
・天気予報では午後から下り坂
・予報では強風 (15~18m/s)
・実際の山頂も雲の中 (開始時)
 赤岳・・・お留守らしい(><)

と少々条件は不利。このコース、少々コースタイムが長いんですよね。登り4時間なので、朝は早くから起きなくちゃ!
なのに登山口8時で出遅れたのでなんとなく最初から”うーん”なスタート。
三ッ頭付近は、雲の中・・・。どうでしょう?

登山口には既に多くの車が止まっていました。結構人気の場所なんですね。権現岳がその先に
あるからかな? ただ今日は、登り途中ですれ違った人も展望がないので辞めて帰ってきた人が
多いようでした・・・。トレースがしっかりある、初心者にも歩きやすい道でした。

■ 気圧と貧血

今日は私はなんだか、やけにしんどかった・・・ 普段とは明らかに違うしんどさで、心拍がすぐに上がる。私は普段のジムとかの運動では なかなか心拍数が上がらないのでスポーツ心臓と間違われてしまう低脈拍・低血圧の人なのに・・・。(運動は得意ではありません)
登っている途中は多分”空腹”が原因だと思っていました(笑)。それで夫と喧嘩。だって、下山開始しても、ランチを後伸ばしにするんだもん。風が強いからって。でもそれだと2時間も何も食べれず、彼はもっても私はもたない。

朝あわてて家を出たので、コーヒーにパンひとつと言う軽い食事。私は普段から朝はなかなか
食べ物が喉を通らないので、朝は軽く、10:30くらいに少し食べます。
それが今日はもうすごい風だったので、行動食といえば飴ちゃんのみ・・・。水分補給は甘いアールグレーを。
でも途中でお腹がグウォーと鳴ってきて、ああ腹ペコだな、と思いました。腹ペコにも弱い私。血糖値下がるとつらいんですよね。何か食べないと!のレッドランプでバテたのかな?と思っていましたが、考えてみると、”気圧”もありそう。運動中は、空腹って、あまり感じないことが多いですもんね。 

そういえば、私は子供の頃から天気の下り坂が分かる子だったのです・・・頭痛とかで(--;)

標高1370mから2360mまで登ったので標高差約1000m、天候悪化でもさらに気圧が下がる。
それに貧血気味だったのが加わったのかもしれません。鉄分の錠剤は飲んでいましたが・・・。軽い高山病的な症状だったのですね。立ち止まるより歩き続けたほうがいいよ、なんてアドバイスをしてもらうくらい、休み休み行ってしまった(^^;)

今日は最初から、標高1000mを登ると分かっていたのでもっときちんとした朝ごはんを食べるべきでした。
今、夫はお昼寝ならぬ、夕寝中・・・彼も実はけっこう疲れたようです。彼は空腹には強いタイプなんですけどね。

■ 八ケ岳のお天気は難しい
それにしても、今日は強い風でした。時折吹く突風は都心で言うビル風のつむじ風。急に吹いてくる。
一回風でしりもちついちゃった。北西の風ばかりと思っていたら、南東から吹いてきたの。

強い風という予報は知っていたので防風対策はしていたので寒くはなかったのですが、しっかりついて
いるトレース・・・足跡が風でかき消されている・・・いや、登山道は全体的にくぼんでいるので
分かるのですが、今朝すれちがった人の足跡が少なくとも数名分あるはずなのに、見えなくなっている
ほどの風でした。
9日のはもう見れないので10日の天気予報(http://www.meteotech.net/mountain/yatsu.htmより引用)
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10日:冬型の気圧配置となるが、西から弱まっていく。500hPaで-30℃線は北陸沿岸止まりで上層の気温は次第に上昇傾向。このため、早朝まで風雪となるが、その後は山麓から天気は回復し、稜線でも午前中には晴れてくる。風は南八ヶ岳稜線で日中平均15m/sから18m/sと強いが、中腹以下では次第に弱まる。 警戒事項:強風による転滑落、凍傷
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予報の数値は9日も同じだったので、風速15m~18m。気温は台所にあった100円ショップの温度計を
持って行ったところ、それはちゃんと計れるようで(冷凍庫にいれて確認しました^^)、今日の天の河原-前三ッ頭(大泉口コース上の稜線)は、気温-6℃あたりを指していました。登山口あたりで氷点下くらい。

風が吹くと体感温度が非常に下がるそう、とすると、

-6℃ + -15℃ = 約-20℃ くらい? 

