Wednesday, May 30, 2012

大人の山ウエアがないって話

昨日は久しぶりにSundayに。ここは甲府ではハイカーズデポ的な品揃えが期待できる、山というよりキャンプとハイキングの店だ。

この店はとってもオシャレなんである。平たく言うと山ガール御用達

私の尊敬するお山の先輩なんて卒倒しちゃうだろうな~(笑)と思う。山ガール向けのパッチワークのスカートなど…アップリケのブラウス…きっと意味が分からなくて、目が点になってしまうに違いない(笑)。

先日、とある雑誌を読んでいたら50代女性の寄稿で、「山ガールが羨ましい。日本人のペラペラの体型にあった重ね着姿は日本にしかないオリジナル性…うんぬん」とあった。

いや違うんだけどね…。山ガールファッションは、70'sのラブ&ピースファッションを模したものなんである。要するにベトナム反戦運動を担ったヒッピーやフラワーチルドレンのファッションを現代にリバイバルしたものだ。

それを山に着て行こうってのは日本オリジナルだけど。そもそも、山に着ていくのではなく、”フェス”に着ていくのだ。フェスが山で開催されるようになっただけ。ともかくこの手のファッションは着ていくところが今まで無かった。

でも、当然ながら、山ヤさんには理解不能だろうな。そりゃそうだ。だって山では服はギヤなのだ。ファッションでもなく政治的意思表明でもなく。

けれど、この店メンズはいい。ちゃんと山用を置いている。だんなの山服は結構ツカエル。

ただ女性ものは…決定的にダメだ。店の問題ではない。メーカーがニーズにあった商品を出していないのだ。

今履いているNorthの山ズボンは腰のところがベルトとザックのウエストベルトが干渉して痛い。
それでもっとライトウェイトで軽い山ズボンを探しているのだが…。そもそもウエストに”プラスチック”のベルトがついているズボンが嫌いだ。ハイウエストも嫌いだ。パンツのライン的には細身でストレッチの効いた履きやすそうなパンツがあったけれど1種類のみ。黒か濃グレー…。蜂が寄ってくるので山では黒はダメ。そしてどちらもピンクの縁取りがしてあって、とても履くには抵抗がありそうだった。40女がピンクの縁取りって…ねぇ。

そう言うと「年なんて関係ないんですよ」と店員さんは気を使って言ってくれるのだけど、正直10代に入る前から、フリルだの縁取りなどは避けて生きてきたんである。むしろ、目標はピンヒールでも背中を曲げずに歩ける後背筋を鍛えるほうなんだ。

…というわけで山ウエアは”大人の女向け”を探すのが大変難しい、という話題でした。

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