Thursday, February 28, 2013

日本登山大系のススメ 奥秩父


昨日借りてきた奥秩父の本…奥秩父より『日本登山大系』にハマリそうです!!

『日本登山大系』の8巻は、ちょうど八ヶ岳、奥秩父、中央アルプスが載っているんですが…めっちゃ面白い!

私は山域の概念図が好きなんですよね~。見ているだけで、どこを歩こうかと夢が広がる。


それにしても最近のルートガイド集ってどうして、山域の概念図載せないんでしょう?

尾根と水線が書かれた概念図は見ているだけで、地形のイメージがわいてきます。もちろん、どのピークが他より高いのか、どの尾根が他より展望がいいのか、3Dではないので高さは書かれていないんだけど・・・でもすっごい面白い。

見ていると飽きません(^^)。

だだの黒い太線が歩いてみると、どういうことになるのかばぁ… あの尾根を歩けるんじゃないかしら・・・と思った自分に拍手したくなる…(笑)

■ 基本は”ちょっとそこまで”

私は登山新参者なので、言葉に疎くて、3000m級の雪山の困難なルートを目指すのが”先鋭的登山”と言う風に言われているってことも知りませんでした・・・(^^;)

ギリギリボーイズのみなさんみたいな感じ?でも、登山者がみんなギリギリ…を求めているんじゃないし…。

っていうか、大人になってから、休みの日に「山にボケーっとしたい」いう理由で行く人が”先鋭”なわけないよな~。その価値観で測られても・・・(汗)って感じですよね。

先日は山ガールさんの話題で「しらびそ小屋まで行ってコーヒー飲んで満足って世界なんですよ~」と揶揄したように言われていましたが・・・確かにしらびそ小屋までなら幼稚園児でさえ歩けるコースなので・・・やっぱり大人になったらせめて本沢くらいまでは歩いてもいいかな~と思いますが、体調もあるし、ただ山の空気を味わいたい時もあるし・・・山ガール的なゆとりの山もある時はいいと思うんです。

私が嫌いなのは、ホテルみたいな山小屋を求める感性・・・だって山に来てまで都会のサービスはイラナイと思う。

山に都会がほしいのなら、山で東○インみたいな部屋に泊まって○万円使うより、都会のフォーシーズンズホテルに泊まったほうが良い。あるいはそのお金で海外にでも行っちゃう。

だって山には山の良さがあるから山に行くんだし・・・ 都会では都会の良さを味わい、山では山の良さを味わい、里では里の良さを味わうのがいいんでは?

先日ある登山者の方に「これまで行ったところで、どこが良かったですか?」と聞いたら、北アの小屋を言ってくれたので、どの辺が?と聞いたら「施設が整っていてよかった」っていう話で…(汗)、私は絶対に行くまいと思いました。

でも、同じ北アでも、「○○を歩いていたら沢が見えて、ちょっと興味があったから行ってみたらすごい、いい沢だった~」というセリフを聞くと、途端に行ってみたくなります(笑) 沢に登る技術はないんですが・・・

私は、ただちょっと静かに自然の中を歩きたいんです。誰にも邪魔されず。静かな山を静かに安全に歩きたいだけ。

熊鈴も嫌いだし、人と歩くのも面倒なのでキライです。 だって話に気が行って、景色とか山とか味わい損ねる・・・

一人で歩く山は、音がホントにいいし、とても落ち着きます。 都会になくて、山にあるものの一つは静寂・・・
静かさ・・・ 奥秩父は静かな山っぽいのでとても魅かれます☆ 

見ていたら、なんと家の裏の帯那山から主稜線に乗れるではないですか~(笑) テントと食料を背負って何日も歩くことだってできるはず・・・まぁ体力が許せばですが・・・アパラチアトレイルまで行かなくても・・・・あるじゃん、ここにって感じですね。 

地図で一応裏山が奥秩父の端山だとは思っていましたが・・・なんだか縦走の起点に住んでいるような気分になりました☆


この『日本登山大系 8』は、山梨北部在住の登山者には非常に利用価値が高い本ですね!!

■ 奥秩父おススメルート 

日本登山大系の奥秩父のところには、参考図書に原全教さんの本が載っています。『奥秩父研究』

両方手元にある・・(^^)

私は沢も岩もあまり興味がないので、もっぱら歩いて解決できる道を静かにそして安全に歩きたいのですが
奥秩父を紹介する概説のところで、沢や岩をやるより先に、主稜線の縦走くらいやってみたらどうですか?なんて先鋭的な登山を諫めるような、書き方されています(^^) 

つまり足だけで解決できる道を歩きたい一般登山者に最適! というわけで、この山域の特徴を知るために歩くべきルートは・・・

・金峰山~甲武信岳 主脈  → 分水嶺だから
・瑞垣~小川山 
・国師岳 石楠花新道 → 最高峰の北奥千丈岳を通る
・天狗尾根 → 明るく静か
・戸渡り尾根 → 下山に最適
・十文字峠&雁坂峠 → 峠越えの情緒を味わう
・武信往還~栃本 →”恋愛まっただ中の二人だけで歩けばいいと言うコースではない”ってどういう意味(笑)?
・仙波尾根~和名倉山頂 → ”滝川や大洞川をひそかに狙っている人”向きらしい・・・分かりませんが何時か分かるようになるんでしょうか・・・(笑)

■奥秩父ブロック分け

①水晶山・和名倉山・雲取山周辺  → 特に和名倉山が魅力

②甲武信岳・白泰山・乾徳山周辺 → 沢が魅力

③金峰山・瑞垣・小川山周辺 → 明るい高原の林の奥に花崗岩の岩場

④両神山・二子山周辺 → 異色の存在 岩場 北秩父と呼ばれたこともある





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