その分、ダイヤモンドダストが見れてきれいでしたし、標高1000m代の中腹エリアでは晴れ間が広がり
雪がキレイでしたが、上はあまり快適とはいえない・・・。樹林帯ならいいけど。 

体感気温の印象の割には、登りが急なせいか温かかった!ずいぶん手前で2人ともフリースは脱ぎました。

八ケ岳ってほんと上と下で天気が全然違いますね。下山中、日焼けもしました。けれど、上のほうは
しっかりガスの中。雲は動く気配もない・・・。
 これは前三ッ頭から三ッ頭方面。暗く寒そう。や~めた
登山中に眺めているかぎりでは、今日の天気では多分、富士山方面や奥秩父方面の山に登っていれば山頂にも雲はなかったようでした。ただ遠くの展望はイマイチ。今日は空気が澄んでいない。風の強い日のあとが狙い目ですよね。11日ころかなぁ?
とりもなおさず、今日学んだのは、「八ケ岳の”おかげで” 八ケ岳東麓以東は いいお天気」。

■ 鳥獣保護林でした

天女山~三ッ頭の森は、鳥獣保護林になってました。 冬のカラマツの森は本当に明るい。たまに針葉樹があると枝に雪を載せていて重そうです。カラマツの木は雪を保たないので明るい、山として見ると坊主頭みたいです(笑)
 前三ッ頭から富士山方面
この森は雪上にいろんな動物のいろんなトレースが一杯見れ、動物達が楽しく暮らす森のイメージでした♪野鳥も天女山の当たりは標高も低いので風も弱まるのか、すこしですが、観察できました。
 誰の足跡かなー?

前にヒュッテのおじさんに言われたのですが、「悪天候のときに行動するのは人間だけ」。
今日はまぁ悪天候とまでは行きませんでしたが、アウトドアが楽しい♪という日では、少なくとも小鳥の視点でみると違うようだった気がするので、サクッと下山して、ランチと温泉を清里で楽しんで帰りました。 

こういうときのために行きたいお食事所と温泉のストックがないとダメですね・・・(笑)

【備忘メモ】
・天女山冬季は1370m地点付近で通行止め。道路脇に10台程度の駐車スペースがある
・ここから天女山までは階段があるコース(すぐ脇)とないコース(道路を少し上がったところ)がある。
・トイレは天女山。大泉駅にもあり。
・階段が無いほうが歩きやすかった。階段があるコースは凍結&階段がじゃま・・・
・天女山への下山は富士山、茅ヶ岳、金峰山、瑞垣山など目の前に眺めつつ下りる展望の道。
・2000mを越える辺りからだんだんと急登に。それまでは明るくなだらかなカラマツの森と笹原で
晴れの日にハイキングしたら、すばらしそう。
【余禄】
・最寄温泉は『パノラマの湯』。『天女の湯』も近所。両方とも公共の湯。パノラマの湯がすごく混んでいたので
今回は天女の湯へ。

【コースタイム】
冬季通行止め 8:00
天女山山頂  8:20
1800m石柱 9:30
2000m標識 9:50 (以降、登山らしい登り道)
前三ッ頭 11:10
下山   13:30

Wednesday, January 5, 2011

カシミール3Dで遊ぶ!


今年のお正月はずいぶん遊びました(^^)。大人2人だけの生活はフットワークも軽くラクですね~。
山には、小さいのを含めると5つも行ってしまった・・・(^^)。

■ カシミール3Dで遊ぶ

私達夫婦はもともと地形を見るのが大好き。地図を見て何時間も楽しめます。そういう人にはカシミールは超便利ソフト。 実は前に立体地図を長野で買ってしまったのですが・・・あれカシミールがあれば要らなかったなぁ。
どこかのサイトでカシミールは使い方が、”めっちゃ分かりにくい”と書いてありました。
でも、マニュアルなしの直感的な操作でも紙よりうんとラクに計測できます。今回行ってきたルートを比較したくなった → チョイ見で物足りない → そこでマニュアルの出番!
少々面倒でもマニュアルを見ながらやらないとメニューの場所が分からない・・・(汗)。大概のソフトはもっと簡単だなぁ・・・。

私はソフトの解説書を書く側だったので慣れているはずですが、メニューを探しても3秒で見つからないと現代人はイラッ!とするので、わかりにくいちゃあ、わかりにくいのですが・・・これはどんなソフトでも一旦操作を覚えるまで仕方ないことなのです・・・。 ソフトを使う前の”イラダチ”は、制作者の思考回路に自分の自然な発想を合わせる痛みなんですね。
PC苦手な人はこれがキライな人が多い・・・そこを何とか無痛にしてあげたい!というのがマニュアルを書く人の思いですが、カンタンに要点を書くと詳細が分からんと言われ、詳細を書くと要点を教えろといわれ、ジレンマ(笑) 私は要点をさらってから詳細派です。使いたいように使えばいいってこと。

カシミール最初は少々てこずる人も多そうですが、基本、素晴らしいソフトだと思います♪感謝! 

