Wednesday, May 7, 2014

GW 山岳遭難のまとめ 2014年

今日はお天気が良く、気分がいいですね♪

今年もたくさん遭難のニュースが流れました…とりあえず、目についたニュースを適当にまとめてみました。

こちらは去年のまとめ。 去年も過去最多と言っていたのですが・・・。

こちらは長野県の週報。この連休中に山の事故で死亡した人は、7日のまとめで全国で少なくとも18人だそうです。

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1)5月6日 奥穂 2件

6日早朝、長野県警松本署に連絡があった。同日午後4時すぎまでに、県警のヘリコプターで8人全員が救助され、5人が松本市内の病院に収容された。福島県郡山市の無職男性(63)が脱水症、山梨県南アルプス市の国家公務員女性(29)が低体温症と診断されたが、8人とも命に別条はないという。

 同署によると、8人は長野県勤労者山岳連盟加盟の山岳会などから集まったメンバーで、3日、14人パーティーで上高地から入山、岳沢周辺で雪上訓練をしていた。5日に8人が南稜から奥穂高岳を目指したが、動けなくなり、岩陰でビバーク(緊急露営)していたという

奥穂高岳の吊尾根でも茨城県の男性(61)が低体温症で動けなくなり、6日朝、県の防災ヘリで救助された。

2)5日 奥穂

岐阜県側では5日午後11時20分ごろ、茨城県の山岳会に所属する男性3人のグループから長野県警などを通じて「道に迷った」と通報があった。岐阜県警が3人を救助したが、2人が死亡した.

3)5日 大山

鳥取・大山で男性4人遭難、ヘリで全員救助
ゴールデンウィーク。各地で山の事故が相次いでいます。ヘリコプターで救助される男性。5日夕方、鳥取県の大山山頂付近で身動きがとれなくなっていた男性グループ4人が6日の朝に救助されました。

4)4日 立山 雄山

富山県内の北アルプス・立山連峰で4日、山岳遭難事故が相次ぎ、2人の死亡が確認された。

 午前9時40分ごろには、富山県の北アルプス雄山の斜面で名古屋市の飲食店経営、田坂繁光さん(60)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、死亡が確認された。山スキー中に滑落したとみられる。

5)4日 折立

 また、同11時10分にも、同町の富士ノ折立(標高2999メートル)付近で女性の登山客が滑落したとの通報があった。ヘリで病院に搬送されたが約3時間後に死亡が確認された。同署によると、関東地方の70代の女性で、約350メートル下に滑落していた。約20人の登山グループとともに3~5日の予定で入山中だったという。上市署によると、4日午前、立山一帯の天気はよかったが、放射冷却現象の影響で雪は硬めで凍っていたという。

6)4日 白馬岳

列島各地で4日、山の遭難が相次ぎ、北アルプスや八ケ岳連峰などで登山客計6人が死亡した。

 長野県の北アルプス白馬岳で4日朝、山梨県甲州市の会社員、鈴木俊雄さん(43)夫妻が遭難しているのを長野県警ヘリコプターが発見。鈴木さんは低体温症で死亡し、妻(46)は病院で治療を受けた。3日に山スキーで山小屋に向かったが、悪天候で引き返す途中だった。

7)4日 八ヶ岳 

 長野、山梨両県にまたがる八ケ岳連峰・赤岳では午後0時40分ごろ、埼玉県川越市の無職、児玉彰夫さん(71)が下山中に尾根から約800メートル滑落、全身を強く打って死亡した。

8)4日 川上岳

 午後2時40分ごろ、岐阜県下呂市の川上岳で岐阜市の会社員、小野木俊章さん(65)が下山中に滑落、死亡した。

9)4日 大山

 午前11時ごろには神奈川県伊勢原市の大山で、同県海老名市の会社員、小山剛司さん(67)と、埼玉県新座市に住む孫の男児(5)が登山道から滑落し、小山さんは死亡、男児は足を骨折した。

10) 4日 富士山

 富士山頂では午後、千葉県船橋市の男性自衛官(23)が火口に転落し心肺停止の状態となった。〔共同〕

11)4日 南ア 黒法師岳

今月4日に浜松市から南アルプスへ登山に向かい、連絡が取れなくなっていた愛知県の男性が、6日昼ごろ登山道の下の沢付近で見つかり、ヘリコプターで救助されました。警察によりますと、足を骨折していますが、命に別状はないということです。

行方が分からなくなっていたのは、愛知県新城市の45歳の会社役員の男性で、4日、浜松市天竜区水窪町から、南アルプスの黒法師岳と丸盆岳に1人で登山に行ったまま連絡が取れなくなっていました。
警察は遭難した可能性があるとみて、消防とともに5日に続いて6日朝から登山道などを中心に捜索を行いました。その結果、正午すぎに登山道の下の沢付近で男性を見つけてヘリコプターで病院に搬送しました。
警察によりますと、左足を骨折していますが命に別状はないということです。

12)3日 黒部五郎岳

3日午後8時半ごろ、北アルプス黒部五郎岳(2840メートル)に山スキーに向かった男女3人が戻ってこないと付近の山小屋が富山南署に届け出た。県警は4日朝からヘリコプターで捜索する。

 同署によると、山スキーに向かったのは東京都の40代の男性を含む男性2人と女性1人で、連絡も取れないという。3日午前7時ごろに富山市有峰にある太郎平小屋を出発していた。県警は小屋と黒部五郎岳の間にある北ノ俣岳(2662メートル)付近で遭難した可能性があるとみている。

 太郎平小屋の関係者によると、3人は午後5時ごろまでに戻ってくるはずだった。

 現場付近の3日の天候は正午ごろにガスがかかったが、ほぼ快晴だった。約2メートルの積雪があるという。(共同)

13) 5日 涸沢岳

5日午前6時15分ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス涸沢(からさわ)岳(標高3110メートル)の標高2200メートル付近で、防衛大学校山岳部の2年生、沢辺元俊さん(19)が約300メートル滑落した。沢辺さんを救助しようとした同部顧問の陸上自衛官、小林剛士さん(29)も約400メートル滑落。通報で駆け付けた県警ヘリコプターと県警山岳警備隊が2人を発見したが、全身打撲などで既に死亡していた。

 県警や防衛大学校によると、一行は山岳部員6人、顧問ら3人の計9人。春合宿で3日に岐阜県側の新穂高温泉から入山し、5日に下山する予定だった。同大学校は対策本部を設置した。

14)5日 飯豊
 山形県小国町の飯豊山(標高2105メートル)本社(おむろ)ノ沢近くでは、山形県警が5日午前、雪の斜面に倒れていた茨城県牛久市、団体職員、中井裕一郎さん(55)を収容。既に死亡していた。4日午後、登山客が中井さんを見つけ、警察に届けていた。現場は標高約1500〜1600メートルで、県警は、中井さんが山スキー中に誤って滑落したとみて調べている。

15) 4日 富士山
 一方、富士山頂付近では4日昼過ぎ、千葉県船橋市薬円台3、陸上自衛隊習志野駐屯地陸士長、菊池健太さん(23)が火口に滑落したと同僚から110番があった。静岡県警によると、同僚らが菊池さんを引き上げたが、心肺停止状態。救助に加わった男性1人も滑落し行方不明。菊池さんは同僚2人とともにスノーボードをしていた。男性は単独で登山中だったとみられる。

16)3日 燕岳

北アルプスに通じる長野県安曇野市の県道では3日夕方、落石があり、登山客など約400人が孤立状態になっています。
 長野県安曇野建設事務所・森田敏彦さん:「6tから8tくらいの岩が落ちている。登山客が下りられる幅を(復旧工事で)確保したい」
 午後6時ごろ、燕岳登山口のある中房温泉から5km下った場所が通れなくなっていると宿泊施設から長野県に連絡がありました。落石は長さ10mにわたって県道をふさいでいて、巻き込まれた人や車はありませんでした。長野県が復旧工事を進めています。

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うーん、4月26、27日の、奥穂の若者と、5月2日の爺が岳のヘリでの救助はあげられていないので、これはほんの氷山の一角のように思われます。

毎年、山の遭難が多いですが・・・自分が当事者にならないためにはどうしたらよいか?と考えてしまいます。

滑落というのは、本来は歩ける場所での滑落が基本的には多いので、実力を多目に見積もらない、
というのが、もっともよい対策と思うのですが・・・

雪の状態などにもよるし、行ってみて、雪が悪くても、そのまま行ってしまうのが人間の弱さであるので・・・

結局突き詰めると、人間的な要因になってしまうのかなぁ・・・。

年を取って単独って言うのはないですね。 人の多い一般道で人の多い時期であれば、単独でも単独になりようがないので、いいと思うのですが、人のいないバリエーションルートで単独はないなぁ。

でも、滑落のリスクは、誰かと登っていても一緒ですね。 

≪その他の遭難に関する考察≫

他山の石としてアブナイ登山を回避する

他山の石として遭難を考察する

登山家の死



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