★カシミール・・・(利便性を求めないなら)完全無料!
1)本体ソフトは無料だが、地図は必要。
2)マニュアル本を買うと地図がCD-ROMで付属で無料でついてくる。
3)それを買わなくても国土地理院の地図はネット接続があれば無料で利用できる。
4)標高のデータが地図とは別に必要。
5)紙の地図程度のことは、マニュアルを良く読まなくてもできる。
6)地名などの利便性向上のファイルも有志により無料配布されている。

★マニュアル読まずにデキること = 一般のネット地図 + 展望
①地図を表示する (ネット地図と同じマウス操作)
②展望を見る (地図上で右クリックでカシバードを起動し、撮影ボタンを押すだけ♪) 
③断面図を見る (右クリックメニューで断面図を選ぶ)

要するに紙と定規で、「えっと4センチは1キロで・・・」「等高線一本の間は10メートルで・・・」とやっていたことをパソコンで数えてくれる。かなりラクです。

これだけでもDLする価値があると思いますが・・・

さて、それくらいは モノの数分でできるので、マップ上にルートを作って(距離)、断面図で傾斜を確認したい(標高差=傾斜)。

★平面ルート&断面図を作るには?

断面図が出ないので、およっ?と思ったら、標高のデータは別に重ねないといけないらしい・・・

①標高のデータと地図を重ねる  

[編集] → [標高データを重ねる] で標高データを選ぶ。

②ルートを作る。  ← ここで最初に要マニュアル!

右クリック断面図のことは一旦忘れる。[右クリック]→[新規作成]→[登山道] を選択。 
分岐など、ポイントとなる地点でのみシフトキーを押しながらクリック。 
これ以外でやるとむしろ手間が増える・・・。

③登山道の断面図 

登山道を選択し、[右クリック]→[ルートの操作]→[グラフ表示]

この2つの操作で、ほぼ必要なデータは得られます。

★ステップアップ

④登山道を傾斜の緩・急で色分けする。 

歩く道の緩・急(緩やかな坂か急坂か)を知りたい!登山道を色分けしておくと平面図でも分かりやすい。

[表示] → [表示の設定] → [GPS]タブを選ぶ → [トラックルート線表示] で [勾配による色分け]
設定色は好き好きです。私は赤が急、グレーが平坦になるよう設定してみました。工夫により、下りが青、のぼりが赤にもできますよね。下りかのぼりかは向きによるので 緩やかor急かのほうが汎用性が高いと思いますが…。
この4つの操作を覚えれば、ガイドブックと同じくらいの地図情報がカシミールの地図から得られます♪

■ 斜度で色分けできない???

ガイドブックには無い3D表示。これこそカシミールの醍醐味。地形を把握するには上空から見るに限りますね!
私は、最近図書館で借りてきた地図の本、活火山 活断層 赤色立体地図でみる 日本の凸凹">『赤色立体地図で見る日本の凸凹』(技術評論社)がすごかったので、似た設定したいのですが・・・残念。”斜度”つまり勾配による色分け機能は無いよう・・・赤色立体地図は、斜度図の改善版で、急なところほど濃い赤です。直感的に緩急が分かります。

カシミールでは標高での色訳しかできないようなので、標高が高いほど赤にしてみました。
とりあえず、こんな感じです、八ケ岳・・・少しおどろおどろしい?

■ 山タイプ ルート比較 

山を標高と緩急でマトリックスを組むと4つのグループができる。


標高 高い
                  |
   高標高       |   高標高
  緩やか       |    急
      ②         |    ①
                   |
緩やか-------------------- 急
                  |
   低標高       |   低標高
  緩やか       |     急
     ③          |     ④
標高 低い


私達が目指すのはもちろん、タイプ②や③!なだらかな道! ①はもっと慣れてから!④は、①へのトレーニング向き?

タイプ②の代表として北横岳。 ルートにグレーが程よく混じっていて、緩やかな箇所が多いことが分かる。
 断面図もこの通り。
 山は青くしてみた・・・トラバースが多い
④として高川山のルート図と断面図。ルート図はほぼ真っ赤。


断面図も尖がっている。
断面図はメモリの幅を同じにしないと厳密には比較できないのだが・・・とりあえず デフォルトで。
北横岳(スタート標高2233m 距離2km 標高差240m)
vs
高川山(スタート標高450m 2km 標高差500m)
やっぱりタイプ②はラクだな♪ しかし、こんな山ばかり行っては健康維持にはあまり役に立たないかもしれません(笑)